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2009年 10月 16日
小沢は「議員立法の原則禁止」を民主党内へ通達しました。(注1)(注2)
まず、三権分立をはっきりと無視しています、 政府の人間のみが立法を行い、他の議員はこれを追認するだけになります。 国会(立法府)は国民の負託を受けた議員が立法を行う場であり、 この国会の機能を無効にするということです。 また、鳩山由紀夫が人事権は全て小沢に委ねていると発言していることから、 政府の人間も小沢に逆らえません。 つまり、与党議員による議員立法を禁止するということは、 小沢に認められた議員以外は議員としての仕事をさせないということです。 これは小沢による独裁以外の何者でもありません。 小沢がこの3年ほどの間ずっと言い続けて来た 「民主主義を定着させる」 というのが完全な嘘だった事をはっきりさせたことになります。 そのため、小沢が民主党に合流するために取り入って利用した 横路孝弘議員が非難しています。(注3) 小沢はかつて経世会の後継争いのときに 参議院の経世会所属議員を無視して衆議院側だけ買収工作を進めました。 結果として参議院側の経世会所属議員の猛反発によって 絶対に勝つと思われていた経世会の後継争いにまさかの逆転負けを喫しました。 金丸ー小沢体制でやっていた独裁が続かなくなり、 権力を欲する小沢は自民党を割って連立内閣を作りました。 しかし、連立内閣では村山富市はボンクラだとナメて 連立与党の中で社会党抜きの統一会派作りに動きました。 国民福祉税7%を発表させて非難を浴びていた事もあり、 村山社会党は小沢に反旗を翻し連立を離脱しました。 そしてわずか64日という現憲法上で 在任期間ワーストという不名誉とともに 羽田内閣が総辞職することになりました。 さすがにいくら民主党で140人という圧倒的大派閥を率いているとはいえ、 小沢派は小沢チルドレンばかりで 政治に関する能力は小沢を筆頭に素人の集団です。 党支部の職員の多くが旧社会党系であったり、 小沢自身も旧社会党の組織票を最もアテにしている都合上、 今回は横路のこの発言を無視できませんでした。 この横路議員の発言を知るとあわてて 「政府が与党のものでないという意識に立つと、おかしいとなるが、旧来の考え方だ。議院内閣制では政府と与党は一体だ」 と反論しました。(注4) この反論がいかにおかしいかわざわざ説明する必要もないと思います。 考え方が古いとかそういう問題ではありません。 与党と内閣が一体だというのも無理矢理な話です。 小沢はすでに今度の臨時国会で代表質問を行わない事を決めています。 これはつまり 「内閣に全ての権力を集中させ、国会での議論の必要はない」 という事です。 まぁ、小沢自身は単に「国会に出たくないから」だと思いますけどね。 小沢が目指している物は間違いなく 民主主義とはまったく正反対にあるものです。 これが独裁だのファッショだの暴走だの言われないのですから、 日本のマスコミはマスゴミと言われるんですけどね。 仮に自民党が同じ事をやっていたら失脚するまで叩き続けるでしょう。 なにせ小泉の時は筑紫哲也に至っては「小泉流を問う」 などとしてニュース番組にも関わらずニュースを流さずに 番組の時間全てを小泉バッシングに使って一ヶ月以上もこの特集を続けました。 小沢がやっていることこそ本当の独裁、暴走なのですから、 権力の暴走を止めるためにあるのならマスゴミは 小沢の心臓が止まるほどまで追い詰める義務があります。 それをやらないのですから、 マスゴミに存在価値は微塵もありません。 注1:【民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知】 2009年9月19日3時1分 朝日新聞 民主党は18日、政府・与党の二元的意思決定を一元化するため、議員立法は原則禁止し、法案提出は原則、政府提案に限ることを決め、同党所属の全国会議員に通知した。政策決定がスムーズになり、族議員の誕生を防ぐといった効果が期待されるが、政治主導が不完全なままでは従来の政府見解にとらわれて自由な立法活動が阻害される可能性もある。 民主党は、自民党政権では党内の事前審査を経ないと政府が法案を提出できないといった弊害があったとして、政府・与党一元化を主張しており、すでに党政策調査会の廃止が決まっている。これにより、族議員の関与で法案の内容がゆがめられたり、法案の提出が遅れたりすることがなくなるとみられている。 議員立法が認められる例外として「選挙・国会など議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題」にかかわる法案とした。公職選挙法や政治資金規正法の改正案といった「政治とカネ」の問題に関連する法案などが該当するとみられる。 ただ、議員立法がこうしたケースに限られ、原則禁止されれば、超党派や党内有志による立法活動ができず、政策決定の幅がこれまでより狭まる可能性がある。例えば、改正臓器移植法や水俣病救済特別措置法など今年の通常国会で成立した弱者救済にかかわる法律は有志議員によって成立にこぎつけた。臓器移植法は党議拘束を外すことで採決が可能になった経緯もある。だが、議員立法の原則禁止により、こうした法案の提出が難しくなる恐れがある。(金子桂一) (朝日は小沢が通達したことをなぜか伏せていましたが、 注3を読めば小沢が通達したことがわかります。) 注2:【小沢氏、議員立法のための「運営会議」設置に反対】 2009/10/05 23:08 iza 民主党の小沢一郎幹事長は5日、三井弁雄国対委員長代理と党本部で会談した。小沢氏は、議員立法や陳情受け付けの党の機関として一時検討されていた「運営会議」(仮称)構想について「政策決定を政府に一元化した意味がなくなる。(副大臣が主宰し与党議員が参加する)各省政策会議で議論すればいい。党幹部5人で決めたんだ。おれだけで決めたことではない」と述べて反対した。運営会議は衆院各委員会の筆頭理事らをメンバーとする構想だった。 注3:【政策一元化は「独裁国家」 横路議長、小沢氏に苦言】 2009年10月10日22時21分 朝日新聞 横路孝弘衆院議長は10日、札幌市で開かれた民主党北海道連の会合で「独裁国家では議会は政府が決めたことをただ追認する。日本は民主国家だから国会の自主性を持っていきたい」と述べ、鳩山政権が進める政策決定の政府への一元化を強く批判した。民主党出身の衆院議長が小沢一郎幹事長の党運営に苦言を呈する異例の発言だ。 政策決定の一元化は9月中旬、鳩山由紀夫首相から党運営を任された小沢幹事長が党所属議員にメールで通達。「自民党政権でみられた族議員の跋扈(ばっこ)」(小沢氏)を排除するとして、党の政策関連会議を廃止し、議員立法も基本的に認めないとした。 横路氏は「一体化の名の下に議員立法をやらないとの発言が聞こえる。国会活性化の柱として、今日まで(議員立法を)進め、先の国会では臓器移植法のような形で国民の声に応えた」と強調。「三権分立で立法府の役割は非常に重要だ」と述べ、法案提出権を政府が独占することに対し警戒感をあらわにした。 注4:【小沢幹事長「政策一元化されるべきだ」 横路氏に反論】 2009年10月13日10時46分 朝日新聞 民主党の小沢一郎幹事長は12日、山梨県昭和町で記者会見し、鳩山政権が進める政策決定の政府への一元化を横路孝弘衆院議長が批判したことについて「政府が与党のものでないという意識に立つと、おかしいとなるが、旧来の考え方だ。議院内閣制では政府と与党は一体だ」と反論した。 小沢氏は「政府と国会が対立するのではなく、政府・与党と、野党の意見が対立する。大統領制とは違うので正確にご理解を」と説明。大統領制とは異なり、国会議員から行政のトップが選ばれる議院内閣制では、政策決定は政府に一元化されるべきだとの持論を展開した。 ![]()
by ttensan
| 2009-10-16 00:32
| 政治
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