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2011年 02月 09日
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人気ブログランキングへ ---------- 民主党は、参議院選挙のいわゆる「1票の格差」の是正にあたっては、選挙制度の見直しとあわせて定数削減も実現する必要があるとして、参議院議員をメンバーとする作業チームを設け、党独自の具体案の検討を進めることになりました。 参議院の選挙制度の見直しを巡っては、西岡参議院議長が、去年12月、今の定数242を基本に全国9つのブロックに割り振り、ブロックごとに比例代表の非拘束名簿方式で選出する案を示しました。この案について民主党内では、定数が1人の選挙区選出の議員らが「人口の少ない地域から代表を送ることが難しくなる」と難色を示しています。 さらに、去年の参議院選挙の公約には、定数を40程度削減すると盛り込まれていることから、定数を維持したのでは有権者の理解を得られないといった指摘も出ています。このため、民主党の参議院の執行部は、選挙制度の見直しとあわせて、参議院の定数削減も実現する必要があるとして、平田参議院幹事長を責任者に参議院議員をメンバーとする作業チームを近く設け、独自の具体案の検討を進めることになりました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110202/k10013790651000.html (NHKニュース 2011/02/02) 昨年の参議院選挙では一人区で民主党は完敗しました。 山間部とか過疎地とか人口が少ない地域なわけですが、 公共事業の大幅カットや 事業仕分けによる補助金切り、 たとえば農地の鳥獣対策の補助金もばっさりカットされました。 山間部などの農地はどうしてもこうした食害に対策をしなければなりません。 そうしたお金や地方の仕事、そして補助金をカットしたことで そうした部分から真っ先に民主党による最大不幸社会を味わいました。 民主党は社会党の頃から都市政党でした。 それは都市部ではそうした現場、生活に直結している場から遠く いわば最前線ではないため実感が薄いからでしょう。 そこで民主党が一票の格差を是正するとして 西岡議長が全国をブロック化して 比例代表にしてしまおうと言い出したりしています。 衆議院ではなるべく人口で小選挙区の区割りをしていますが、 参議院も単に人口で割っていくようなやり方であれば それは衆議院の劣化コピーにしかならないと思います。 たとえば1つの県で二人という形で定数を切っても良いと私は思います。 それならば各地域の代表として堂々と国会で意見を主張できます。 ところが民主党(都市部を基盤にしている政党)が言い出している案は ざっくりとブロック分けするという物です。 極端な話ですが、神奈川県で考えて見ましょう。 神奈川県を一つのブロックとして仮定した場合 神奈川県の総人口は現在900万人です。 そのうち横浜市が368万人、川崎市が142万人 これだけで56%を占めてしまいます。 とすれば実質的に横浜と川崎だけが神奈川県の代表として 議員を送り込める状態になってしまいます。 これをさらに大きな地域分けで行えば、 大都市を抱える県の出身議員ばかりが国政へ入り、 島根や鳥取など人口の少ない地域は議員を送り込めなくなります。 民主党が言い出し始めた参議院の選挙制度見直しは 「一票の格差を是正する」という建前を利用して、 民主党の得意な都市部の票によって人口の少ない地方の票を圧倒する という選挙制度にしようということです。 よく一票の格差がという人が居ますが、 その土地を守っているのはその土地の住民・・国民なのです。 農地やその土地の住民というのはその土地の環境保全も担っています。 そうしたものを「数が少ないから」という理由で ばっさりと切り捨ててしまうようなものは私は正しいとは思いません。 それぞれの地域の代表として意見を国会へ持ち寄り、 最大公約数としてより多くの人達が幸せになれる案を しっかり時間をかけて話し合う。 解散が無い参議院であればむしろそういう制度にすべきだと私は考えます。 都市部の票数で地方を切り捨てるような安易な制度改正 ましてや民主党が弱い地方の票を都市部の票で圧倒するための選挙目的の改正 などというのは断じて容認すべきではないと思います。 ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by ttensan
| 2011-02-09 07:09
| 政治
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Comments(3)
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恥知らずは雪と共に溶けて消えろ
at 2011-02-09 17:19
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まったく同感です!
違憲状態とする高裁判決が相次いで出ている中 西岡議長案はそれに合わせる形で発表されていましたが 冗談じゃないと思いました。(大体なんで高裁判決で・・・) 人口に応じて割り当てるってそれじゃ 衆議院(下院)と変わりないじゃないですか アメリカじゃ上院は各州2名づつの計100名で 3700万人のカリフォルニア州でも130万人のハワイ州でも2名 全然一票が平等じゃありませんしかも昔は間接選挙でした それは大衆に選ばれた下院が数の論理で暴走しないように 抑制しようという二院制の観点からのものです。 アメリカがそうだから日本も、と言いたいわけではありません。厳格な三権分立のアメリカと議院内閣制の日本では制度ももちろん違います。しかし二院制にわけ、上院には一票の平等の観念などない等の趣旨は日本も参考にできると思います。 事実参議院で民主党が躍進しだしてから今の状態につながったとも言えるわけですし、むしろ暴走の端緒になっている面もあります。ここに一票の平等なんていいだしたならばさらに助長しかねません。断固反対すべきです。
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後南朝
at 2011-02-09 18:47
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民主党の、今回の露骨な選挙制度改革試案は、「より公平な選挙への制度」ではなく、「次の総選挙で民主党が、政権維持する為のツールの開発」と見て間違いでしょう。
民主党はもう、「政権維持の為なら、何でもあり」と決めたようです。 この制度なら、少数しか人口がいない県が、不利になるのは、素人での判る話です。つまり政治に必要な「公平性」より、人口が多い都市部なら、まだ選挙で民主党が勝つ可能性があると思われる為、そこを「優遇」する「選挙対策」を採用しているのです。 結局民主党は、「公平性」を捻じ曲げても、自分の「選挙対策」を優先する、「非民主主義的政党=極左政党」だと言う、本質をまざまざと我々に見せ付けたのではないでしょうか?。
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地方人
at 2011-02-12 12:31
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地方が存在しての日本国であるということが分かってないですね。格差はあって当然だと思います。一票の格差を誇大するならば地方と都市の賃金格差、林野分野での都市の負担も含めて議論してもらいたいくらいです。
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