民主惨敗 茨城県議会選挙

政党　　　候補者数　　改選前　　　当選
自民　　　　　３６　　　　　４５（３２）　　３３
民主　　　　　２３　　　　　　６　　　　　　６
公明　　　　　　４　　　　　　４　　　　　　４
共産　　　　　　５　　　　　　１　　　　　　１
みんな　　　　　３　　　　　　１　　　　　　２
無所属　　　　３５　　　　　６　　　　　　１９


まず、自民の改選前議席数は４５でしたが36に減っているのは、
自民系無所属になって出ていたりするからです。
そのため無所属の改選前議席が６なのに当選数が１９となっています。

自民は公認候補がほとんど当選できたのでこちらは問題なしと見られます。

一応、現有議席数６を守りきった形ではありますが、
議席倍増は当たり前という目論見で、
全選挙区で候補者擁立を目指していた民主党です。
候補者を倍増させてきましたが、
この1年間の国政の失政、特に尖閣での売国判断で有権者の失望が激しく、
この2ヶ月ほどは候補者そのものが集められなくなっていました。

民主党の惨敗ぶりを示しているのが
定数に対して落選枠が一人という選挙区のうち8個所で
民主党候補が落選している事です。
（以下の8選挙区）

土浦市　定数３　候補者４
常陸太田市　定数2　候補者３
北茨城市　　定数１　候補者２
ひたちなか市　定数3　候補者４
つくばみらい市　定数１　候補者２
東茨城郡南部　　定数2　候補者３
那珂郡　定数1　候補者２
稲敷郡北部　定数1　候補者２


大畠章宏経済産業大臣の選挙区で
茨城県内で唯一民主党が一度も落としたことのない茨城五区のある
日立市では2議席を守りました。
あとは水戸、土浦、古河、筑西でそれぞれ1議席の合計6議席が
今回民主党が獲得した議席になります。
さすがに日立労組の組織票で一度も負けたことのない
日立市に関してだけは別というところでしょうか。

ひたちなか市もまた日立製作所関連が多く、
それに支えられて前回当選した佐々木忠男候補でしたが、
今回は定数３の候補者４という条件でも落選しています。
労組の中でもさすがに民主党へ投票しない人が出始めたと見るべきでしょうか？

正直なところ、日立労組の人達・・・本格的に馬鹿だと思います。
日立労組身の大畠章宏が
日立などの企業を支えている虎の子のレアメタル代替技術に関して
日中共同研究などと言ってこれを中国へプレゼントする話を勝手に話を進めているのに、
それでも民主党へ組織票を入れているのですからね。


さて、民主党は閣僚や先の参院選で当選した議員など
総力戦で応援に出ていたわけですがこのザマです。

数字で比較すると・・・
有効得票数　1,025,492
自民党　　　　　399,771　38.98%
民主党　　　　　174,425　17.01％

また５つの選挙区では民主は自民に対して候補者を擁立することができずに
無投票当選を許していますので実際はもっと票数に差が出ていると見られます。
本当にマスコミの世論調査の言うとおり民主党支持率が25％もあるのでしょうか？

昨年の衆院選では7つの選挙区のうち５つを押さえ
民主党が圧勝したわけですが完全に情勢は逆転しました。

明日からは民主党内での責任のなすりつけ合いと
仙谷と菅を下ろそうとする小沢派閥との内ゲバを眺めることになりそうです。



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