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2010年 08月 18日
【301施設の売却完了=総額2221億円に―年金・健保整理機構】
年金保険料などで建設した保養施設の処分を進める独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)は17日、国から指示を受けた301施設すべての売却を完了したと発表した。売却総額は2221億円で、国から譲渡を受けた時点の価格を206億円上回った。 2010年度は収益の一部である892億円を国庫に納付する。累計の納付額は2023億円となる見込み。 (2010/08/17 時事通信) なにやらプラスの利益を出したかのような記事ですが、 同じ事を扱ったニュースでも読売ですと、 【総額1兆4千億、売ったら2千億…年金施設】 (2010/08/18 読売新聞) ということで1,4兆円も使って2200億円という結果です。 たしかかんぽの宿を売るときに「安すぎる」とか言って売るのに反対して、 その後買い手がなくて赤字垂れ流し継続中なんて事もマスゴミさんは報道してませんね。 次は共同通信。 【GDP、年率0・4%成長】 内閣府が16日発表した4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期(1~3月)比0・1%増、年率換算で0・4%増となった。09年7~9月期がマイナスに改定されたため、3四半期(9カ月)連続のプラス成長だった。個人消費の伸び悩みなどを受け、景気拡大ペースが大きく鈍化した。 (2010/08/16 共同通信) 名目GDPが-0.9%という痛い状態に転じた事は一切触れていません。 このままだと菅直人が言っていた年2~3%の成長どころか -4%という情けないオチになりかねないので隠したようです。 共同も時事も多くの新聞社がこの記事を元にして記事を書くか あるいはそのまま載せます。 その多くの記事の元になっている共同と時事自体がお互いに株を持ち合う (電通とも持ち合ってます)という形を取ることで 実質的に民主党擁護のための情報囲い込みの根っこになっています。 GDPの話が出てきたのでついでにこのまま話を引っ張っていこうかと思います。 次の表は今年2月に財務省が発表した今後の予算の試算を こちらで簡単に表にしたものです。 (税外収入は外貨の運用益などです。) ・すでに2月の時点で破綻していた財政健全化政策 いまの民主党のバラマキ政治でいけば平成25年度予算が100兆円に届きます。 高速道路無料化や戸別所得補償の拡大などがあればさらに膨らむ事になります。 この試算が出された2月といえば菅直人が財務大臣を担当しており、 「名目GDPの成長率3%を続けることで2020年にはプライマリバランスが黒字化する」 と発表していた頃です。 この表から単純に3%成長の場合の数字も出せますが、 すでに2月の時点で民主党政府が発表したGDP名目3%成長では 民主党の予算編成ではどうやっても黒字化できません。 (このことは6月16日にも内閣府が発表しています。) つまり、官僚が当時発表していた試算すら頭に入っていなかったのです。 国会ではこのことを全く知らずに強弁していたわけですから、 どれだけ民主党が不勉強であるかもわかると思います。 さらには円高放置、経済対策無しのため、 今年度第一四半期のGDPは0.9%のマイナス成長になっています。 このままではこの表よりもさらに成長が悪化する事は避けられません。 ・どうやっても5兆円は不足 麻生政権の景気対策の効果があって、 平成23年度の税収予測は40.7兆円に上方修正されています。 税外収入と合わせて考えると平成23年度は49.3兆円の不足分が生じます。 彼らは赤字国債を44.3兆円という大甘な枠に広げたにも関わらず、 (それまでの自民党政権の30兆円前後とはえらい違いです。) それでも5兆円は不足しています。 ・事業仕分けで外為特会を使おうとしているが 22年度は外為特会などの「出るであろう利益の前借り」という形で出したり、 麻生政権の景気対策予算を凍結して転用することで10.6兆円を捻出しました。 ところが、外為特会は今の猛烈な円高で大きく目減りしており、 【円高で外為特会赤字10兆円 埋蔵金の捻出難しく】 (2010/08/14 共同通信) とあるとおり民主党がバラマキに使える状況ではありません。 ほとんどドルの形で持っていますから、 いまのように円高を放置し続けるほど損害が広がっていきます。 彼らはこれを事業仕分けで切り取って財源にしようとしているようですが、 すでに22年度予算で「利益の先食い」をやってしまった分も含めて 民主党がこれ以上穴を空けて為替介入資金がしぼむことは 通貨としての円の安定性を大きく失うことになります。 ・成長戦略無き財政戦略 来年度予算に対して 「一律一割カット」 と各省庁に丸投げするという方針を出しました。 最近になって「成長分野に投資」という言葉も使わなくなりました。 そもそもこれから数年~十数年、 何を軸に成長させていくのかというビジョンがありません。 環境税を導入して消費税に上乗せしたい方向で話を進めているようですが、 橋本内閣の時の消費税2%上げですら露骨に景気に悪影響を及ぼし、 増えた税収よりも遙かに多い赤字を作る結果になりました。 不況下での増税はさらなる景気の減速を起こす事は間違いありません。 予算編成を間に合わせようと 「一律一割カット」で官僚に丸投げするわけですが、 このまま単に支出だけを絞れば不況が加速するだけで、 ジリ貧になっていくことは間違い有りません。 それどころか、こうした状況を一切放置して 民主党内では代表選に向けての派閥間の動きが激しくなっており、 国民生活などどうでも良いという姿勢がはっきりしています。 政権交代準備完了などと言っていましたが、 何一つ勉強していなかった上に、 現在でも不勉強であり続けようとしています。 彼らは彼らの支持母体である連合や民団と全く同じ 寄生虫体質ですから当然と言えば当然かもしれません。 このまま政権を握らせあと3回も予算を通されれば 民主党という寄生虫によって受けた傷によって 日本経済は深刻な被害を受けることは間違いないでしょう。 それを修復するのにまた10年20年と必要になります。 そこをまたマスゴミが政権交代と煽って民主党 (どうせ名前だけ変えているでしょうが)にまた政権を・・・と悪循環ですね。 ・・・それまで日本が残っていれば、の話ですけど。 マスゴミは細川内閣時代によってもたらされた失われた10年 この結果をすべて自民党に責任転嫁することで、 当時の細川内閣、つまり現在の民主党に再び政権を取らせたわけですが、 3度同じ事をやれるほど今の日本に余裕はないでしょう。
by ttensan
| 2010-08-18 09:08
| 政治
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