カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
ランキング参加中です。
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
スポンサーリンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 12月 29日
人気ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ ---------- 昨日、小沢一郎が条件付きで政倫審への出席をする旨の会見を行いました。 会見での質疑応答はほとんど意味を成さなかったので、 小沢一郎が説明した政倫審出席について文字起こしをしました。 重要な部分は赤文字になっていますので、 ぶっちゃけそこだけお読みいただければ良いかと思います。 今日は、いままでのいろいろな状況の中で私が考えた結果の結論をみなさまにお話を申し上げようと思います。 それは、ご案内の通り、政治倫理審査会の問題でございます。 まず、いずれみなさまに私の気持ちをメモいたしましたペーパーをお配りいたしました。 まず私の方からペーパーに沿って申し上げたいと思います。 挙党一致で国民の生活が第一の政治を実現するために 全て私はここにあると考えております。 私はこれまで菅代表、岡田幹事長から、自発的に政治倫理審査会に出席するように要請を受けて参りました。 それに対し私は、私の政治資金に関する問題は、具体的な司法手続きに入っており、三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の原理原則から言えば、司法手続きに入っている問題につきまして立法府の機関である政倫審に出席する合理的な理由は見いだせない。 ただ、私は別に、メディアのみなさんは「拒否、拒否」という言葉をお使いになっておりますが、出席を拒否したことはありません。 私が申し上げてきたことは、私が政治倫理審査会に出ることでもって、たとえば国会運営が円滑に進められると、あるいは選挙戦において、国民のみなさまの支持を取り戻すことができる。 そういう見通しのもとであるならば、私は、政倫審に、あるいはいろいろな、どのような場面でも出席することにやぶさかではないということを繰り返して表明してまいりました。 そうした中で、先般、民主党の最大の支持母体でもある連合の皆さんから、とにかく挙党一致の体制で難局を乗り切るよう、強い要請があったわけでございます。 また、国民の皆様に対し、また、同士の皆様に対しても、多大なご心配、ご迷惑をおかけしていることを、私自身も大変申し訳なく思っているところであります。 これらのことを総合的に考えまして、私は自分自身政治家の判断として、来年の常会において政治倫理審査会に自ら出席することを決意をいたしました。 具体的に申し上げますと、まず第一点として常会において、普通、通常国会と言いますけれども、国会法上は常会、臨時会、特別会という言葉ですので、常会において、私が政治倫理審査会に出席しなければ、国会審議が開始されないというような場合、すなわち私が出席することにより、予算案の審議をはじめ、国会の審議が円滑に進められるということであれば、常会の冒頭にも出席し説明したいと考えております。 二点目は私が政治倫理審査会に出席するかどうかということが、国会審議を開始するための主たる要件ではないということであれば、国民の生活に最も関連の深い、予算案の審議に全力で取り組むのが与党としても当然のことだと思います。 そして、一日も早い成立を図らなければならない。 従いまして、この場合におきましては、予算の成立後、すみやかに審査会に出席したい。 そのように考えております。 以上でございまして、いずれにいたしましても、最後に申し上げた通り、常会中の時期についてはそのときの状況判断でありますけども、私が来年の常会において政治倫理審査会に出席し、説明するという判断を決断をした。 ということでございまして、先ほど岡田幹事長にもお伝えをいたしました。 ■最初から政倫審を落とし所にしていた。 そもそも、野党側は一貫して証人喚問を求めてきました。 しかし、小沢は自身の不動産や政治資金について、 自身が発言するたびにその理由がころころと変わってきました。 だからこそ、偽証罪のある証人喚問で責任を果たせと野党は要求してきたのです。 しかし、岡田幹事長はあまり小沢を追い詰めすぎて30人離党されるだけで、 もうどこと連立を組んでも2/3を取る事ができなくなります。 自民は「連立を組む理由となる政策を示して選挙で民意を問うことが条件」 という民主党が絶対にやらない条件を提示しているため、 自民党との連立は不可能です。 今年の通常国会まで行っていたような 明らかな問題点が指摘されても これを無視して数で片っ端から強行採決、野党の審議要求は無視。 というような事を他の党と連立してもできなくなります。 そこで、岡田が目をつけたのが政倫審です。 政倫審であれば非公開かつ嘘も言い放題でなんの役にも立ちません。 しかし、国会中にあまりに派手に騒げば野党にそこをつっこまれ、 参議院で証人喚問を可決されかねません。 ここで一つ補足をしておきます。 証人喚問は原則全会一致でやってきましたが、 過去に多数決で押し切って鈴木宗男の証人喚問をやった政党があります。 民主党です。 その民主党が強行した証人喚問においての偽証罪も問われ、 それが鈴木宗男議員が収監される理由の一つになっているところは ブーメラン政党のすごさですね。 自分達で証人喚問してそこで取った言質を元に偽証罪で有罪にしておいて 「国策捜査だ」 などとこの1~2年は言っていたのですから馬鹿にしています。 少々話がずれました。 民主党としてはあまりやりすぎると、自分達が野党時代に それまでの慣例を破って強行した過去がある以上、 野党が参議院での多数決で証人喚問をやりかねないという考えがあったと思います。 だからこそ、臨時国会が終わったとたんに茶番をやり始めたのだと思います。 そして、政倫審にどうしても出たくない出たくないと つまらない茶番を繰り返して、 他に大きなニュースがあるようなあたりで こそっと「政倫審に出るよ!」と発表して誤魔化す。 最初から小沢にとっても民主党にとっても実害が発生しない 政倫審を落とし所にするための茶番をやっていただけでしょう。 証人喚問以外は何の意味も成さないと言っておきます。 ■さらに政倫審出席を党内政局に利用 さすがに政局だけで生きてきた小沢一郎はひと味違いました。 政倫審への出席に条件を付けています。 野党の審議拒否は仙谷と馬淵への問責が理由です。 結局、小沢はここに話が行くようにしたいのでしょう。 最近の地方選での連戦連敗で菅仙谷体制では勝てない 民主党内にこの危機感はかなり強くなっています。 彼らの支持母体である連合の会長のところにまで 民主党徹底支持に不満を持つ層よる労組への突き上げが 起きている事が伝わっている状態です。 民主党議員の多くは自前の選挙組織などをもっておらず、 民団、労組丸抱えの議員がほとんどです。 ポスターすらまともに張り替えて回れません。 一般の有権者が苦しもうとあまり気にする連中ではありませんが、 労組に対して突き上げがはっきりわかる状態になっている このことが彼らにとって非常に大きな危機意識を抱かせているのです。 一方、9月の代表選で勝って小沢派を閣僚から一掃し、 仙谷体制を作った仙谷としては、数々の売国行動による支持離れの加速により 党内での自身の支配体制が危うくなってきているので 小沢を離党させることで自身を守りたいところでしょう。 ここのところ小沢の離党を望む旨の発言を繰り返しています。 そこで政倫審への出席に条件を付けることで、 「仙谷と馬淵の責任問題」 をあらためて浮き彫りにしようという事でしょう。 仙谷体制では選挙で戦えない、そう党内に揺さぶりをかける狙いだと思います。 実際に読売の記事では 27日夜の中堅・若手議員との会合では、自らを奮い立たせるように「党内で多数派なのはこちらだ。代表選で菅さんに投票した人も多くが失望している。向こうはどんどん少数派になる」とまで言い切った。 と報じられています。 今回、小沢が政倫審出席へ条件を付けたことでさらに党内抗争が激化するでしょう。 ■民主党を守りたいマスコミのスタンス 時事通信の姿勢がわかりやすいと思います。 以下、 【仙谷、馬淵氏の辞任要求=小沢氏出席、「審議拒否」と無関係-自公】 この記事の頭の部分、記者の思い入れの部分だけ引用します。 自民、公明両党は28日、民主党の小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会に出席する意向を表明したことに関し、小沢氏の出席に関係なく、問責決議を受けた仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相が辞任しない限り、次期通常国会の審議に応じない方針を強調した。小沢氏の「政治とカネ」の問題については引き続き証人喚問の実現を求め、民主党に対し攻勢を強める構えだ。 この部分は記者の主観が書かれています。 マスコミとしては小沢の政倫審出席で 野党から追及を受けている仙谷や馬淵の件をうやむやにしたいのでしょう。 ちなみにこの記事のニコ動向け見出しは 【小沢氏出席でも自公「審議拒否」】というものだったりします。 12月21日の石原伸晃幹事長の定例会見での質疑応答でも 記者:証人喚問が実現したとしても、仙谷官房長官と馬淵国交大臣の辞任を求めていくということでよろしいですか。 石原幹事長:これはまったく別問題だと思います。 こうしたやりとりが行われています。 民主党政権を守りたいマスゴミとしては、 小沢の政倫審や証人喚問と、仙谷と馬淵の問責という まったく別の問題をあえて一緒にしてうやむやにして 民主党へのダメージを小さくしようという考えがあるのでしょう。 となれば今後、そういった形で報道をしてくる所が出てくる可能性があります。 場合によっては小沢が政倫審出席を決めたのに、 審議拒否をする野党はどうこうと言い出すお花畑な人も出てくるかもしれません。 ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by ttensan
| 2010-12-29 19:14
| 政治
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||