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2010年 02月 11日
【4月に事業仕分け第2弾「問題点に切り込む」】
枝野幸男行政刷新担当相は10日午後、就任会見を内閣府で開き、独立行政法人(独法)や政府関連公益法人を対象にした「事業仕分け」第2弾を2010年度予算成立後の早い時期に実施する方針を表明した。予算の年度内成立を前提に4月スタートを念頭に置いているとみられる。 枝野氏は昨年の事業仕分けは準備期間が短かったことに触れ「今回は2カ月以上の期間がある。十分に準備して深く問題点に切り込みたい」と抜本見直しに意欲を表明した。 (2010/02/11 スポニチ) 菅直人も先日 「5月か6月に事業仕分けの第二弾をやりたい」 と言っていました。 事業仕分けは受けがよかったので 選挙前にまたパフォーマンスをしようということです。 この件について問題点を挙げます。 1,今国会で予算審議を行っている最中なのに仕分けを予定する矛盾 2,事業仕分けの人選方法がブラックボックス 3,本番前に財務省主導で脚本が出来ていた 4,事業仕分けそのものの法的根拠がない 5,事業仕分けというミクロ視点の物をマクロに適用する愚 6,事業仕分けで切ったはずの予算が民主党支持の団体だとその後復活する 1については ・今審議している予算案は最初から仕分けを行う無駄を用意しているのか? ・事業仕分けを行うために予算案の内部を検討しないで出しているのか? ・あらかじめ予算を付けた物を後から廃止凍結する事で 予定を組まれていたものが寸前で白紙撤回されてかえって混乱や 補償等の出費が出るのではないか? の3つの点で問題です。 民主党内閣が現予算案を編成し承認したから国会に出ているわけで 当然ながら予算の責任者として、官僚ではなく 予算作成を指示承認した民主党の大臣、副大臣、政務官。 いわゆる政務三役が事業仕分けをされる側の席に立たなければなりません。 でも官僚をいじめることで支持率を稼いできたので またしても官僚の公開いじめショーにするつもりでしょう。 2については人選方法が公にされておらず、 さらには外資の人間なども公然と入っているなど、 国益のための物が外資の恣意的な運用になりかねない危険性を排除できません。 この点に関して民主党は質問等には一切回答していないことから むしろ恣意的な判断を行う為の人選なのではないかという邪推もできます。 3についてはすでに財務相主導で難癖の付け方から 仕分け結果までを指示したマニュアルの存在が明らかになりました。 テレビで言うところのヤラセですから そもそも事業仕分けが茶番だという事がよくわかりますし、 事業仕分けという形にすることによって、 民主党が直接仕分けしたわけではない事にして責任の所在を曖昧にしています。 4予算は憲法にあるとおり、国会での議決によって成立します。 国会はそもそも法案と予算を組むことが仕事です。 その結果国会議員は選挙で落選という責任の取らせ方ができます。 ところがそういう責任関係が一切ない人間が予算をたった数分で切り捨てる この行為に法的な根拠はありません。 5事業仕分けなどというのはそもそもミクロ経済の視点であって、 国家予算と家計の考え方は根本的に違います。 その家計のやり方を国家予算全てに当てはめようというのですから 与謝野議員が言ったとおり「ミクロの決死隊」です。 全体の戦略を考えずに部分部分の戦略を全体に適用すれば必ず失敗します。 6について、今回この点が特に問題であると考えています。 民主党は箇所付けの内示を予算編成より先に各地方へ連絡したため 「国家公務員としての守秘義務違反」 そして「国費で票を買収」 という行為を行っていた事になります。 その結果、2010年度予算は通常予算も95兆円規模と過去最大であるにもかかわらず 特別会計も前年度の207兆円から大幅増の215兆円になりました。 どこが無駄を削るのでしょう? 事業仕分けとやらで数千億円を削減したと言っておきながら 予算の方は昨年度に比べて15兆円も増えているのです。 さらにこれから補正予算が組まれるのでしょうからもっと無駄な出費になるでしょう。 2月10日の予算委員会において平野官房長官が この箇所付け資料を提出することを約束しましたので 民主党が正直に資料を出してくるのならもっと明らかになる部分があるでしょう。 現在知り得た範囲で判っている民主党の個所付けは ・都内の民主党候補が負けた2選挙区が該当する部分の道路拡幅予算 (事業仕分けで廃止凍結になった予算です) ・要求が出ていなかった胆沢ダム(岩手)に185億円の追加 等々、民主党の選挙対策という目的がはっきりわかる露骨なものです。 税金で票を買収するという最悪の金権腐敗政治です。 民主党が非難してきた自民党旧田中派の手法がさらに露骨に悪質になっています。 (その旧田中派の生き残りがみな民主党幹部なのですけどね) 事業仕分けを重視するのであればなぜ何の会議も無く予算が復活するのでしょうか? 国会の審議を無視して予算の仕分けを行い、 さらにその仕分けされたものを民主党幹事長室 というブラックボックスを通して復活。どこが予算の透明性なのでしょうか? 嘘吐きは民主党の始まりです。 民主党の行動は全て「選挙のため」でしかありません。 他にも高速道路無料化実験などというものでも選挙対策の疑いが強い内容があります。 高速道路無料化についてはまた別に記事を書くことにします。 ![]() ![]()
by ttensan
| 2010-02-11 14:19
| 政治
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