なぜ不足と報道されていないキャベツが？

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【中国「日本に向けて新鮮なキャベツ２８５トンを緊急輸出した。検疫検査も特別扱いで速やかに通した」】
東方早報によると、震災で物資供給が不足している日本に向けて
昨今、上海から 285 トンのキャベツを緊急輸出した。

加工工場は上海星輝野菜有限公司、所在地の奉賢区検験検疫局は特別扱いで検査を速やかに通した。
(2011/03/28　東方ネット）


ただでさえ危険な中国野菜が！
と思ったそこのあなた。

http://www.jetro.go.jp/world/japan/qa/importproduct_01/04M-010592
JETROで昨年11月に出された情報では
キャベツは過去にクロルピリホスが検出された事から全ロットについて検査命令が出されています。
とのことです。その直感は正しいと思われます。

その危険な代物が手薄な検査で日本へ出荷されるわけです。
民主党政府がこれにきちんとした検査も行わずに輸入を許可するとすれば、
（民主党が中国の犬というのはもう常識ですが・・）
今後、中国からの輸入食品をより簡素な検査で
日本市場へ入れるための口実に使われかねません。

加工品の場合はその原材料の産地を記載する必要がありませんから、
冷凍食品やらファミレスやらのキャベツは要注意ですね。
あと、トップバリューは確実にだめでしょう。
あそこの支那依存度はかなりのものですからね。
だからこそイオンの次男坊である岡田克也は
中国様には絶対に逆らわないのでしょうけど。

ちなみにキャベツは国内自給率97％だそうで、
今回の被災した中で千葉や茨城は主要産地ですが、
特にこの3月から6月までの間に出荷する地域は
千葉以外には神奈川、愛知などが主要産地だそうです。
季節に応じてですが北海道などそれぞれ東北以外に産地を抱えています。

産地の分布や自給率からしても
緊急輸入をしなければいけない必要性が考えられないのですが？

・・・やはり単に今回の地震のどさくさで
検査をスルーして出荷する口実を作る事が狙いなのでは？


追記です。
【鹿野農水相、農家への仮払い検討＝共産・大門氏「出荷停止で自殺者」】
　鹿野道彦農林水産相は28日午後の参院予算委員会で、福島第1原発事故で被害を受けた農家らの救済について「現金収入が途絶えている実態にも配慮した支援の仕組みを考えている。仮払いのような仕組みも検討している」と述べ、早急に取り組む考えを強調した。共産党の大門実紀史氏が、「自殺者が出た」として、対策を講じるよう求めたのに答えた。
　同党や大門氏によると、自殺したのは福島県須賀川市のキャベツ農家の64歳の男性で、「23日にキャベツなどの葉物類が出荷停止になったとの知らせを受け、24日朝に自ら命を絶たれた」という。　
(2011/03/28　時事通信)

危惧していた事が起こりました。
今の内閣は責任を取りたくない事と補填にお金をなるべく出したくないと
赤松口蹄疫の時の反省もなしに同じ姿勢を取っています。

「出荷停止にした」とかっこよく発表する物の
セットで全量買い上げ等の対策を全くしないためこうなるのです。
しかも責任を負いたくないので「自粛要請」という名目にしています。
自粛要請と言って政府が出荷を強制的に止めたわけではないから、
政府が損害を負わないようにする・・・実に姑息です。
バラマキ政策のお金に手を付けさせたくない現政権は、
すぐに支払う事でプールしてある予備費を削りたくないのでしょう。

昨年、菅直人がデフレ宣言をしたときもデフレ対策無しに発表しました。
ただのリサーチの下請けならそれで良いでしょうが、
最終責任者である政府が発表するときは必ず対策とセットでなければなりません。
そうでない言いっぱなしは必ず損害が発生するからです。
国民の生活を背負っているという意識が無いから
こういう過ちを何度でも繰り返すのでしょう。



さて、一方その頃中国国内では

【使用食材、実は非日本産でした！和食レストラン、風評被害恐れ続々と「白状」―北京市】
2011年3月27日、北京晨報によると、香港で日本産野菜から基準値を超える放射能が検出されたことから、北京市の日本食レストランが「使用している食材は日本産でない」と「白状」し始めた。

記事によると、同市の多くの日本食レストランでは、通常顧客に日本産の食材を使用しているとの印象を与えたいと願っているが、日本の原発事故を受けて、仕入れている食材の本当の産地を告白し始めている。複数のレストランによると、多くは中国国内、欧州、米国、インド洋など、概ね非日本産。

日本食レストラン「久源」によると、同店の仕入れはサーモンがノルウェー産なのを除いて、ワサビも含めすべて中国産だという。日本食レストラン「松子」の店員は、「ツナは日本産だが、地震前に仕入れた物」で、食材の安全には万全を期していると話した。（翻訳・編集/津野尾）
(2011/03/27　レコードチャイナ)


「日本産食材は放射能の危険性が・・・」
という風評被害によって売上が下がる事を考慮し
「すいません、実は日本産食材なんて使ってませんでした」
と、次々と白状を始めている状態とのこと。

喜劇ですね。





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