特亜に主権をプレゼント、ガス田、竹島、沖縄

代表選に夢中になって仕事を完全にほっぽり出している民主党ですが、
民主党政権になって1年が過ぎましたので振り返っていこうかと思います。
今回は竹島などについてです。


・東シナ海ガス田について

福田内閣時代、自民党は中国共産党に
「お互いの合意がない限りは開発しないようにしよう」
として日中中間線ぎりぎりに中国が櫓を建てていた
白樺などのガス田の開発をストップさせました。

開発するのなら共同出資で対等条件で開発し、
ガス田をシェアしようという内容でした。
まぁ、これでもかなり理不尽な話ですが、
共同出資という形で中国共産党に一方的に吸い取らせずに済みます。

ところが、民主党政権になってから
中国共産党は中止していたガス田の建設を再開しました。

その間、民主党は一切抗議をしませんでした。

このガス田については自衛隊が定期的に空撮し監視してきました。
ところが、岡田克也外相は
「空撮した写真については野党に見せてはならない。
報道発表もしてはならない。」
という事を決定し実施しました。

そして白樺は建設が完了し、あとは穴を開けるだけの状態になりました。

民主党政府は中国共産党が勝手に開発することを容認した上で
そのことが日本の国民に知られないようにと情報を規制したわけです。

そこで実質的に中国共産党が主導権を取る形になるまで待ってから
今年5月末の日中首脳会談において
「白樺については日本側の権益を大幅譲歩しますよ」
という条件を提示しました。
これにより日本側の権益は１／３以下になる予定です。

実質的に中国が完全に主導権を取れるようにするために
中国側の準備ができるまでそれを見守りながら
その間ずっと情報規制を敷いてきたわけです。


・竹島について

こちらも全く同じようなことを行っています。
自民党時代はずっと政府として抗議を続けてきたため、
韓国は余計な開発は行いませんでした。

ところが民主党政権になってから
こちらも同様に抗議せず、報道発表もさせない
という戦略をとってきました。

韓国政府はこれを見て竹島の実効支配を強めるため、
現在の基地機能を強化するための工事に入りました。
竹島のすぐ近くに海洋科学基地の建設も決定しています。

しかし、ずっと民主党は抗議をしませんでした。

これらの事について国会で散々自民党側から追及されましたが、
「竹島の領有権については累次の機会に韓国政府に対してもしっかり伝えております。」
と国会で回答してきました。
これは3月も4月も似たような回答でした。

しかし、これもその後に鈴木宗男の提出した質問趣意書への回答によって
真っ赤な嘘だったことが判明しています。

くだけた内容でその質問趣意書のやりとりを書きますと。

宗男
「先日、5月16日にも外相会談あったけど、
竹島開発について累次の機会に伝えてきたって言ってるけど
いつどんな風に言及したのよ？」
（5月25日）

政府回答「5月16日に会談あったでしょ？あのときに初めて言及したよ。
どういう言い方をしたかとかそういうのは一切教えない。」

と、国会で嘘までついてでも
韓国政府による実効支配が強化されるまで
政府として抗議をしないという方針であったことがわかります。


外国から見れば政権交代しようと日本政府は日本政府です。
その日本政府が正式な抗議をしてこなかったという事実を残す事
これが民主党の狙いです。

民主党が野党に転落したあともこの事実がくさびとなって
日本にとって大きく不利な材料になることは間違いありません。


・沖縄について

民主党は【民主党沖縄ビジョン】
これを政策ＩＮＤＥＸ２００９でも引き継いでいく事をうたっています。

その沖縄ビジョンから抜粋しますと
民主党は、「自立・独立」、「一国二制度」、「東アジア」、「歴史」、「自然」の５つのキーワードが、沖縄の真の自立と発展を実現するための道標となると考えた。
～中略～
民主党は、分権型連邦国家を目指しているが、沖縄はその地理的特性からも「一国ニ制度」を先行して導入するのに適している。


と、はっきりと沖縄を日本の統治制度から分断していくことを書いています。

民主党は「国家主権の委譲」と過去に提言をしており、
沖縄はその先行事例にしようと発表しています。

中国共産党は学校教育においても「沖縄は我が領土」としており、
沖縄を侵略する欲望をまったく隠していません。

民主党は中国共産党へ沖縄を献上するためにこの沖縄ビジョンを策定したのでしょう。
先の参院選では隠しましたが、
政策の方針としていまだこれは継続されているのです。
ただし、選挙の際のマニフェストには載せずに隠してきました。

民主党の連中が
「沖縄に米軍基地は不要」「沖縄は独立したほうがいい」
などと言っているのは中国共産党がそれを求めているからでしょう。



民主党は特亜については徹底的に譲歩してきました。
そして領土や資源という国家主権のまさにそのものの問題については
特亜に実質的に主導権が渡るようにするために
国内での情報規制まで行っています。

しかし、マスコミはこれらを報道して批判するような事はしません。
報道したら民主党が特亜の手下の売国奴集団だとバレて
せっかく民主党売国政権を作り上げたのに瓦解してしまいますからね。

この一年、民主党政府が、岡田克也外相がやってきたことは
間違いなく日本の国益ではなく中国や韓国の国益のための行動です。