加藤秀樹という男

【事業仕分け】刷新会議事務局長が野依氏を「非科学的」と批判


　ノーベル賞受賞者の野依良治氏が事業仕分けを「見識を欠く」と批判したことに対し、行政刷新会議の加藤秀樹事務局長は２６日、「（仕分け人は）誰ひとりとして科学技術を否定していない。そういうことを見も聞きも知りもせず、『非見識』というのは非科学的だ」と反論した。

東京都内で開かれたフォーラムで発言した。加藤氏は「世界最高レベルのコンピューターをつくれる科学者を育て、そういう技術水準を持つ手段として、１千億円を超えるお金を使うことがいかに間尺に合わないかという（視点で）仕分けをした」と述べた。
（2009.11.26 22:53 Sankei.web）


2009年の米国のスパコン予算は1600億円です。
不況下にあっても米国は先端技術は増額しているのが現状です。

ましてやこれで技術、教育、医療などから削りまくって何をするかと思えば
子供手当という最悪のバラマキです。

「ただ金を回収したいだけで
技術に対する見識もなく偉そうに物を言うというのがいかに頭の悪い発想か」
そういう視点でこの人も仕分けされた方が良いでしょう。


この加藤秀樹、民主党や自民党にくっついて
新自由主義で予算のぶった切りをやりたい元大蔵官僚です。

最も無駄な子供手当は事業仕分けにかけさせていないのですから、
この人が単に金をかき集めるために必要な物でも
財務省関係以外のところを片っ端からあさってるだけに過ぎません。
（いかにも大蔵出身らしく、財務省の予算方面は事業仕分けされてません）

加藤秀樹は三位一体の改革などにも関わっています。

余談ですが、選挙前は構想日本の名前を出さないためでしょうか、
彼が会長を務める東京財団を使って
民主党への票のとりまとめを行っていたという噂だけ指摘しておきます。
（東京財団の方で名簿集めしてればそりゃばれます。）

そして選挙の時のマニフェスト採点のときも
「自民は30点。民主は評価できる内容ではないので0点だが、期待で60点」
と言って、連合の次に民主党に何の根拠もない加点をしました。
平然と蝙蝠ができる人は信用に値しません。

頭の悪い行動で暴走してそこら中に敵を作りまくる上に
技術開発への投資を中心に潰す事で
日本の産業の将来も潰すという行為に対して、
近い未来に彼の兄弟がやってる会社の取引に影響が出なければよいのですがね。


さて、今回の事業仕分けの話の進め方はだいたい以下の感じです。
いくらでも応用が利きますよ。

「八百万の神を祀っているとありますが、多すぎませんか？四百万ではだめなんですか」
「八百万とは数が多いこ…」
「宗教的定義は聞いておりません」
「・・・」
「八百万の神の中で何人が最低限必要ですか」
「ですから、八百万とは数が多いこ…」
「あのね、宗教論に一生懸命持ち込もうとしてるんですが、
ここ、宗教論を議論する場じゃありません!! 聞かれたことを答えてください。」
「・・・」

「今回の結論として日本の神は３割削減可能として五百六十万にしてもらいます」


こういうやり方で片っ端から予算を潰していったわけですから
（民主党らしく、教職員の給与削減など日教組のテリトリーは削減されていません）
非科学的で不見識なのは間違いなく事業仕分けをやっていた連中です。