ともにチャレンジ？ 寝言は寝て言え

【温暖化防止、テレビで呼び掛け＝首相、声で出演】
　政府は８日から１週間、温室効果ガス削減のため実施している「チャレンジ２５キャンペーン」への参加を呼び掛ける放送を、テレビＣＭの枠を使って流す。
　放送は２種類。いずれも１５秒間で、氷山が崩落する様子などが写った映像に、「今温暖化を止めなければ地球の環境は壊れてしまう。ＣＯ２（二酸化炭素）、２５％カット、ともにチャレンジしましょう」とナレーションが入る。声役は鳩山由紀夫首相と俳優の加山雄三さんがそれぞれ務めた。
　民主党は２００７年６月、安倍晋三首相（当時）夫妻が登場する政府の全面広告が新聞に掲載されたことに「参院選前の（政府広報の）政治利用」と反発した経緯がある。政府は今回、「ナレーションならぎりぎり大丈夫」（政府関係者）と判断した。（2010/03/05-21:57）
(2010/03/05　時事通信)


「不可能」なので排出権を大量に買うことで達成しようとしています。

チャレンジなどといって国民と企業を痛めつけ、
さらにそこから巻き上げた税金を排出権取引という名目で
海外にばんばんばらまくという事になんの説得力があるのでしょうか？


おまけに
【ポーランド：日本への温暖化ガス排出権売却で合意－3000万ユーロ 】
　３月３日（ブルームバーグ）：ポーランドは、京都議定書で割り当てられた温暖化ガスの排出権を日本に3000万ユーロ（約36億4000万円）で売却することで合意した。クラシェフスキ環境相が３日、ワルシャワで明らかにした。
(2010/03/03　bloomberg)

こうやってちゃっかり排出権を買うという既成事実を作っています。
これを繰り返していくことで抵抗感を減らして
特定アジアへ排出権取引の名の下に
多額の税金を注ぎ込むことになるでしょう。

ちなみに、民主党は2050年には90年比８０％のCO2削減と明記しています。

90年比25％減はCO2の量にするとだいたい8億5000万トン
90年比80％減を達成するとすればCO2の総排出量は2億トン少々。

2008年の一般家庭のCO2総排出量は1億7200万トンです。

製造業をすべて日本から消しても2億トンなどという数字は絶対に達成できません。