責任転嫁と売国が目的

補正予算さえ通せばあとは約束など反故にと、
小沢の国会招致を約束した岡田が小沢と交渉することすらせず、
民主党の閣僚は異口同音に「野党が悪い野党が悪い」と繰り返しています。

これを今時信じるのはもはやカルト的民主党信者くらいのものでしょう。

【「野党が邪魔している」＝日韓図書協定承認の遅れ－菅首相】
　菅直人首相は３０日午前、首相官邸で日韓議員連盟の渡部恒三会長と韓日議員連盟の李相得会長らの表敬を受けた。首相は、朝鮮半島由来の図書を韓国に引き渡す日韓図書協定に関し、「野党からすると与党の邪魔をするのが国会の常なので、少し足踏みを続けている」と承認が遅れている理由を説明した。　
　首相は２９日の与野党党首会談で、野党側に同協定の承認について協力を要請したが、首相の発言には野党が反発する可能性もある。（2010/11/30 時事通信）


これですがツッコミ所満載です。

日韓図書協定については昨日の時点で審議日程に上がってきていません。
衆議院を握っているのは民主党です。
その民主党側からいつどうやって審議するのかの提案が出ていないのです。

国会は明日閉会です。
この点で民主党は一歩も譲りません。
国会審議をやればやるほどボロがでて支持率が下がるため、
国内の諸問題など全く無視で国会を閉じたいという考えからでしょう。

そして、現時点で衆議院の今日の審議予定が入っていません。

つまり、そもそもデタラメな日韓図書協定なるものを勝手に約束しておいて
それを衆議院で審議するよりも、
国会をさっさと閉じて少しでもボロを出さないようにして逃げたい
という自分勝手な理由で審議時間を取らないことを民主党が決定したのです。
　　「野党が邪魔しているから遅れている」
などというのは全くのデタラメです。


次にこの日韓図書協定についても問題だらけです。

１，そもそも朝鮮王朝儀軌は写本であり、
　　その他の書も含めて1205冊を韓国へ渡すとしているが、
　　写本＋寄贈品＋購入品という構成で
　　フランスのように本当に略奪していったものではない。
　　また韓国側が韓国民に対して「返還」という言葉を使っている事も
　　全く筋違いでありこちらがわざわざタダで渡す理由が無い。
　　さらに言えば「返還」という言葉に固執しているが、
　　「返還」ならば日韓基本条約で解決済みのお話ですから
　　引き渡す事はやってはいけない。

２，日韓の文化交流、友好のためなどと理由を付けているが、
　　それなら日本が敗戦時に韓国へ置いてきた古文書約13万点について
　　なぜ一切触れないのか？
　　今回の協定では「日韓の文化交流」と書いておきながら、
　　日本側だけが一方的に取られるだけという内容はおかしい。

３，韓国側はこれを端緒に65000点の
　　日本に所蔵されている文物を要求することを言い続けており、
　　過去に岡田克也が「今回限りの特例」としようとしたが、
　　韓国側は65000点の日本の所蔵品全てを手に入れる目的があるため、
　　この点については一切認めていない。
　　そして合意された協定では
　　「両国間の文化交流及び文化協力が一層発展するよう努める」
　　と記載されており、今回限りという条件等は一切書かれていない。
　　よって、韓国の目論見であるところの65000点に及ぶ
　　日本国内に所蔵されている文物を
　　今後ずるずると要求され続ける要素をきっちり残したままにされている。
　　尚、この65000点は朝鮮総督府と関係のない6世紀のもの、日本製の物まで含まれており、
　　ほとんどが日韓併合時代と関係の無い物である。


以上、3点は絶対に押さえなければならない点だと思います。
日韓の文化交流というのならば、
日本が置いてきた約13万点に及ぶ古書と交換すべきでしょう。



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