そろそろこれもツッコミを入れておきます

【野党の不信任案けん制　岡田氏「国民に影響」】
　民主党の岡田克也幹事長は１３日、中国漁船衝突の映像流出をめぐり馬淵澄夫国土交通相らに対する不信任決議案の衆院提出を検討する野党の動きをけん制した。

　与野党は１５日に衆院予算委員会と衆院本会議で２０１０年度補正予算案の採決を行うことで合意している。岡田氏は「まず予算を早く通してもらいたい。１５日より延びることは好ましくない。衆院通過を延ばすと国民生活に影響が出る」と強調した。視察先の鳥取県境港市で記者団の質問に答えた。
(2010/11/13　産経新聞)


リーマンショックに早急に対応すべく麻生内閣（当時）は
G20などを主導し世界各国に経済対策として
政府支出を呼びかける等を提案し話をまとめました。

ところが国内では民主党が
「解散か政権禅譲を確約するのなら審議に応じる」
と、安倍内閣末期から一年以上続けられてきた審議拒否戦術を継続。
これによって日本だけが経済対策に大幅な遅れが出ることになりました。

「国民生活を人質に政局が第一」
これが民主党の一貫して取ってきた戦術です。

今回の補正予算の審議前に
岡田克也が与野党幹事長会談において
「補正予算の審議に応じて貰うかわりに小沢を国会へ引き出させる」
と約束しました。

ところが岡田は先日小沢に断られてから何もしていません。

麻生内閣の景気三段ロケットの二段目以降を凍結し、
子供手当などのバラマキに転用、
その後1年の間にまともな景気対策を何一つやってこなかったのが民主党です。

また、参議院選直後から補正予算の策定に入っていれば
とっくに補正予算だって成立していたでしょう。
ところが9月の代表選のために民主党は
7月の参議院選以降ずっと党内での派閥闘争に奔走していました。

内閣改造人事が済んでからも、
10月1日からの今国会に補正予算案をすぐに出すどころか、
実は中身がまったく決められずに野党案を丸パクリしようとしました。
結局、補正予算案が国会に出てきたのは11月になってからです。

その補正予算案の財源を見ると2.2兆円は
「今度の税収は伸びる予定だからそのプラス分」
という非常にいい加減なものです。
この点も自民党にツッコミを食らっていますが、全く修正しようとしません。


与野党間の約束を守らないことを棚に上げ、
過去に散々国民生活に悪影響を出しておいて
今更国民生活を盾に野党を批判し、
さらには出してきた補正予算の財源も不誠実という状態です。

菅直人は政権交代前に
「政権交代こそ最大の景気対策」と発言していました。

今がまさに「政権交代こそ最大の景気対策」という状況です。
さっさと民主党は解散すべきでしょう。



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