情報保全隊による監視は自民だけではなかった

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民主党政府は自衛隊情報保全隊を
自民党議員や自衛隊OBの民間人の監視に使っていた事が判明しています。
（佐藤正久参院議員、宇都隆史参院議員、田母神元航空幕僚長など）
【自衛隊「保全隊」問題さらに拡大　別の自民参院議員でも潜入調査】
(2011/01/26　産経新聞)

ところが自民党議員でも自衛隊でもない
他の野党議員の監視にも情報保全隊が使われている事を
昨日の参議院予算委員会でみんなの党の小野次郎議員が明らかにしました。

小野次郎議員と北澤防衛相のやりとりを簡単に以下。

小野
「情報保全隊を他党の監視に使ってるんじゃないの？」

北澤　
「具体的にいつどこの場所で誰がと特定してもらわなければ対応できません」

小野
「とぼけんなよ、昨年10月17日のみんなの党の旭川演説会に来てたじゃねーか！
（名刺を見せながら）名刺もこの通り取ってあるんだよ。帯広から旭川まで電車で4時間もかかるんだぞ、遊びで立ち寄るとかいうレベルじゃねーだろ。自衛隊と全く関係が無いんだよ、うちの候補者は」

北澤
「公開の会合、こういうものへはきちんと情報収集の範囲内でやっております。」

小野
「なんで各政党の演説に自衛隊の情報収集が必要あるんだよ！」

北澤
「公開の場での情報収集とはありますが、政治家の集会へ行っているかどうかは私どもは承知しておりません。」

小野
「宇都さんの時は入らないって言って、公開の集会には入るけど政治家の集会には入るかわからないってどっちなんだよ！」

北澤
「諜報活動に入る人間が名刺を出すのか？そいつの名刺を見せろ！見せればどういう活動をしていたか明らかにしてやる」
（ブログ主注　いつもの北澤の逆ギレ気味回答）

小野
「つまり名刺を押さえられたら認めて、押さえられさえしなければ無いって言い張るつもりか？」

北澤
「どこの集会へどういう風に行っているかなど判っているわけではない。したがってその人を明らかにしてくれればそれを調べる」

小野
「は？部下が何やってるかわからないってシビリアンコントロールが出来てないって事じゃねーか！」


これは大変重大な問題です。
民主党は自衛隊の情報保全隊を民主党の私兵にしている。
このことがはっきりとしたという事です。
名刺を見せろと火病を起こしていましたが、
名刺を見せたらその隊員に対して何らかの処分をするつもりでしょうか？

当然のことですが、自衛隊は命令無しには行動しません。
そして情報保全隊は大臣直轄になっており、特に勝手に動かせません。
責任追及を避けるための言い逃れとして
自分の直轄部隊の管理もできていないというのも話になりません。

現政権は自衛隊を他党の監視に使っている
ということが明らかになりました。
このことは1月には指摘されており、
3月になってもシラを切るだけで総理以下全く対応しません。
少なくとも首相と防衛大臣は道義的に議員辞職に値すると言って良いでしょう。




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