統一地方選第一弾は民主惨敗 象徴的な三重県知事選

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昨日に投開票があった統一地方選の前半戦ですが、
民主党の大敗が確定しました。

与野党対決になっていた首長選が以下
東京　北海道　奈良　三重　広島市　札幌市
（なぜかマスコミは奈良をカウントしませんが、元々民主党が出馬要請をして
　民主公認の看板だと戦いにくいので塩見候補はそれを表向き辞退し、
　民主党議員が支援する形でした。
　東京での渡辺美樹候補と同じなので当ブログではカウントします）

北海道は自民系の高橋はるみ氏が3倍以上の差で圧勝
東京も石原の圧勝でした。
奈良　三重は民主王国でしたがどちらも接戦を自民系が制して勝利。

広島市は左翼・連合系の市長の後継者を民主が支援したものの
自民系候補が勝利しました。

ただし、札幌市は民主党王国の中でも屈指の赤い大地。
ここだけは民主党が勝利しました。

どのくらい赤いかといいますと、
全国的に民主党の苦戦が目立つ中で、
札幌市は民主党が改選前から議席を増やしています。
（今回22　改選前２０）

今回は民主敗北の象徴として三重県知事選について取り上げます。

三重県は民主党王国の一つです。
そして民主党の岡田克也幹事長の地盤でもあります。

岡田幹事長は今回の震災で災害対策本部長を受け持たれていましたが、
先週の日曜日も選挙応援を優先し地元入りしていました。
そんな岡田氏は「自民は地元以外の人間も応援に入れている。
災害でどちらが正しい対応をしているかを選んで欲しい」
と訴えていました。
自分の事を必ず棚に上げるあたりが素晴らしいです。

先日週刊ポストに
三重県四日市市の建設会社さんのコンクリートポンプ車が
この建設会社が今回の知事選のライバルである鈴木氏の後援をしていた事から
一度は福島の現地入りした物の
知事選を考慮した岡田克也の判断で出番無く追い返され、
24日になって出動要請を受けて再び福島の現場へ向かった
という記事が載っていました。

岡田氏は自身のブログで
【『週刊ポスト』の記事－事実無根の捏造記事に断固抗議する】
と、事実無根としています。

福島原発の問題の早いうちから
この建設会社はコンクリートポンプ車の提供を申し出、
新聞などでは顔写真入りで記事が載っていましたが、
24日にコンクリートポンプ車を提供して以降ぴたっと露出が無くなりました。

私も問い合わせてみましたが現在は一切の取材を拒否しています。

事実無根であるのなら、なぜこの建設会社の方は否定しないのか？
なぜ一切の取材を拒否しなければならなくなったのか？
地元四日市から見れば英雄的扱いであるのに・・・です。

このあたりのことを時系列で整理しましょう。

・17日　三重の建設会社がコンクリートポンプ車の提供申し出　（デイリー、スポニチ、他）
・19日　ベトナム企業所有の同型車両が横浜港にちょうどあることが判明し現地へ向かう　（NHKニュース）
　　なぜか東京電力は「中国外交部」に対してコンクリートポンプ車の支援を要請
　　なお、東電側は購入を申し出、中国側が無償で提供　（テレビ朝日）
・20日　申し出からずっと回答が無く待機を余儀なくされていた
　三重県の建設会社のコンクリートポンプ車が福島へ出動。　（NHKニュース）
・21日　コンクリートポンプ車から放水予定が延期に（ただしベトナム企業所有のものを予定していた）　（日経新聞）
・22日　コンクリートポンプ車からの放水開始（作業はベトナム企業所有のもの）　（NHKニュース）
・23日　中国からのコンクリートポンプ車の寄贈式が東京で行われた　（チャイナネット）
・27日　中国からのコンクリートポンプ車が福島第一原発コントロールセンターへ到着　（チャイナネット）
・31日　さらにアームの長いポンプ車の独から福島への派遣が決まる　（共同通信）

週刊ポストの記事云々以前に、
17日に申し出をされていたのにそれを承認（20日）するよりも先に
19日に中国外交部へ支援要請をしています。

また、一企業が外国政府に直接交渉するはずが無く、
民主党政府が責任を回避ために
東電から依頼をする形に見せたという事は間違い有りません。

岡田克也は事実無根と言っていますが、
民主党政府側がなぜかこの三重県の建設会社のポンプ車の出動や活躍を渋っていた。

この部分は事実です。
週刊ポストはこの部分を三重県の知事選挙に引っかけて記事を書いたのでしょう。

地元四日市としては活躍がまったく報じられないばかりか、
せっかくの申し出を無視して中国から購入する話を進め、
ベトナム企業所有のものを優先して使用し、さらには独から取り寄せです。
これで納得できる人はどれだけいますか？

さらに言えばわざわざ中国様マンセーをアピールするために
17日から出動準備が出来ていたものを放置していたわけですから、
東京消防庁の放水車が4時間以上連続使用すれば壊れると知らされながら
海江田が7時間連続で故障するまで放水を強要したのは
中国のポンプ車の出番を用意するためだったのでは
とすら考えてしまいます。

そうした民主党の行いがどうであったのか？
実際に岡田克也の地盤であるはずの四日市で
　松田直久（民主推薦）　51423
　鈴木英敬（自民推薦）　67559

三重県全体での得票はそれぞれ
　松田直久　369105
　鈴木英敬　379472

と、四日市での票差の影響は否定できない結果になっています。

民主党は長崎県の知事選で露骨な恫喝を行い、
実際に民主党公認の候補者が負けたら
長崎の道路関係の計画が止まった事は報じられています。
（当時は前原国交大臣）

露骨な報復を平然と行って来た民主党政権
という背景を考えれば三重県の四日市のこの建設会社の社長が
なぜ24日あたりから一切の取材を拒否するようになったのか？
この点を察することができると思います。

権力を笠に着て言う事を聞かせようと恫喝し、聞かなければ報復。
そうして敵を作ることで民主党はかえって首を絞めている形になっていると思います。
こういうやり方しかできない独裁しかしらないちんぴら集団
それが民主党だと思います。
マスコミが民主ブームを作りクリーンでオープンというイメージだけを作ってきましたが、
それがただのイメージだったということがバレてしまえば、もう票は戻りません。

民主王国の三重県で民主党が負けたこと
民主党の支持率が３０％以上あるという報道が一部あるようですが、
それが全く信用できない数字であることを証明したのではないでしょうか？
いつ解散をやっても民主党が大敗することは間違いないでしょう。

ちなみに当確が出たときの鈴木陣営の写真が以下。
右下に映っているテレビがなんとも言えない味付けになっています。





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