カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
ランキング参加中です。
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
スポンサーリンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 07月 01日
【原口総務相が秋田市で街頭演説 郵政の“復活”訴え】
原口一博総務相は27日、JR秋田駅前で街頭演説し、民主党が明らかにした「消えた年金」問題を取り上げ、「やっと隠されていた古い扉が開き始めた。この扉をもう1回閉じるような選択をしないでほしい」と訴えた。約500人(主催者発表)が集まった。 原口総務相は、年金の運用について「調べたら、昨年1年だけで運用に失敗して、9兆6千億円も失っている。来週には総務省と厚生労働省が、運用の内容を明らかにする」と述べた。 地域に根ざした郵便局については「国民のために、郵政をよみがえらせないといけない」と必要性を強調。医療法にも言及し「医療の質をチェックする法律に変えなければならない」と指摘した。 参院選本県選挙区に立候補している民主党現職の鈴木陽悦候補の応援のため来県。秋田駅のほか、秋田市内2カ所で演説した。 (2010/06/28 秋田魁新報 隠されていた古い扉=郵貯を再び原資にして利権政治開始 だと思いますけどね・・・ そのために小沢の右腕だった斉藤次郎を郵政社長に天下りさせたし、 郵政も実質的に国有化、さらにその郵貯をどう運用するかを皮算用している状態です。 民主党の連中はことあるごとに「時計の針を戻すな」 と言うのですが、間違った方向に進んでいる針なら戻さなければなりません。 さて、 >「調べたら昨年1年だけで運用に失敗して9兆6千億円も失っている」 と言っていますが、 実際のデータは本当にそうなっているでしょうか? 年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第三四半期運用状況 (PDFです) こちらのデータから見てみましょう。(画像の赤線のところです) ![]() 平成20年度第一四半期 運用資産額1,229,935(億円) ↓ 平成21年度第三四半期 運用資産額1,224,575(億円) 約122.5兆円-約123兆円 = マイナス約5000億円です。 内訳を見ると平成20年度は市場運用分が確かに9兆6670億円のマイナスが出ています。 (平成20年度は財投債ではプラス3000億となりトータルでマイナス9兆3000億円) リーマンショックで1930年代の大恐慌以来の 大きな落ち込みが来たんですから減って当然でしょう。 ですがその後順調に取り返して来ていますのでマイナス分はほぼ回収できています。 来年にはすっかりマイナス分も埋まるペースです。 しかしながら、菅直人も原口も年金が9兆6000億円も減ったなどと同じ事を言っています。 では彼らが調べたら昨年一年間で云々という文言はどこから出てきたのでしょうか? 私の手元に民主党が昨年の衆院選の演説のために作成した 民主党 主要政策のポイント解説 という14ページのマニュアルがあります。 今読むといかに民主党が「騙して政権を取る」事を目指していたかがよくわかる代物です。 ![]() その中の5ページのところに年金制度改革という項目があります。 ![]() 赤線で囲んだところから要点を抜粋しますと。 昨年度は年金積立金の運用損が9.6兆円も生じた。国民負担増を続けながら、多額の運用損で年金給付の原資を失うことは、国民が許さない。 と、わざと運用益をカウントせず、 運用損した分だけをカウントして国民をおどかそうという方針がわかります。 必要だと思いますのでここで少し年金について説明をさせてください。 「年金が破綻する」「年金の未加入率が4割超えた」 などと自民党政権時代は散々マスコミが煽ってきましたが、 これらははっきり言えばマスコミの嘘です。 会社勤めの方は年金掛け金は給与から天引きされています。 つまり「納付率100%」です。 厚生年金や共済年金の人は国民年金(基礎年金)を1階部分として 厚生年金、共済年金を上乗せした2階部分までを天引きで払っています。 実際に加入率が低いのは第一号被保険者(フリーター、無職、自営)のところです。 年金の積み立てというのはこれら全部を合わせます。 実際に未納になっている部分というのは5%に過ぎません。 95%は給与から天引きされて必ず入ってくるわけです。 さらに、少子化でどうこうという話が出ていますが、 ここ2年ほど日本の出生率は1.37です。 年金の方は出生率1.2台で試算しており、まず破綻することはありません。 ところが破綻する破綻するとネガティブなイメージを植え付け、 「このままの自民党政権ではだめだ」 というキャンペーンの一つとして悪用されてしまいました。 恐怖を煽って耳目を集めるというのはカルトや詐欺のよくある手法です。 では、話を戻します。 つまり、民主党の議員たちはあろうことか1年前の選挙の時の情報のままなのです。 そして「ジミンガー」と言って自分たちを正当化するために この9.6兆円のフレーズを使い回しているのでしょう。 もしかしたら、「単に選挙後ほとんど勉強してこなかった」のかもしれません。 事実を知るよりも「自民党批判で民主党を正当化」 することしか彼らにはありませんから、この方が説得力がありそうです。 原口の言うとおり、年金の運用の内容を明らかにしたところで 「平成20年度のマイナスはもうほとんど回収していますよ?」 でおしまいです。 しかしながら、おそらく原口の狙いは別の所にもあるのではないかと思います。 今年の2月に原口が年金の運用方法に口を出しています。 長妻氏は安全派、原口氏は積極派…年金運用で対立(2010年2月21日10時46分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100221-OYT1T00335.htm)(web上の記事はもう消えています) 公的年金の124兆円の積立金の運用を巡り、安全運用を唱える長妻厚生労働相と積極運用を求める原口総務相が対立している。 積立金は保険料収入のうち給付に充てられなかった部分。厚労省所管の独立行政法人が2006年度から管理・運用を担当。08年度9・3兆円の損失を出し、厚労相は昨年11月、「あり方検討会」を設け、総務相も交え運用の見直しを協議している。 現在の運用は国内債券67%、国内株式11%、外国株式9%、外国債券8%――と続く。 厚労相は「米国は積立金を株で運用していない」と、リスクの少ない国内債券中心の運用を主張。 総務相は「アジアなどの新興国や成長分野への投資も考えるべきだ」との立場だ。 総務相は20日、長崎市内での街頭演説で「運用を抜本的に変える案を出したい」と述べ、3月中に独自案を示す考えを表明した。 原口は政権発足間もない頃から 「中国や韓国などインフラ、アジアへの投資に」 という事を言ってきました。 焦げ付かせてはならないということで リスクを避けて安全に運用されてきて運用益を出してきた年金を 中国へ莫大なお金を貢ぐ原資にしようということにはなりませんか? 回収できなくなった場合に誰が責任を取るのですか? 国民のお金を貢いでキックバックが目当てなのでしょうか? 最悪、そのお金でさらなる反日工作が進められるという事まで想定すれば 国賊としか言いようがありません。 (自民党田中派は田中角栄から始めた対中ODAがまさにその構造でした) 単にそこまでの思考能力が無くて 「俺なら確実に利益を出せる」 とでも思っているとすれば、 やはりこれも日本にとって害にしかなりません。 さらに言えば、殊更「年金は破綻する」と恐怖を煽ることで 民主党の言う「年金掛け金を納めていない在日朝鮮人にも満額の年金が出る」 というシステムに変更された場合、 意図的に掛け金を払ってこなかった在日の年金を (在日は特別に救済期間の間に払えば日本人と同じ年金がもらえましたが 「将来は韓国へ戻るのだから払わない」と拒否し続けてきました。) 日本国民が働いて出すことになります。 日本国民にとって何一つ良い事などありません。 民主党こそが年金に危機をもたらす存在です。 ![]() ![]()
by ttensan
| 2010-07-01 03:42
| 政治
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||