政治と金問題で整理

ロッキードあたりからの議員逮捕者をまとめてみました。

1976年　ロッキード事件絡みで
田中角栄　佐藤孝行　橋本登美三郎（全て自民党）が逮捕される

1992年
金丸信（自民党）が佐川事件に絡み脱税および政治資金規正法容疑で
事情聴取要請されるもこれを拒否。略式起訴され辞職

1993年
金丸信が脱税容疑で逮捕、起訴される。のちに公判中に死去（1996年）
（前年の検察はやり過ごしたが国税局に抑えられる）


1994年
新間正次（民社党）学歴詐称で起訴される。後に逮捕され失職

1995年
山口敏夫（新進党）東京二信組問題に絡み逮捕される。
近藤豊（日本新党）大谷忠雄（新進党）所得税不正還付容疑で逮捕、辞職

1996年
友部達夫（新進党）オレンジ共済事件で離党（翌年逮捕）
　新進党の比例順位が小沢に金を積んだ額で決まる内情があり、
　この比例順位を買うためにオレンジ共済事件を起こしたと言われている。

1999年
中島洋次郎（自民党）自衛隊航空機開発汚職事件で逮捕、後に公判中に自殺
新井将敬（自民党→新進党→自民党）が証券取引法違反による逮捕直前に変死
（新井は新進党幹事長も務めていたが小沢と仲違いし離党）

2001年
友部達夫　オレンジ共済事件関連で再逮捕、失職
小山孝雄、村上正邦（自民党）受託収賄容疑で逮捕、辞職

2002年
鈴木宗男（自民党）斡旋受託収賄で逮捕
辻元清美（社民党）秘書給与不正受給容疑で逮捕、辞職

2003年
近藤浩（自民党）選挙違反容疑で逮捕、辞職
坂井隆憲（自民党）政治資金規正法違反で逮捕

2004年（日歯連事件発覚）
佐藤観樹（民主党）秘書給与不正受給容疑で逮捕（逮捕直前に辞職）

2005年
中西一善（自民党）猥褻の現行犯で逮捕、辞職

2010年
石川知裕（民主党）政治資金規正法違反容疑で逮捕


こうしてまとめて見ると割と傾向がわかります。
ロッキードはまさに田中派が逮捕されたわけです。
金丸信も田中派です。

民社党はその後新進党、そして現在の民主党へと合流しています。
95年の山口敏夫の件、つまり東京二信組問題というのは
小沢一郎と中西啓介らが大蔵官僚と海外のカジノで豪遊し、
その時の巨額の負け分が二つの信用組合の負債に化けたという指摘があります。
このときの大蔵事務次官とは斉藤次郎（現・郵政社長）

96年の友部達夫のオレンジ共済組合事件というのは
そもそも新進党の比例名簿順位を小沢が握っており、
小沢にいくらお金を積むかで決められていたため
このお金を捻出して議員になろうとした事が事件を起こしたと言っていいでしょう。

99年の中島洋次郎は自民党三塚派、ここでようやく田中派と民主党関連以外の逮捕者です。

新井将敬の逮捕に関しては日興證券側との録音テープを公開し
身の潔白を証明すると発言していたのですが、国会では逮捕承認を決議。
逮捕直前に変死しています。
このときの与党は自自連立であり、過去に小沢を敵に回していた点が疑わしいです。
同様のものでは2007年の松岡利勝の時も小沢の不正献金を指摘し、追求していくと国会で発言し、
その直後からマスゴミと小沢民主党に徹底的に叩き続けられて自殺しました。

鈴木宗男は現在民主党会派に属しています。

2003年の坂井隆憲は1億2000万円の政治資金不記載で逮捕されています。
小沢が合計16億もの不記載がわかっているのに逮捕されていない事と比べると差があります。

こうやって並べてみると、
しがらみがないだのクリーンだの言っている割に、
現在の民主党の人脈が逮捕に至る事件の多くに絡んでいます。

こういう事実があるにもかかわらず、
マスゴミの刷り込みである
「自民は悪、民主党はクリーン」
を信じ込んでいる人が多い事が問題です。

自民党がクリーンだなどとは言いません。
ただし、自民党で政治と金問題を起こしていた中心は
紛れもなく田中派人脈であり、その連中は現在民主党です。

その政治と金問題の中心はまさに小沢一郎であると言っていいと思います。