不信任案で考えてみる

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まずは各会派の人数を

民主党・無所属クラブ　305
自由民主党・無所属の会　118
公明党　21
日本共産党　9
社会民主党・市民連合　6
みんなの党　5
国民新党・新党日本　4
たちあがれ日本　2
国益と国民の生活を守る会　2
無所属　7

確実に不信任案に賛成するのは上記の緑文字の部分。

ただしみんなの党は賛成するとしていますが、
先の日韓図書協定でほとんどが賛成したように
保守票目当てに保守に見せているだけの集団です。
絶対とは言えない部分があります。
はやりの言葉で言えば「可能性はゼロではない」

不信任案に賛成が確実な人数を足すと
118＋21＋9+5+2+2
＋無所属の中の減税日本１、元自民１）
=159

過半数が239なので　239-159=80

これが各紙が80必要と言っていた根拠でしょう。
小沢派が50～60固めたとして
やはり鍵を握るのは鳩山派の30人ということになります。

仮に樽床派（25人）と鳩山派（30人）が不信任に賛成せず、
反対せずという事のために欠席をすれば小沢派の賛成だけで
不信任案が可決することになります。

賛成すれば当然成立します。


■議席が欲しいために

不信任案を否決するということは
菅内閣を信任する、つまり菅内閣を正しいと認める事です。

民主党議員は後援会などで菅じゃだめだという話をする人が少なくありません。
自分達でダメだと言っているくせにそれを正しいと言うことになります。

不信任案を否決する　＝　民主党は菅内閣を正しいと考えている

こういうことになるわけですが、
民主党には落選すればただの人以下になる人がいます。
2年前の衆院選のために借金を作るどころか、
選挙期間中に自己破産をしていた議員までいます。
いきなり解散総選挙をされては困ります。

そのため1日でも長く議員を続ける事が目的になっている
そう考えれば恥も外聞もなく不信任案否決に動くでしょう。
その後国民から石を持って追われるような存在になるという事にすら想像できずに・・・。

不信任案の成立は思っていたよりハードルが高いのです。
それも民主党議員の議員としての資質の低さによって・・です。

私たちは地元の民主党議員に
「不信任案を否決するってことは菅内閣が正しいって言うんだな！」
と電話でもFAXでもいいので問いただしてあげましょう。
（ただしメールは基本的に秘書が全力で処分）

民主党から不信任賛成が65人以上出れば、
たとえ不信任が否決されても
岡田が言っていたように「除名する」事になると
民主党が衆議院での単独過半数を割ります。

圧倒的多数を持っているからこそ
やりたい放題の独裁的議会運営をしてきたわけですが、
その根拠になっていた数が失われます。
民主党としては除名することができなくなるでしょう。
そうなれば党内でさらに権力闘争が激化する事になります。

野党が解散に追い込むのではありません。
首相を辞任、あるいは解散に追い込めるのはあくまでも与党なのです。
だからこそ民主党内での反菅内閣を応援することが我々にできることだと思います。



ひとまず、今日は党首討論を楽しみにしましょう。
党首討論で菅直人は言質を取られないように
また質問に対して質問で返す事をやるかもしれません。
質問に対してまったく違う事を答えるかもしれません。
党首討論でうかつな事を菅直人が言えば、
それだけで不信任案可決に動く可能性があります。

まずは今日の党首討論、前の時のようにカンペを持ち込まないようにチェックですね。






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