独裁しか知らない民主党には国会議員の資格無し

【前原主導の社長交代、民営化の流れに逆行】
　東日本高速道路と中日本高速道路は２８日、株主総会を開催し、新社長人事を正式に決めた。前原誠司国土交通相は今回、高速道路会社５社のトップを交代させるが、道路会社との調整をした形跡はない。一方的な人事の押しつけに道路会社からは「これでは旧日本道路公団時代に逆戻りだ」との声も出ている。唐突な“政治介入”に民営化のあり方が問われそうだ。

　「大臣から打診を受けたのは５月中旬。なぜ私なのかと思った」。中日本高速道路の社長に就任した金子剛一氏はこの日の会見で、就任の経緯をこう語ったが、金子氏の言葉は、そのまま高速道路会社各社や国交省の受け止めを表しているようでもあった。

　今回の人事は、前原国交相が、親交のある牛尾治朗元経済同友会代表幹事を中心とした同友会の推薦をもとに人選を進めた。トップには同友会関係者が名を連ねる。だがいずれも経営の一線から退いているうえ、過去に経営の失敗から引責辞任した経験を持つ名前もある。前原国交相は１８日の会見で「さまざまな観点から経営能力を総合的に判断した」と強調したものの、検討が十分だったのか疑問の声が上がっている。
(2010/06/29　産経新聞)


いくら国策の影響下にあるといえど、
一応は民営化をしているわけです。

民間企業の人事に口出しをするのならば、
当然それ相応の手順を取って要求を立てねばなりません。

ところが民主党は民主党シンパである経済同友会から人選し、
高速道路5社すべてのトップを一方的に入れ替えました。

前原と言えば
国土交通省の諮問機関である「社会資本整備審議会」の28人の委員のうち
自民党寄りと言われる人間12人をすべてを更迭し、
民主シンパと入れ替えただけでなく、
昨年12月には観光庁長官を更迭し、
溝畑宏という問題だらけの人間を当て、
独裁政治の末期症状である
「意見を言う人間に我慢ができずにお友達で周りを固める」
という状態になっています。

そういえばJALタスクフォースとでも
前原は自分のお友達を集めてなんの意味もない調査をさせ、
JALに10億円を請求しました。

しかし、こういった事は小沢や前原に限らず、民主党全体に言えることです。

民主党の党職員27名を政府に特別採用して天上がりまで行っています。
（そのうち9人がテロや内ゲバで悪名高い社青同出身。江田五月、横路孝弘も社青同出身）
公私をわきまえないこうしたやり方は民主党全体で持っている性質です。

人事を変えるのには当然ながら一定のルールがあります。
法治の精神というのは「ルール」を守ることにあります。
国会運営のルールも全く守らず、
民営化されたはずの企業の人事にも平然と介入し、
あげく小沢の裁判に至っては検察審査会にまで圧力をかけています。
国会というのは「ルール」を作るところです。
そのルールを作る側であるからこそ、国会議員にはより強い遵法精神が求められます。

自分たちだけはいくらでもルール破りをして良いのだというのは
単なる独裁政治であって日本の国会議員としての資格はありません。



ついでに、この溝畑宏の人事についても説明をしておいた方が良いでしょう。

元自治省官僚の溝畑宏は前原の小学生時代の同級生であって幼なじみです。

自治省から大分トリニータ体表取締役に天下りし、
その大分トリニータに大赤字を作り、
パチンコ、マルチ商法と
まっとうなルートではないスポンサーを連れてきたり、
赤字を隠すために粉飾決算を行うなどして大分トリニータを破綻状態にしました。

そういった業者をスポンサーで連れてくるということは
溝畑宏にはそういうルートのコネばかりだということです。
この時点でとてもまともとは思えません。

また、破綻をさせたことで2009年12月をもって引責辞任することが決まっていましたが、
辞任をする前から溝畑宏が猛烈な職探しをしていたことが報じられています。

前原はその幼なじみの親友である溝畑を助けるために
12月に突然本保観光庁長官を更迭し、
（しかも前原から本保には一言もなかった）
溝畑宏を観光庁長官に据えたわけです。

そしてさっそく溝畑の出した案というのが
「各県ごとに休日を変える　休日分散化」
という机上の空論でした。
デメリットにを全く考慮しないで「1兆円の経済効果があってバラ色です。」
などと言っているのですから、溝畑の程度が推し量れるでしょう。


独裁政治の手法しかできない民主党によって
日本の未来にどれほどの傷を残すでしょうか？
民主党が壊したものを10年20年30年とかけて治療していく
というのが今後の政治のテーマになるでしょう。