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2010年 12月 26日
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![]() 人気ブログランキングへ ---------- 【政府だけでデフレギャップ越えられない=海江田経済財政担当相】 [東京 24日 ロイター] 海江田万里経済財政担当相は、2011年度予算を決めた24日夕の臨時閣議後、記者団に対して「年内に決まってよかったというのが率直な感想」としたうえで「政府の資金だけでデフレギャップを越えられるわけではない。これが呼び水となって、民間に投資と雇用をやっていただきたい。官民が力を合わせてデフレを脱却するということだ」と述べた。 歳出の増加については「とにかく物価をプラスにして、経済をしっかりと回復軌道に乗せるのための予算なので、そういうことになった」と説明した。(2010/12/24 ロイター) ちゃんとした経済対策もやらずに「コクミンガー」「ミンカンガー」 民間がなぜ投資できないでいるかを考えない、考えられないって事でしょう。 このあたりは経済評論家という肩書きで食っていたとは言え、 いかにもマルクス主義者らしい経済感覚です。 民間だって馬鹿じゃありません。 今後の儲けが期待できそうなところがあれば投資します。 米国ではオバマ大統領が就任直後にグリーンイノベーションと打ち上げましたが、 結局その後にそれ関連の予算は特に行われておらず、 太陽電池関連の製造機器などへの投資も生まれませんでした。 介護と林業で雇用創出などと言ったり、雇用に補助金を付けると言われても 今の林業で成長を見込むのはむずかしいですし、 介護は団塊の多くが鬼籍に入り始める2025年以降は 急速に市場が小さくなる予測です。 また、介護を受ける側が大金を支払ってくれるような見込みがあれば良いですが、 そこに大きな芽があるとは思えません。 であれば私なら別の分野へ投資することを考えます。 しかし、政府が今後どういった分野を成長させるかのその方向性はありません。 グリーンイノベーションと言っているようですが、 予算から見れば雀の涙ほどしか付いていません。 波及効果が期待できない以上、やはり本腰を入れて投資はできません。 それどころか税制改正において法人税減税の見返り措置として 設備投資への減税措置の廃止など、 投資をさらに阻害する要因になる案を打ち出す始末です。 企業の競争力を高め、雇用を創出し、景気への波及効果が高いのは設備投資です。 国内から工作機械を調達するだけで、工作機械を作る企業も潤い次へ繋げられます。 そして製造能力が向上すれば、安い人件費で人海戦術で生産している製品に コスト面でも勝つ事ができます。 しかし、設備投資への優遇措置を止める方向で調整が進んでいる状態で どうして企業が積極的に投資の話を進められるのでしょうか? 政府がどういう方針を決定するのかが判るまでは 内部留保にしておいた方が良いと判断するのは当然です。 「民間が自発的に投資してくれないからデフレが解決できない」 「民間がお金を使って雇用を維持拡大してくれないから景気が良くならない」 この言い訳を口に出した時点で政府の役割を放棄している事と同じです。 政府としての役割を理解していない海江田は経済担当大臣として不適格です。 ついでに 歳出の増加については「とにかく物価をプラスにして、経済をしっかりと回復軌道に乗せるのための予算なので、そういうことになった」 という海江田大臣の予算の肥大化の弁解についてもツッコミを入れておきます。 以下、平成23年度予算の主要経費の分類をご覧ください ![]() 社会保障関係費とその他の事業経費以外は軒並み前年より削減されています。 社会保障は1兆円程度ずつ自然増なのでその分は差し引きますが、 民主党はマニフェストの主要事項の 子ども手当 戸別所得補償、高校無償化、高速道路無料化実験 この4つで約1兆円ほど上乗せをしてきています。 つまりは、各省庁、特に公共事業費と地方交付金を削って 経済効果の無かった民主党のバラマキ政策の増額分に回しただけなのです。 民主党はいまだにどうやって景気回復させるのかの具体的処方箋がありません。 雇用にお金を出したところで利益を上げるための仕事が無いのでは意味がありません。 処方箋も無く公共事業をばっさりと削り、 無駄なバラマキを聖域化する事で予算を肥大化させておきながら、 経済回復のためと言ってしまう厚顔無恥には呆れます。 ![]() ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓ ![]()
by ttensan
| 2010-12-26 07:15
| 政治
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