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2010年 07月 03日
【揺らぐ「小沢王国」 建設業者も“心”離れ…】
■「メリットなかった」「支援は白紙」 「国民の不信を招いたのだから、しばらく静かにした方がいい」。首相の菅直人から“蟄居(ちっきょ)勧告”を受けた民主党前幹事長の小沢一郎。「脱小沢」人事の断行で内閣支持率がV字回復するなど、党内だけでなく、国民の間でも「小沢離れ」が止まらない。一方、昨年の衆院選で県内の国会議員全員が民主党所属となり、「小沢王国」が完成した地元・岩手県。相次ぐ「政治とカネ」の問題で無役となった小沢の求心力に変化はないのか。参院選を前に地元を歩いた。 「昔から、ゼネコンから政治家への袖の下(裏金)はつきもの。小沢さんが地元のために仕事を持ってきてくれればいいが…」 岩手県奥州市水沢区(旧水沢市)にある小沢の実家から西へ20キロ余り。焼石(やけいし)連峰の山あいで建設が進む胆沢(いさわ)ダムの地元工事関係者は、ため息まじりにこう続ける。 「胆沢ダムも大きな工事は大手(ゼネコン)ばかり。地元業者はほとんど潤っていない。みんなで小沢さんの選挙を応援してきたが何の見返りもなかった」 国が発注する胆沢ダムは岩石を積み上げて造る国内最大級のロックフィルダム。総事業費は2440億円にも上る。5月の大型連休中には1日2千人が訪れるほどの観光スポットになっている。神奈川県から車で来たという60代の男性が「これが小沢ダムか。すごいね」と話しかけてきた。 胆沢ダムが、これほど有名になった理由は、小沢が民主党代表と幹事長を辞任する原因となった自身の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件にある。 事件では岩手など東北地方の公共工事でゼネコン間の談合が行われ、小沢事務所が受注業者を決定する「天の声」を出していたことが、検察の冒頭陳述で指摘された。胆沢ダムについても、小沢の元秘書が「おたくらが取った胆沢ダムは小沢ダムだ。忘れないで協力してくれないと困るよ」と恫喝(どうかつ)し、ゼネコン側に献金を要求していた実態を明らかにした。 公共工事への影響力を背景とした資金集めに加え、小沢事務所が重視したのが選挙支援だった。小沢の元秘書によると、小沢は「ゼネコンを徹底的に使え」と指示し、各社は競い合って小沢事務所に有権者名簿の提出や選挙事務所に社員を出すなど全面支援。下請けの地元業者も従った。小沢が平成5年に自民党を離党したころから本格化し、17年末に業界が談合決別宣言を出すまで続いたという。 こうした小沢事務所が仕切る“ゼネコン選挙”は、小沢の選挙だけでなく、岩手を中心とした東北地方の国政選挙や首長選挙など、さまざまな選挙で行われたといい、この間、岩手県知事をはじめ、市町村長、県議など「小沢系」の政治家が大量に誕生していった。 小沢支援の理由について、ゼネコン関係者たちは「工事受注の邪魔をされたくないから」と語る。 小沢が悲願の政権交代を果たした昨年8月の衆院選では、長年自民党の牙城だった岩手2区でも民主党が議席をもぎ取り、県内の国会議員全員が民主党所属となった。小沢自身も直前の3月には、天の声を出していたとされる元秘書が逮捕、起訴された影響を感じさせず、前回を上回る13万票余りを得て圧勝した。 しかし、小沢率いる民主党が政権与党となり、「小沢王国」も完成した地元の建設業界では、小沢を支援し続けてきたにもかかわらず、冒頭の胆沢ダム工事関係者のように、期待感とは逆の虚無感に満ちた声が少なくなかった。 奥州市の建設会社幹部は「小沢先生を支援してきたけどメリットは何もなかった。私腹を肥やしているだけだし、今度の参院選は白紙だ」と手厳しい。別の建設会社社長は「小沢先生は地元にほとんど帰ってこないし、地元のために何かしてくれたことは一切ない。この不況では、これまでのように選挙ポスター張りなどに人を出す余裕もない」と、「小沢選挙」に距離を置きたい心情を吐露する。 県内の建設業者はここ10年で約400社が倒産。小沢の実家がある旧水沢市内も、空き店舗が目立ち、活気とはほど遠い。 奥州市のタクシー運転手は「岩手ではまともな首長選が行われてこなかった」とつぶやき、その真意についてこう語った。 「どれも小沢さんが擁立した人が当選する選挙。自分で街を何とかしようという気概のある人が首長にならないから街が一向に発展しないんじゃないか」 選挙至上主義のもと、ゼネコンや地元業者を動員して作り上げられた「小沢王国」。その結果、地元が得られたものはあるのだろうか。(敬称略) (2010/06/29 産経新聞) ・小沢が地元へ戻ることはほんどない。 ・小沢は地元の建設業界に仕事は持ってこない。 ・裏金の関係上、大手ゼネコンばかりに仕事が回る。 ・他の議員と違い小沢に献金しなければ「工事受注の邪魔をされる」 ・小沢がゼネコンを徹底的に選挙運動に使ったのは自民離党から ・小沢は私腹を肥やしているだけ ・県内の建設業者は10年で400社倒産 ・岩手の首長選では小沢が擁立した人が当選する、 しかしそれは「小沢王国」のためであって地元のためという人ではない。 ・小沢を支援し選挙運動をやってきたメリットは無かった。 といったところですが、今更な報道だと思います。 これを今までまともに報道してこなかった事そのものが マスコミがいかに小沢を守ってきたかということでもあります。 そもそも、小沢は昔から私腹を肥やすだけで、 誰かを守るとかいう考えはまるっきりありません。 だからこそ誰かに責任転嫁して知らぬ存ぜぬができるわけです。 細川内閣の時の国民福祉税7%のときも 夜中に細川に発表させておきながら、 世論の猛反発を目の当たりにすると他人のフリをして 自ら擁立した細川を守るどころか細川を被害担当艦にしました。 そりゃ辞任したくもなるでしょう。 ところが小沢はいまだに「なんであのとき殿様(細川)は辞めちゃったんだろう」 などとこぼしている状態で、 相手の気持ちを理解できる思いやりなど全くありません。 だからこそ「邪魔されたくなければ献金しろ」 というゼネコン恫喝政治をやってこれたのだろうと思います。 小沢にとっては「信頼」という人の関係は無く、 「権力によって脅す」 力関係で関係を構築し維持する物だ考えているのでしょう。 小沢は自民党内で経世会の後継者争いで 自身の不遜さからまさかの逆転負けを喫して派閥内で干されました。 それまで角栄、竹下、金丸らの庇護下で やりたい放題やっていた小沢にとっては我慢できない状態で 自身が再び権力を握ってやりたい放題やるために 自民党を割って連立与党を作りました。 しかし、その連立与党も己の不遜さ、器量の無さにより崩壊しました。 野党に転落してからはかつてのように税金バラマキも行えなくなり そこからゼネコンに対して「入札などの工事受注を邪魔する」 事で「邪魔されたくなければ献金よこせ」という状態を作りました。 また、選挙も建設業者に選挙運動や票のとりまとめまでをやらせることで 小沢王国を作り上げて行ったわけです。 そのときに地元で仕切らせていたのが高弥建設でした。 この高弥建設を岩手県建設業協会の会長として、小沢一郎後援会会長として、 岩手県内の建設業界ににらみを効かせていました。 しかし、金は取る、選挙運動は押しつけられる。 でも仕事は大手ゼネコンばかりで満足に持ってこない。 折からの不景気と公共工事削減もあり、 急速に経営が悪化し2002年にこの高弥建設は経営破綻します。 当然、小沢の組織票はここでダメージを受けます。 そこで政治屋小沢が目を付けたのが連合という組織票でした。 翌年には事前に横路ら旧社会党グループと手を組み民主党に合流しました。 小沢にとって政治とは金と権力であり、政策など票を得るための目くらましに過ぎません。 ですから自身のそれまでの主張と180度違う連合ともあっさりと手を組めます。 そして当時の連合岩手の会長であった森越康雄は 小沢が力を強めていく中で出世し今や日教組委員長です。 しかしながら、逆らえば小沢は必ず報復をしますから、 多くの岩手県内の建設業者は会社を潰すわけにはいかず、 今まで仕方なしに付いてきた部分もあるでしょう。 こうして、倒産した建設業者が小沢から離反してきても 残っている建設業者は従わざるを得ないという状態が維持されてきました。 今更、本当に今更の報道です。 ですが、小沢がいまだに民主党内で権力を握っているとしても、 今だけは直接の権限を持っていないからこそ、この記事が出されたのだと思います。 マスコミが毅然と15年前の西松との裏金問題を報道し追求していれば・・・。 小沢をこの10年支えた連合、 そちらに対する指摘が一切この産経の記事に無い事から、 民主党そのものに対しては一定の配慮をしたのだろうと思います。 小沢がたとえ失脚したところで、 そういった物を守ってきた腐敗政治の根の一つ、連合は健在です。 労働組合の組合員の方が一人でも多く、現実を直視し、 連合という日本の宿痾に対して投票でNoを示すことを望みます。
by ttensan
| 2010-07-03 06:04
| 政治
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