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2011年 09月 14日
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人気ブログランキングへ ---------- 本日、臨時国会が召集され、 衆議院では民主党が多数決で押し切る形で4日間で 審議を一切行わずに国会を閉じる事を決定しました。 この経緯について簡単に・・・。 国会開始前から首相本人も含めて政治と金、違法や倫理的問題が次々に発覚。 ↓ 野田、「第3次補正予算を組みたいから」と言い訳をしつつ 平野国対委員長に4日間で国会を閉じる事を指示 ↓ 平野国対、野党に対して審議せずに4日間で国会を閉じたいと交渉 ↓ 野党皆が反発し交渉不成立 「問題山積みなのに国会を閉じてどうする!」 ↓ 野田首相それでも4日間で国会閉会を指示 ↓ 平野、「閉会中審査で予算委員会をやるから国会を4日間で閉じさせて」 ↓ 野党猛反発。 ↓ 野田、4日間開催による「審議しない国会」方針曲げず。野党との協議を放棄 ↓ 国会召集し、衆議院で与党の多数により4日間での国会閉会を決定。 衆院で所信表明→翌日代表質問→参院で所信表明→翌日代表質問。 野田はこの4日間で国会を閉じる姿勢を一切変えていません。 ほんの少しは野党の反発にひるむ姿勢が見えた菅直人に対して、 そうした事は完全無視で一方通行である点は菅直人以上です。 箇条書きで書いてしまいますが、 ・震災復旧、復興の為の補正予算を編成した財務大臣は野田 ・1次補正2次補正合わせて3兆円程度で全く足りていない ・しかも年金の国庫負担分のためのお金を流用 ・3次補正予算は早くても10月中旬以降に国会提出 (成立させるまでを考えれば予算執行は年明け以降間違い無し) ・台風12号の被害対策も求められているのに国会を閉じる ・政調会長と首相と前首相は外国人献金があったことが判明 ・公費をキャバクラに流用していた総務大臣 ・マルチと癒着して稼いでいた消費者担当大臣 ・選挙買収行為で告発されているのが国家公安委員長 ・脱税していた元総理が最高顧問 ・市民の党との関係に関して野田は一切触れない そもそも首相とか大臣とか以前に国会議員としての資格が危ういです。 そして東日本大震災の被災者を放置し、 台風12号による被害に対する特別立法なども審議せず とにかく自分達の不祥事が多すぎるから 不祥事を隠し、証拠を誤魔化すための理由を考える そのための時間稼ぎとして「審議せず国会を閉じる」事を多数決で押し切った形です。 まずは所信表明の長さ。 ルーピーに及ばないもののやはり長かったです。 そして具体的政策についてはほとんど言及はありませんでした。 参考までにそれぞれの就任直後の所信表明演説では・・・ ルーピーの平成21年10月26日の所信表明演説 1万3434字 菅直人の平成22年6月21日の所信表明演説 1万1162字 麻生元首相の平成20年9月29日の所信表明演説 6315字 福田康夫元首相の平成19年10月1日の所信表明演説 6685字 安倍元首相の平成18年9月29日の所信表明演説 8569字 小泉元首相の平成13年5月7日の所信表明演説 6748字 森元首相の平成12年4月7日の所信表明演説 5052字 小渕元首相の平成10年8月7日の所信表明演説 7581字 野田→9960字 やはり長いです。 ルーピー、菅、野田と3代続いて具体的中身が薄い演説でしたが、 中身が薄いとどうしても過剰に修飾してしまうようです。 その所信表明からピックアップして突っ込んでいこうかと思います。 (以下、青文字は所信表明からそのまま引用部分) ■でも国会は審議しないで閉じるけどな! まず、演説の中で「忘れてはならないものがあります」を3度も繰り返し用い、 「南三陸町の防災無線で最後まで呼びかけた遠藤さん」 を例えに出して「日本人の気高き精神」を強調 「原発事故の収束のために作業に当たっている人達、 台風12号の豪雨で家族を亡くした那智勝浦町長」 を例えに出して「最前線で戦う人々の姿」を強調 「福島に生まれて、福島で育って、福島で働く。福島で結婚して、福島で子どもを産んで、福島で子どもを育てる。福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす。それが私の夢なのです。」 と、福島の高校生達の創作劇での言葉を引用し 「被災者の、特に福島の方々の抱く故郷への思い」 と、3つを特に強調し、 「私たちは、厳しい現実を受け止めなければなりません。そして、克服しなければなりません。目の前の危機を乗り越え、国民の生活を守り、希望と誇りある日本を再生するために、今こそ、行政府も、立法府も、それぞれの役割を果たすべき時です。」 と国会の役割を強調していますが、 行政府である内閣は閣内不一致ではやくも内輪もめ状態ですし、 立法府である国会は野田内閣が「審議せず国会を閉じる」と多数決で押し切っています。 国会を4日で閉じる事を強行した野田が言える台詞ではないはずです。 ■増税路線は揺るがず 復旧・復興のための財源は、次の世代に負担を先送りすることなく、今を生きる世代全体で連帯し、負担を分かち合うことが基本です。まずは、歳出の削減、国有財産の売却、公務員人件費の見直しなどで財源を捻出する努力を行います。その上で、時限的な税制措置について、現下の経済状況を十分に見極めつつ、具体的な税目や期間、年度ごとの規模などについての複数の選択肢を多角的に検討します。 極端な話、1000年に一度の大地震なら1世代でどうこうできる話ではなくて、 せめて60年ものである建設国債で徹底したインフラ整備を行って 災害に強い都市構造を作って子や孫の世代に残していくべきだと私は思います。 また、増税はデフレ加速要因にしかならない点でも、とにかく増税ありきというのは評価に値しません。 ■再生エネルギー促進というが・・・ 菅直人によって起こされた福島での爆発という最悪の事態により 原発を増やす事は困難であることは間違い無く、 長期的に見て減らしていかざるを得ない状況になってしまっています。 化石燃料に乏しい我が国は、世界に率先して、新たなエネルギー社会を築いていかなければなりません。我が国の誇る高い技術力をいかし、規制改革や普及促進策を組み合わせ、省エネルギーや再生可能エネルギーの最先端のモデルを世界に発信します。 事業仕分けで経済産業省のまさにこうしたものを研究していた部分を 片っ端から廃止、削減した仕分け人は枝野でした。 それを経産大臣に就けておいてこれは・・・・。 ■本当に支援が必要な中小企業に意味の無い円高・空洞化対策 我が国が産業の空洞化を防ぎ、国内雇用を維持していくためには、金融政策を行う日本銀行と連携し、あらゆる政策手段を講じていく必要があります。まずは、予備費や第三次補正予算を活用し、思い切って立地補助金を拡充するなどの緊急経済対策を実施します。さらに、円高メリットを活用して、日本企業による海外企業の買収や資源権益の獲得を支援します。 空洞化を防ぐ手は「あらゆる手段を講じていく必要が有る」とだけです。 予備費などたかが知れているので「思い切って」という規模にはなりませんし、 円高で日本企業による海外企業の買収にちょびっとだけ支援をしたところで 急激な円高の放置によって今ピンチになっている中小企業は救えません。 ましてや意味の無い為替介入を繰り返していますが、 これは政府短期証券などの償還期間のごく短期的な物で円を集めて ドルを買うという作業です。つい先日の介入では4,5兆も使ったそうです。 そして買い込んだドルは塩漬けになります。 これこそ無駄な借金を増やしているだけではないでしょうか? ■基本的政策は菅内閣と同じ 演説では以下のことに触れていました。 ・郵政改革関連法案の早期成立を図る ・菅内閣での「新成長戦略」の実現加速および再強化 ・地域主権改革の推進 ・財政再建を特に強調 →増税路線堅持 ・幼保一体化 (棲み分けが違う物を一つにしてどうするのでしょう?) ・相変わらず「子どもに対する手当」と言って子ども手当廃止を誤魔化す 演説では以下のとおり。 社会保障制度については、「全世代対応型」へと転換し、世代間の公平性を実感できるものにしなければなりません。具体的には、民主党、自由民主党、公明党の三党が合意した子どもに対する手当の支給や、幼保一体化の仕組みづくりなど、総合的な子ども・子育て支援を進め、若者世代への支援策の強化を図ることが必要です。 「三党が合意した子どもに対する手当」という言い回しについては 当ブログの【誤解しないでください。最初から騙す事が目的でした。】 をお読みください。 基本的には菅内閣とほぼ路線は変わらないようです。 閣僚人事から考えればさらに酷いことになる可能性の方が大きいですが・・・。 ■野党に協力を求める姿勢を強調するも マスコミはこれをもってまたしても 「協力しない野党は云々」と言って野党が悪いと言うつもりでしょう。 所信表明では以下を結びに持って来ていました。 政治とは、相反する利害や価値観を調整しながら、粘り強く現実的な解決策を導き出す営みです。議会制民主主義の要諦は、対話と理解を丁寧に重ねた合意形成にあります。 私たちは既に前政権の下で、対話の積み重ねによって、解決策を見出してきました。ねじれ国会の制約は、議論を通じて合意を目指すという、立法府が本来あるべき姿に立ち返る好機でもあります。 ここにお集まりの、国民を代表する国会議員の皆様。そして、国民の皆様。改めて申し上げます。 この歴史的な国難から日本を再生していくため、この国の持てる力の全てを結集しようではありませんか。閣僚は一丸となって職責を果たす。官僚は専門家として持てる力を最大限に発揮する。与野党は、徹底的な議論と対話によって懸命に一致点を見出す。政府も企業も個人も、全ての国民が心を合わせて、力を合わせて、この危機に立ち向かおうではありませんか。 >議会制民主主義の要諦は、対話と理解を丁寧に重ねた合意形成にあります。 →でも野党からの審議要求を拒否して4日で国会閉じます。 >私たちは既に前政権の下で、対話の積み重ねによって、解決策を見出してきました。 →騙し討ちをしたり、与野党合意を平気で反故にしてきました。 例:審議が無いフリをし、野党議員が夕方になって帰り始めたのを確認して 急遽予算委員会開催し、1日だけの審議日程を与党+社民党だけで決定。 >ねじれ国会の制約は、議論を通じて合意を目指すという、立法府が本来あるべき姿に立ち返る好機でもあります。 →その「議論」を拒否して4日で国会を閉じます。 >この歴史的な国難から日本を再生していくため、この国の持てる力の全てを結集しようではありませんか。 →でも野田は審議拒否で国会を閉じます。 >与野党は、徹底的な議論と対話によって懸命に一致点を見出す。 →でも国会は審議拒・・(ry 自分の事を棚に上げすぎです。 この厚顔無恥さが民主党議員の条件なのかもしれませんが、 口だけの評論家は必要有りません。 政治家に求められるのは行動であり結果であるはずです。 この所信表明演説と4日で国会を閉じて逃げるという姿勢から 野田が国民のことを少しも考えていない事だけは間違い無いようです。 ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by ttensan
| 2011-09-14 07:05
| 政治
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Comments(3)
Commented
by
ほすじ
at 2011-09-14 13:44
x
所信表明演説をやってた事すら知らなかったのですが、上の文章を読んだ限りでは、オバマの演説の真似ですねw
オバマの演説も、具体的な地域名と名前を出して感動を呼ぶ、抽象的で中身のない演説でした。
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by
まかろん
at 2011-09-14 15:49
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卑怯者には 何を言っても、馬耳東風の厚顔無恥
朝鮮では「嘘が上手」とは 誉め言葉らしいです 日本人風偽名廃止し、乞食(生保受給)在日を、税金払ってる日本国民に広報してくれるなら増税も考えれるけど、今のままじゃ…日本国民、怒ってますからね 朝鮮人は嫌われてる事を理解できない
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by
ttensan at 2011-09-16 11:52
>ほすじさん
おお、言われてみれば同じ構造ですね。 具体論ではなく情緒に頼る時点で野田の程度が知れています。 >まかろんさん はい、卑怯者です。でも民主党そのものがそうした卑怯者の集団で、 保守を自称していても偽物しかいません。 嫌われている事を理解できないのではなく、 民主党議員は基本的に「自分の見たい世界しか考えない」からだと思います。
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