景気対策三段ステップだ→効果は試算していませんでした

人気ブログランキングに参加しています。

人気ブログランキングへ
----------

4日の衆議院予算委員会
菅原一秀議員との答弁でのやりとりの一部をまとめてみました。


菅原
「23年度予算の景気への効果がどの程度なのか具体的数字は？」

野田
「23年度予算は成長と雇用という観点からも景気を前進させる予算。この四半期もプラス1.5％成長だったし、私はこの予算はベストだと思っている」

菅原
「ここのところのは麻生政権での景気対策の効果だろ、子供手当だって2兆円使って1，2兆円以上も貯金に回ってて効果がないじゃないか、公共事業も大幅に削ってて民間のシンクタンクだと成長率を押し下げるって指摘されてるだろ。この23年度予算で成長率の押し上げ効果の試算を説明せよ」

野田
「来年度の実質経済成長率を1，5％と見込んでいるので予算はその中で貢献すると思う」

菅原
「1，5％というのは経済全体の実質成長率の見通しでしょ、私が聞いてるのはこの予算の効果が何％あるのか聞いてる」

野田
「あのー、予算そのものの効果という観点での推計は出しておりません」

枝野
「大きな社会経済構造の変化を目指している中で三段階に渡る経済対策を進めているので・・・（略）」

菅原
「民間の試算、たとえば野村證券とかだと政府の23年度予算では成長率に対して-0.1％と数字が出てるでしょ、これの政府版が無いかと聞いている。予算審議の大前提でしょ」

枝野
「予算だけでそうした効果があるかどうかを試算した政府は今まで無いと聞いている。（以下略）」

菅原
「麻生政権では三段ロケットで１％の効果という数字をきちっと出してるんですよ。そういう数字をきちっと出してくださいよ」

中井（委員長なのに話をすり替えに入る）
「今まで政府予算で何％というのは聞いたことがない、麻生政権でほんとに数字を出していたかどうか調べさせる。ほんとに数字を出していたのなら貴方にまた質問のチャンスを与える」
(ブログ主の主観的感想→どうせ再質問の時間は用意しないでしょう。)

枝野
「委員長のご指示どおり、麻生内閣で具体的に数字を出していたのか出していないのか調べて早急に理事会で報告します。」

菅原
「だから、そうじゃなくて23年度予算案がどの程度経済を押し上げるかその数値を前提にしないと議論できないじゃないか」

中井
「ちがうちがう！そんな数値はないよ！（過去の政府が試算を出したことが）無いんだ！今まで無い」

枝野
「予算だけでどの程度押し上げるかの効果を試算してきた事は無いと理解している。委員長の指示がありましたので、麻生内閣での数字を出していたか出していないかは確認させていただく」



民主党政権は景気対策三段ステップの
締めの三段目と強調している23年度予算なのに
景気への効果がどうであるのか試算していないのです。
（試算していてとても言えない数字になったからかもしれませんが）
そしてそのことを誤魔化すために
中井が割って入って話をすり替えてしまいました。

事前の質問通告がされていてこの状態です。

景気を押し上げ、国民生活を支える予算だから一日も早く成立させろと
菅直人以下、民主党政府は主張してきました。
しかしながらそれが嘘だと言う事がはっきりしました。

議論の大前提となる数字を出せないのに
「議論しようぜ！賛成してくれよ」
そしてこんなメチャクチャな答弁に対して拍手をする民主党議員達。
今すぐに幼稚園からやり直せと言いたいです。




↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓