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2011年 05月 02日
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人気ブログランキングへ ---------- 4月27日 衆議院文部科学委員会 宮本岳志議員の質疑をざっくりまとめました。 -------以下ここから 宮本: 校庭、園庭での空間線量率、毎時3.8マイクロシーベルト(以降:μSV)を超えた学校は、当面の校庭、園庭での活動を1日当たり1時間程度にするなど学校内外での屋外活動をなるべく制限するって言って、4月19日の時点で基準を上回ったのは13校だって言ったよな?ちょっと不審に思ったから配布した資料を見てみろ。 これは文部科学省が出して来た資料で、福島市立福島第三小学校は地上から1メートルで3.6。 50センチで3.9だからダメだってことになってる。 ところが福島市立福島第一中学校は1メートルで3,7 50センチで4.1。 いずれも福島第三小学校を上回っているけどなんでこっちは問題無いってことになってんだ? 高木文科大臣: 中学校は1メートル、幼稚園・小学校・保育園では50センチの高さが活動の中心になるということから、線量率の高さを判断する場所に適切ではないかと考えました。※1 宮本: は?3.8μSVって数字だってこれ以上いったらいけないっていう最大限度の数字だろ。 (注:年間に換算すると20ミリシーベルトになる数字が3.8μSV) 小学生は50センチ、中学生は1メートルって、中学生がしゃがむことだってあるだろ、運動場に座ることだってあるだろ。 小学生だって六年生になれば1メートル近いところが活動の中心の高さになる事はいくらでもあるだろ。 これでどうやって安全が守れるんだよ。 高木: ごにょごにょ・・・平均を取ってるんです。 宮本: 平均なんか取ってねーじゃん、低い方取ってんじゃねーか。 4.1って数字が出てるんだから、(地表から高さ)50センチ地点だろうが1メートル地点だろうが、 3.8μSVを超えたら(許容量の)最大値を超えたと判断する、これが科学的だと思うが、原子力安全委員会さんいかがか? 原子力安全委員会久住: 私どもは文科省との話し合いでどのような場所であっても3.8μSVを超えたら、その場所は3.8μSVを超えていると判断すると文科省から説明を受けています。 宮本: 大臣、言ってる事が違うじゃないか! 高木: 1,校舎内の放射線については木造校舎ではないので極めて低くなる 2,一般的に考えて児童が8時間以上の外出は考えにくい 3,放射線というものが減衰していく事を見込んでない数字だし(毎時3.8μSVについて) 4,今回はあくまでも夏休みまでの暫定措置だし。 だから安全を確保できると考えてる。 宮本: 答弁になってない。 原子力安全委員会はそんな話は聞いてないって言ってるんだろ? 安全委員会は3.8をどの地点でも超えたら超えたと判断するという文科省の説明を受けてOKを出したんじゃないのか? だったら3.8μSVを超えたら許容を超えた事にすると、見直しますとしたらどうだ? 高木: 小学校なら50センチ、中学校なら1メートル。これできちっと安全基準に入るという認識だ。 宮本: まともに答えないんだな。 それならそういうやり方で(原子力安全委員会に説明したのと違うやり方)でいいのか? ~中略~ 土壌の汚染についても大きい数字が出ている。これを考慮に入れた上での被曝線量上限を再検討したほうがいい 高木: 土壌を巻き上げる等での体内への放射能の影響は外部から受けるよりもはるかに小さいって確認されてるから、引き続きモニタリングとかはするけど検討に入れるほどではない。※2 宮本: それじゃこれも念のために安全委員会に聞いてみようか、土壌から吸収されるものってのは極めて小さいのか? 原子力安全委員会久住: 子供達の行動から考えれば決して小さい数字だとは考えられません。 宮本: ここでも食い違ってるじゃないか!こんなデタラメな話があるか!大臣どうなんだ 高木: (質問に答えずに※1をリピート) ~野党側の抗議で速記停止~ 高木: (※2を読み上げてから) 以上のことは私たちの判断だ。 田中真紀子委員長: ちがいます。安全委員会の言っていることをなんで無視してるのかその理由をというのが質問。 高木: 原子力安全委員会にも私たちがこのようにするということを説明して承知をしてもらってる ~今度は委員長自らの判断で速記停止~ 高木: 安全委員会からも「差し支えない」と言ってもらっている。 -------以上ここまで この後、宮本議員は激怒して質問を打ち切りました。 このやりとりで民主党政府は原子力安全委員会の助言も無視して、 勝手に数字の解釈を変えていたことがわかりました。 そしてそのことに平然と嘘を言って審議を乗り切ろうとしている事もわかります。 さらには 【原子力安全委、学校基準で、審議2時間で「妥当」判断】 福島第1原発事故で、文部科学省から小中学校などの屋外活動を制限する基準値への助言を求められた国の原子力安全委員会(班目春樹委員長)が、正式な委員会を招集せず、助言要請から約2時間後には「妥当だ」との助言をまとめ、回答していたことが30日、関係者の話で分かった。委員会が開かれなかったため議事録も作られておらず、助言までに至る議論の内容が確認できないことも判明。審議の検証ができなくなった異例の事態に「国の政策を追認しただけだ」と批判の声が上がっている。子どもに一般人の年間許容限度の20倍という高さの年間20ミリシーベルトの高い放射線量の被ばくを認めることになる今回の基準に対しては、内外の専門家から批判が続出。29日、内閣官房参与の小佐古敏荘・東大教授が辞任する一因ともなった。 (2011/04/30 サーチナ) 原子力安全委員会の斑目委員長は 菅直人のヘリでの福島視察パフォーマンスに同乗していた一人です。 前述の久住委員や他の原子力安全委員が 「聞いていない」 「説明されたのと違う」 という説明をしていますが、 斑目委員長が菅内閣にせっせと媚びを売っていたために、 何も知らされていなかった事にも原因があるようです。 小佐古内閣参与が辞任しましたが、 その小佐古参与は辞任会見で、 1,SPEEDIなど、開示できる情報を隠蔽している上に それらの情報を政府が活用していない。 2,福島や関東、東北の各地域の小児の被曝線量の情報も隠している。 3,文科省は放射線審議会や放射線規制室の出している判断や指示に対し、 法的手順を無視し、 またその決定方法もメール等だけで強引に決定されている。 放射線被曝上限についてもモグラ叩きのように場当たり的に引き上げを繰り返している。 4,小学校等の利用基準に関して年間20mSVはあまりに高すぎる。 年間1mSV、特殊な例でも年間5mSVににすべきだ。 5,IAEAの調査団のまとめ報告開催の情報は外務省でストップし官邸に入っていなかった。 また、IAEAなどと連携強化すべきだが官邸は気付いておらず機能不全を起こしている。 と、辞任にあたってその理由を述べていますが、 政府側による情報の隠蔽や審議会を無視しての解釈変更等 あきらかに政府側による問題行為があること、 小児の20mSVという上限設定をした経緯も根拠もおかしい事が指摘されています。 このまま行けば小佐古氏自身が子供への20mSVへの引き上げの その数字への責任を取らされるという事が、 おそらくこの辞任の背景にあったろう事は間違い無いでしょう。 菅内閣としてもそのために急遽参与に入れたのでしょうしね。 ただ、そのことを差し引いても この会見の内容から言える事は即刻内閣総辞職ものだという事です。 27日の国会質疑や報道によって、菅内閣が被曝上限値などについて 原子力安全委員会すら開催せず勝手に数字を決め、 さらにはそれらをあたかも会議を開いて決めたかのように見せていた ということが判明しました。 おそらくは政府が可能な限り上限を大きく扱うことで 政府の責任、補償の範囲を小さくする事が狙いでしょう。 国会での質疑で平然とすぐバレる嘘を繰り返していますが、 国会へ議員を送り込んでいる有権者に対して言っているのと同じ事です。 国益のために嘘を言うのなら私はかまわないと思いますが、 明らかな自己保身による嘘を繰り返しています。 そして、なによりその嘘が、責任を逃れるための誤魔化しが、 子供達への影響を無視しているというところが大問題です。 子供達は実験材料ですか?違うはずです。 1960年代の日本には放射性セシウムなどが 中国の核実験によって多い年は年間数千ベクレル降ってきていたわけですが、 その当時成長期を迎えていた世代にはっきりとした影響は出ていないように思います。 東日本大震災の災害の一番大きな原因となっている菅内閣もこの世代ですしね。 この世代がこれだけ元気なのですから、 放射性物質もある程度の量までは許容できるのだろうとは思います。 ただ、その値についての解釈を勝手に変更し、 会議を開いていなかったのに開いたかのように偽装し、 嘘を言って誤魔化して良いという事にはなりません。 ちなみに、政府がデマ情報の削除だの統制だのと言い出した事は 報道されているかと思いますが、 以下のような事例を見れば、 民主党政府が情報隠蔽のために言い出した事がわかります。 ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by ttensan
| 2011-05-02 05:53
| 政治
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