北朝鮮砲撃事件の対応について

まずは官邸の動きなどを時系列で並べてみました。


以下問題点を挙げていきます。

■「報道で砲撃を知った」発言

首相は35分には秘書官から事件を知らされたようです。
その前の15時30分に報道で知ったと会見で発言しています。
こうした発言は本当にテレビで知ったとしても言ってはいけません。
また民主党政府にも
情報を直ちに上げてくるシステムが無い事がはっきりしてしまいました。
3時に統幕長が対応にあたっている事から
防衛省内では3時前には情報が上がっていた事がわかります。
さらに、今の日本政府にはアメリカや韓国から情報が流れて来ないようです。
情報漏洩しまくり、日米の密約は公開、誰も責任を取らない・・・
などということをやってきているのですから、
アメリカだって今の日本政府には情報を流せないでしょう。
安全保障に関わる情報を中国へ流されかねませんしね。

■危機管理という意識無し

危機管理監、官房長官は首相よりさらに行動が遅く、
そのうえ首相も事件発生後の16時過ぎから40分間は
菅派の人間と国会対策を協議していたとのこと。
北朝鮮砲撃事件への対応協議は後回しになっていました。
明らかに優先順位を間違えています。

■防衛大臣は登庁予定が無かった

登庁予定が無く、菅首相に登庁を指示されて登庁しました。
北沢大臣は担当大臣であるのにその意識すらないということがはっきりしました。
さすが、昨年の就任後から週末は必ず地元で選挙運動をしていた大臣
というだけのことはあります。
ちなみに国家公安委員長の岡崎トミ子は登庁すらしていません。
これだけでも罷免されるレベルだと思います。
国家公安委員長側からも防衛大臣側からも
危機情報が迅速に首相に上がる体制が無く、
一度そこで情報が途切れているという構造がわかります。

■政府の対策会議が事件から6時間半後

皇室行事への参列を中止できないのであれば、
官房長官に必要な指示を出して仕切らせておけば少しは早くできたでしょうが、
官房長官も首相も二人揃って危機管理というものを全く知らないのでしょう。
また、どういう指示を出して良いのかも判らないのかも知れません。
対策も一次情報が上がってこないはずの野党より遅くてどうするのでしょう？


以下は直接ではありませんが、気になった点など。

■国交大臣には指揮監督権限は無かったんじゃないの？

仙谷は国会でそのような言い訳をして
馬淵には辞任は必要ないと言っていた訳ですが・・・
民主党議員の発言って必ずブーメランになりますね。

■民主党に助け船を出す与謝野

今日民主党が党首会談を呼びかけましたが、
18日に与謝野薫議員が菅首相と会談をしていたことが判明。
そのときの入れ知恵がこの党首会談だったそうです。
民主を助けるためにも自民が大連立で手を組むべき
というのが与謝野議員の主張ですが、
憲法違反の言論封殺、中韓の国益を最優先等々
今の戦後最悪の民主党政府に助け船を出す理由がわかりません。
強制起訴になって身動きが取れない小沢に
大連立によって復権する機会を作る事くらいでしょうか・・。
確かに小沢のマネロン団体の副会長が与謝野ですが。

■「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ」発言

ただの失言どころではないでしょう。大問題発言です。
ついでに言えば、問責決議案などが「先送り」になっただけで
危機対応がまるでできていないことについてさらに追及されるだけなのですが・・・。

■北朝鮮砲撃事件に関する部会を開くも関心無し

民主党は24日朝に外務部会を開いて外務省から説明を受けるなどしましたが、
出席者はたった20人でした。
412人も議員を抱えておきながら、
（しかも国会会期中でほとんどの議員が都内に居たのに）
出席者がたった20人というのはあまりにも危機意識がなさ過ぎます。
国会議員としての意識すら無いのでしょう。



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