解決策は国民負担

人気ブログランキングに参加しています。

人気ブログランキングへ
----------

【＜経産相＞東電料金の値上げ言及…火力切り替えのため】
(2011/05/08　毎日新聞）

先日は国会で「国で東電の賠償を肩代わりすると結局国民負担になるから」
と言って国が被災者の生活支援をしろとの要求を拒否した海江田大臣ですが、
それなら電気料金値上げとして国民へ負担を強いる事も結局同じ事なはずです。

結局、民主党政府は財務省の考えである
「国債減らせ！負担は国民」
を財務官僚主導で徹底させられているのでしょう。


【浜岡原発の停止を中部電力に要請、
東海地震への対策講じるまで＝菅首相】
(2011/05/06　ロイター　より抜粋)
　浜岡原発の停止に伴って、中部電力管内の夏場の電力需給が懸念されるが、菅首相は「電力需給バランスに大きな支障が生じないように政府としても最大限の対策を講じる」と指摘。電力不足は「地域住民を始めとする、全国民がより一層省電力、省エネの工夫をしてもらうことで必ず乗り越えられると確信している」と続けた。具体的な対策について、海江田経産相は火力発電や揚水発電を活用しても不足する場合は「関西電力から援助も考えている」とし、関西電力側にはすでに要請済みであることも明らかにした。

まず揚水発電について。
そもそも原発というのは稼働したらずっと動き続ける事になるため、
安定して電力を確保できますが、逆に出力の調整が難しい発電方法でもあります。
そこで夜間に需要の少ないときにその電力を使って
水を汲み上げておく事でピーク時に水力発電を行うという話だと思います。


また浜岡以外の原発は停止しないとした理由について
「今後30年以内に巨大地震がくる確率が８７％もあるから浜岡だけが危ない」
という説明をしています。
後から考えついた言い訳でしょう。

そして浜岡を止める事で九電が電力不足になるため、
慌てて停止中の九電の玄海原発を月内にも再稼働させる事を決定。

いかに何も考えていなかったかがわかります。


そして菅内閣が家庭向けに作った節電対策メニューの目玉が・・・
【エアコンやめ扇風機、５０％節電　政府、家庭用メニュー】
　東日本の今夏の電力不足に対応するため、菅政権が家庭向けに節電対策メニューをつくった。家庭の削減目標は１５％。メニューで示した１１項目の節電効果の数字を組み合わせ、１５％を超えれば目標達成だ。エアコンを扇風機に替えれば、使用電力を５０％減らせる。１０日に決定予定の電力需給対策に盛り込まれる。

エアコン使うな

どうも菅政権は
「欲しがりません勝つまでは」とか
「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」
でもって国民に負担させようという方針のようです。


エアコンについてですが、
高齢者は特に高温に対する感度が若い人より悪く、
それがために熱中症による危険性が高くなります。
軽い症状ですぐに対処できるのなら良いでしょうが、
夏には熱中症で亡くなられるケースが少なくないです。
節電するなと言っているのではありませんが、
エアコン必須な家庭も少なからずあるということです。


また、反原発でノリノリな人達の言動で
「原発は無くても電力は足りる」とか言っている人がいますが、
優先順位として、企業活動を最優先にしなければなりません。
そうでなければ企業活動が減った分だけ経済はマイナスになります。

仮に電力が３／４になったとして、２５％削減すれば良いのではなく、
「企業活動で優先される電力」を確保した上で
その上に一般家庭での電力消費量を上乗せして考えなければなりません。
単純に２５％で済む話ではありません。

また、火力発電所だって24時間365日稼働し続けるというのではなく、
点検等も考えてローテーションしているわけです。
ですので
「ピークでこれだけ電力が出ているのだから電力不足にはならない」
という事を講演で言っている人がいるようですが、
妄想の域であると言わざるをえません。

4時間しか連続放水できない放水車を
無茶な命令を出して7時間連続で放水させて壊した大臣が居ました。
機械だって人間だって用法を守らなければ壊れます。



ところで岡田さん。
枝野に続いて岡田までもがこの格好で視察するのは
「日本政府の重要人物が完全防備でなければ入れないのが福島」
という他の国に向けて誤ったメッセージを送った事になっているのは気付いてますかね？






↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓