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2010年 06月 14日
はやぶさの地球帰還の快挙
BBCもトップに持ってきました。 【Japanese Hayabusa asteroid mission comes home】 はやぶさのプロジェクトマネージャの川口さんの書いたものが以下 【「はやぶさ」、そうまでして君は。】 プロジェクトマネージャ 川口 淳一郎 「はやぶさ」の帰還がせまるなか、2009年11月、すべてのイオンエンジンの寿命がつき、運用停止に追い込まれた。だが、われわれプロジェクトは、彼をあきらめさせることなく、動くものはなんであれ動員してあらためて走りださせることに成功した。いや走らせてしまった。運用再開を喜ぶなかで、私は、若干複雑な気持ちも併せてもっていた。「はやぶさ」は、本当は帰還を嫌がったのではないか。知ってか、知らずか、「はやぶさ」を待ち受ける運命は、大気再突入で燃え尽きることだ。もちろん、子のカプセルを運び、ともかくも所定のレールに載せた後にはなるのだが。 どうして君はこれほどまでに指令に応えてくれるのか?そんなにまでして。イオンエンジンの運転が再開したとき、そんな気持ちをもってしまった。われわれが、方策を考えあぐねていたならば、それは君を救う道だったかもしれない。使命を全うするのか?それとも、いやいやをしたいのではないのか。「はやぶさ」にはぜひがんばってほしい、と思う反面、その先に待つ運命は避けられないものかと思う。空力的に大気でジャンプする案など、力を得ることもできるのだが、度重ねた検討によっても、熱の壁が先に来てしまい、救えないことはわかっている。 この帰還の運用には、一度きりのチャンスしかない。万全の備えが必要だ。しかし、この万全さは、逆に、「はやぶさ」自身の最期を確実に演出してしまう残酷さにつながってしまう。おもえば、この運命は、化学エンジンがつかえなくなった2006年の時点でわかっていたことなのだ。帰って来るなというわけにはいかない。万全の準備とは、冷酷な準備でもある。「はやぶさ」が切り離すカプセルは、「はやぶさ」自身の思いを載せて、次の後継機への「たまご」となると考えるべきなのだろう。「はやぶさ」自身もそれを望んでいるのだ。 イオンエンジンによる長期の軌道制御が終了した3月末、君はどうしてそんなにまで、とふたたび思った。けれど、その時、「はやぶさ」の覚悟が何であり、何を望んでいるのかが、わかった気がした。たまごを受け取って孵(かえ)してあげること。それをしなくてはならない。 満身創痍。ハードウェアとしては、たしかにそうだ。しかし、自律機能や判断能力といったソフトウェア面は今までもちゃんと機能してきた。けなげにもがんばった。ところが、最近は、「はやぶさ」の頭脳や感覚にも老化が現れてきている。記憶であるRAM データレコーダにはビット反転が頻発し、頭脳であるDHU でも反転が発生、感覚器であるジャイロも反転が起きやすくなってきていて、動作も今や確実でない。そろそろ寿命が全うすることは、「はやぶさ」自身が感じているのかもしれない。これ以上、長い飛行を続けるのは苦しいだろうと思う。無理だろう。 この6月、「はやぶさ」自身が託したいことをやりとげられるよう運用すること、彼が託すことをかなえてやることが、彼自身にとって最良な道なのだと、ようやく悟れたと思う。 25年かかった一発勝負のプロジェクトでありながら ここまでがんばってくれたチームの皆さん。 そして はやぶさ 本当にありがとうございました。 最後の仕事であるカプセル分離も成功が確認されました。 あとはカプセルが回収され小惑星イトカワの砂が確認されれば 全てのプロジェクトが成功ということになります。 月以外への天体へ着地して帰ってくるのはこのはやぶさが世界初。 本当に快挙なんです。 日本の宇宙開発は米国の1/14の予算と1/24の人員です。 低予算でこれだけの快挙を成し遂げたのは海外からは奇跡と言われています。 しかし、残念なことにその日本の宇宙開発も 事業仕分けという選挙目当てのパフォーマンスで ただでさえ少ない予算を切り刻まれてしまいました。 研究というのは「これを狙えば100%成功する」 などという物はありません。 あらゆる可能性を研究してその中の一部が伸びれば成功なのです。 民主党政権が続けば、こうした技術者も海外へ流出していくことになるでしょう。 はやぶさのプロジェクトでわかるとおり、 技術者を育成してその技術の花を開かせるまで 少なくとも2~30年はかかるのです。 JR東海が進めているリニアは1960年代から研究を重ね ようやくそれが実用化の段階に来ているのです。 その技術の研究開発分野を集中的に事業仕分けで潰しているのが民主党です。 30年前の人達が今日のはやぶさの快挙を予想できたでしょうか? 人間一人が持っている知識など微々たる物でしかありません。 ですから未来の可能性に対してはより慎重に対処しなければなりません。 研究という可能性の芽を 「選挙目当てのパフォーマンス」の為に 民主党の一部の人間のわずかな見識によって不要、廃止とされてしまうのです。 残念ながらはやぶさ計画の次のプロジェクトをいまだに民主党政府は認めていません。 はやぶさが日本に与えてくれた物は大きいと思いますが、 その余韻に浸ることなく 第二第三のはやぶさの種を守らなければならないと思います。 はやぶさと技術者がどれだけすごかったか以下の動画でどうぞ
by ttensan
| 2010-06-14 00:29
| 政治
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