情報保全隊の私兵化など、目に余る権力の濫用

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まずは昨年暮れの防衛省の言論規制・事前検閲通達の件
(昨年11月18日の当ブログの記事をご参照ください)

【政権批判を封じる通達、安住氏の主導と判明　政務官再考促すも耳を貸さず】
(2011/01/27　産経新聞)

憲法に抵触する言論規制と事前検閲、そして反民主党な言論が出そうな
民間の講演会にすら自衛隊員の出席を禁じる思想信条の自由にも引っかかる
この通達の件一つでも自民党時代ならマスコミ総出で内閣総辞職するまで叩いた案件です。

実際に自民党の小池百合子議員が招待された隊友会（自衛隊のOB会）の記念講演では
海自の将官が全員欠席したことが明らかになっています。


そして、わざわざ自民党の谷垣総裁に対して遅刻するように要請していた事も明らかになりました。
【自民総裁に遅刻要請、自衛隊ＯＢらの賀詞交歓会　次官通達盾に式次第検閲】
(2011/01/26　産経新聞　より抜粋)
　防衛省所管の社団法人が主催した賀詞交歓会で、自民党の谷垣禎一総裁が出席時間を遅らせるよう要請され、同省政務三役らと「同列」の開会冒頭の祝辞ができなかったことが２５日、分かった。主催者側から式次第の報告を受けた防衛省の意向だとされる。自衛隊行事での民間人による政権批判を封じる昨年１１月の事務次官通達を盾に、防衛省が部外行事の内容にも介入していることが具体的に明らかになったのは初めて。

昨年の参議院選挙前には
自衛隊の式典などに野党の候補は呼ぶなという通達を
北澤大臣が出していました。

わざと遅刻させたり等の姑息な手で自分達を差別化する
これほど器の小ささを理解できる事例は珍しいでしょう。


そして、自衛隊を反民主党の監視として私兵化していた件ですが、
【自民・佐藤議員「保全隊員来た」　自民・逢沢氏、防衛相問責に言及】
(2011/01/25 産経新聞)

情報保全隊員が佐藤議員の後援会に出席していたことは
佐藤議員も認識していた上で裏取りをしています。
その上で民主党政府側へ問いただしているのに
北澤防衛大臣はシラを切り続けています。
自民党は保全隊員の画像を証拠として出す可能性も検討中。

北澤の問責も含めて、さっさと更迭しろという話になるでしょう。
自衛隊を使って民主党にとって邪魔な人物の監視をやっていた大臣を
どうやって信用して議論すれば良いのでしょうか？

民主党は党の内部は旧社会党であり、
こうした憲法無視の権力の恣意的濫用は予想していましたが、
ここまで酷いのに民主党を支持している人達がまだ居ることに驚きを隠せません。

テレビがバッシングしなければどんな悪事であっても「問題のないこと」
として済ませてしまう人が多すぎるのでしょう。




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