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2010年 04月 03日
与謝野本人は自民分裂とかそういうのではないと言っていますが、
あからさまに自民分裂を狙ったからこそ このような物言いが出るのだと思っています。 最初から離党が決まっていたからこそ、 谷垣が自民党内の議員に言いたい放題言わせる場を設けたにも関わらず そこには出席しないで逃げ回っていたのでしょう。 まずは本題の前に先の日本医師会の会長選挙の票数を挙げておきます。 原中 131票 森 118票 唐澤 107票 民主党に真っ先にすり寄った原中が勝ちましたが、37%の得票率です。 残りは小沢から距離を置こうとする票です。 そう考えれば6割が反対票ということです。 さて、参議院選挙は衆参同時にならない限り投票率は55%程度です。 衆議院選挙に比べて低く出る特徴があります。 そうなれば組織票で基礎票をがっちりと持っている民主党が最も有利です。 毎週のように離党離党で煽ってなるべく自民党の支持率を上げないでおき 保守分裂として保守票を分散させれば良いのです。 そのためには鳩山邦夫資金が必須でしょう。 選挙は金がかかりますからね。 また、与謝野も平沼も桝添も脱税弟も今回の選挙に出るわけではありません。 ここがポイントです。 分裂をすることで保守票を割る。 保守票が分裂すれば組織票の民主党が一番有利になります。 そして4月1日に政党助成金が交付されてから離党という流れです。 離党して新党を立ち上げれば 除名を除いてその分の政党助成金を自民党に要求できます。 そして安全なところから自民を攻撃できるわけです。 与謝野は小沢がマネーロンダリングの為に創設した ジョン万次郎財団の副理事長です。 一緒に旗揚げをやると言っている園田博之は かつて自民に後ろ足で砂をかけてさきがけへ行き、 その後さきがけがじり貧になり消滅すると 無所属として様子を見てから自民に戻ってきた人です。 かつて亀井静香や平沼赳夫と同じ勉強会に居たこともあり、 彼らとのパイプをしっかり持っています。 小沢のやけに強気な参院選への動きは この自民党内の草、小沢の工作員と呼べる連中が居るからでしょう。 だから民主党の支持率が急落し、 地方選挙で明らかに連敗しだしたこの二ヶ月ほど、 与謝野は毎週ちょこちょこと離党、分裂、谷垣降ろし と、自民党の内紛演出を小出しにして 「自民党は何をやってるんだ」 と言われるための話題を作り続けてきたのではないでしょうか? 私たちは選挙に対する幻想を持ってはいけません。 選挙で英雄が出るようなことは普通はありません。 小泉純一郎のような例は極めて奇跡的なものです。 保守層、保守論壇には妄想と変わらない英雄願望がずっと有ります。 政界再編論者も同様です。 選挙と言う物の意味を間違っています。 民主主義における選挙というものは 「少しでもマシな方を選ぶ」 というものです。 「平沼新党に保守議員が集まって保守再生、政界再編だ。」 などと言っている方が居るようですが、 それこそが小沢という民主主義選挙の悪用者にとって 最も理想的な票の分散のためのカモです。 また、平沼赳夫は郵政民営化反対派を中心に集めると言っています。 その郵政民営化反対をしていた連中はどうでしたか? その一部が集まった国民新党は何をしていますか? やっていることは郵政利権の復活どころか強化です。 民営化反対のときは郵貯が米国債に化けるからダメだと言っていたはずです。 ところが国民新党は郵貯で米国債を買うことも 今後のプランに入れていることは会見などでも語っています。 いざ選挙で権力を握ればこのとおりの変わりようです。 どれを選べば「よりマシになるか」 これを考えて投票するのが民主主義選挙です。 報道に惑わされる事なく、英雄願望を持つことなく 政界再編などという夢の世界に逃げることなく 現実を見て投票されなければなりません。 理想の民主主義選挙は有権者たる国民がみな等しく賢い場合のみです。 そんなものは現実に存在しません。 だからこそチャーチルは最悪の制度だと言ったのです。 物事を良い方向に変える事は劇的には達成されません。 悪い方向へ変える事は劇的に達成できます。 今の民主党政権を見れば間違いなく後者です。 安倍晋三も少しずつ修正して変えていこうとしていました。 その安倍が総理のときに選挙の前後で安倍を撃ったのは 他ならぬ保守論壇でした。 100%自分の理想通りに物事が進む、あるいは進まなくてはイヤだ。 現実を見ていないわがままです。 新党の共同代表となる平沼も与謝野も 参議院選挙では自分達は高見の見物です。 そんなものを保守の期待などと考えたり、 応援するような人は信用しない法が良いでしょう。 票が分散すれば先の日本医師会の会長選挙のように たとえ反小沢票が6割あっても3割強の小沢票が勝ってしまうのです。 平沼赳夫は近年は保守を強調しています。 しかしここで小沢を一番利する形になるのは間違いなく保守票の分散です。 平沼自身が谷垣や大島と選挙協力を過去に話し合っていた事も考えれば、 自民を分裂させる事の意味を理解しているはずです。 兄の由紀夫を助けて兄弟共々脱税による訴追を免れたい 人権擁護法案推進派の鳩山邦夫と連携の模索 それを考えれば平沼の主張と行動がズレていることが判ります。 テレビで偉そうなことを散々言っていた松原仁はどうなりましたか? 民主党が政権を取るやあっさりと手のひらを返して いまや予算委員会筆頭理事として売国勢力をせっせと支えています。 日教組議員の応援までしています。 言ってきた事とやっている事がまったく一致しません。 日本人はどちらかと言えばやや保守が主流です。 その保守票を取り込むための保守アピール。 この1~2年ほどで誰が信念を持って国民のために戦っていたのか 単に票のためにアピールをしていただけなのか 判断できる材料がかなり出たのではないでしょうか? マスコミの演出に流されぬようにしなければなりません。 だいたい、若い人を代表に据えてあっと驚く人事をしなければならない と谷垣に離党届を出すときも言ったそうですが、 それなら尚のこと70歳と71歳の共同代表はデタラメな話です。 若い人を代表に据えて自分達は後見になるべきでしょう。 私は来週末に旗揚げされる新党については 新党・老害 とでも言っておきます。
by ttensan
| 2010-04-03 22:42
| 政治
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