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2011年 07月 17日
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![]() 人気ブログランキングへ ---------- いまさら 「防衛大臣の知らないところで職員が勝手に動いたんだよ。だから処罰するよ」 と、わけのわからない事をやっています。 これによって一つ私の中で疑いを強くした事があります。 【防衛省課長ら口頭指導へ、東電社長輸送機搭乗で】 防衛省は15日、東日本大震災発生当日の3月11日夜、東京電力社長(当時)を北沢防衛相の許可を受けないまま航空自衛隊輸送機に搭乗させ、離陸後に飛行を中止した問題で、担当した同省の事態対処課長ら関係職員数人を「口頭指導」とする方針を固めた。 口頭指導とは、国家公務員法や自衛隊法、同省の内規などの法的根拠に基づかない、非公式な処分で、軽微な事案と判断した場合に適用される。職員の人事管理上の記録にも残らない。 同省は当初、北沢氏への社長搭乗の連絡が遅れたのは震災直後の混乱が影響した面が大きいとして、不問に付すことも検討した。しかし結果的に、省内の連絡体制の不備が明らかになったほか、搭乗を不許可とした北沢氏の指示の伝達が遅れた経緯などを勘案し、口頭指導とすることにした。 (2011年7月16日11時45分 読売新聞) 命令無く勝手に動かすことは万が一にもあり得ません。 防衛大臣あるいは総理大臣から指示が出ていたことは間違い無いでしょう。 清水社長を乗せたC130を離陸後15分でUターンさせた件です。 この問題の発覚直後は 11日の21:40頃に官邸の緊急参集チームに同席していた桜井修一運用企画局長から 「清水社長を輸送機で東京に運べないか」と要請があったため という事を言い訳にしていました。 それを23:45頃に北澤防衛相が強引にUターンさせました。 ところが4月26日の枝野の会見では 枝野は清水社長本人が自衛隊に依頼して輸送機を出させたとしています。(注1) 北澤も枝野も 「車を飛ばせば移動できるのにしなかった清水はおかしい」 という事も言っていますが、 当日は道路は大渋滞、鉄道は麻痺でとても移動できる状況ではありませんでした。 官邸には当日の交通情報も入っていましたから、 当日官邸の危機管理センターに居た彼らがこのことを知らないはずがありません。 当時のことを満足に覚えていないので後から思いついた言い訳にボロがでた。 そう考えると納得いきます。 さて、少なくとも局長程度が自衛隊を勝手に動かすことはできません。 官邸あるいは防衛相からの指示がなければ動きません。 清水社長のUターン問題発覚直後に 桜井局長の名前を出したのはお得意の責任転嫁でしょう。 仮に桜井局長から自衛隊側へそういう話が行ったのであれば 官邸からの指示ということで動いたはずです。 少しだけ時系列で並べれば 21:40頃 清水社長の輸送を指示 22:00 北澤防衛相 自衛隊へ災害対応指示 22:30頃 保安院、菅直人へ今後の事故の予測を説明。ベント等の必要性もここで説明。 22:30 SPEEDIの情報が官邸にFAXで届く (国会で指摘され確認済みの事実) 23:30~23:33 防衛相会見 23:45頃 北澤防衛相 清水社長を乗せた自衛隊機Uターンを指示 0:15 枝野官房長官 会見で早朝に菅直人が現地をヘリ視察する旨を発表 ベントの必要性がすでに説明されていたのに ベントの指示を出さなかった事はすでに方々で指摘されているかと思います。 11日の震災発生直後に菅政権は 与野党とも被災地へ入るのを見合わせる事で合意しています。 また12日未明には原発より10km県内に対して避難指示が出されていました。 菅直人がヘリで視察する時間には 現場には自衛隊と東電関係者以外居なかったことになります。 東電の責任者である清水社長をいち早く現地へ送ろうと輸送機を手配したが、 自称原発に詳しい菅直人が 緊急事態である事以外、冷却・ベントの必要性を理解できず、 SPEEDIの情報で翌日早朝は放射性物質が海側へ流れる事を知って 「要人が誰もいないところへ一番に入った男」 というパフォーマンスを狙ったのではないでしょうか? 実際に菅直人のヘリ視察のルートが原発から陸側であったこと わざわざカメラマンを同乗させていたことは すでに国会で明らかにされています。 自衛隊を民間企業の社長である清水社長が個人的に動かせるはずがありません。 航空機は着陸するときは燃料も含めた機体重量を一定量減らしている必要があります。 そのため緊急着陸などのために航空機は燃料投棄ができるようになっています。 15分でUターンというのは燃料がそれほど減っておらず むしろ着陸そのものが危険だったはずです。 それでもUターンを強行させたのですからどこかで燃料投棄も行ったでしょう。 小牧から入間までは1時間もあれば着きます。 DMATを輸送したのは翌日8時過ぎですから、充分に余裕がありました。 清水社長に現地に入らせないことを最優先としなければ このようなおかしな行動にはならなかったはずです。 防衛省に確認を取りましたが、 北澤は23:30の会見後に官邸の危機管理センターに居たそうです。 とすれば、この時にSPEEDIなどもろもろの情報から 「明日は現地ヘリ視察パフォーマンスをやる!」 という話を聞かされ東電の責任者に現場に居られては困ると考えれば 北澤が23:45頃に急に清水社長のUターンを強行させた という事の辻褄が合うのではないでしょうか? そして清水社長のUターンを指示した後に 菅直人による現地ヘリ視察を枝野官房長官が発表。 この流れです。 命令に基づかずに勝手に輸送機を飛ばした職員は きちんと処罰されなければなりませんが、 法令に基づかない口頭指導という事で実質的には処罰無しです。 防衛大臣の判断を仰がずに職員が独断で航空機を動かしながら おとがめ無しではシビリアンコントロールなど成り立ちません。 法律に基づいて処分をするとなればきちんとその時の流れを明示する必要があります。 それでは困るので「記録に残らない」口頭指導ということで処罰したことにして 「防衛大臣が知らないところでこいつらが勝手に清水を運ぼうとしたんだよ」 という嘘を正当化しようとしたのではないでしょうか? 野党時代は言葉の意味すらわからずに 「シビリアンコントロール」を連呼してきた民主党が その統制の基本を無視するのにはそれなりの理由があるはずです。 (注1) 【枝野氏「防衛相の判断は妥当」 自衛隊機を依頼した東電社長を批判】 枝野幸男官房長官は26日午前の記者会見で、東京電力の清水正孝社長が、東日本大震災が発生した3月11日夜、航空自衛隊小牧基地(愛知県)から輸送機を利用して東京に戻ろうとしたもののUターンさせられたことについて「北沢俊美防衛相は(輸送機の使用について)被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。被災者救援に総力を挙げていた状況だったので、防衛相の指示は妥当だった」と明言した。 清水社長が東電本店に不在だったことが福島第1原子力発電所事故の対応に影響したかどうかを聞かれると「名古屋-東京間は車を飛ばしても走れる状況だ。なぜ、自衛隊に頼んだのか。自衛隊機が飛ばないなら自動車を飛ばすのは当然で、常識ではないか」と、清水社長の判断に大いに問題があると激しく批判。清水社長を輸送機に乗せようとした自衛隊に対しても「防衛相の決裁を受けずになぜいったん飛び立ったのか、逆に不思議だ」と、強い不快感を示した。 枝野氏は一連の動きについて、清水社長が小牧基地に戻った後に報告を受けたとした。 (2011/04/26 産経新聞) ![]() ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓ ![]()
by ttensan
| 2011-07-17 10:55
| 政治
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Comments(2)
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プロフェッサーキムが笛を吹けば
アドレナリン・カプサイシン反応で‥ 脳内に埋められた 『責任回避回路』が、働けば それは朝鮮民族の証。 清水社長も口を割ったほうがよろしいかと‥ 要無しは捨てられるだけですな。 ![]()
陸上自衛隊には、(北朝鮮工作員などによる)原発事故が起きた場合の対応マニュアルがあって、経産省と防衛省がそれがわかっているので、東電社長を東京に送って指揮を取らせようとしたのですが、防衛大臣が左翼のバカですから、それすら知らず、「オレは聞いていない」になったのだと思います。陸自の化学防護隊の原発事故対策マニュアルを作成したのが、「マインド・コントロール」の作者である元自衛隊の池田整治氏で、ネットに公開されている福島第一事故後に行われた講演会で見ました。
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