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2012年 02月 19日
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![]() 人気ブログランキングへ ---------- 【社会保障の安定財源必要=野田首相がビデオメッセージ】 野田佳彦首相は17日午前、首相官邸のホームページに、社会保障と税の一体改革に関するビデオメッセージを載せ、社会保障の安定財源として消費増税が必要とし、国民の理解を求めた。 この中で首相は「医療や介護の今の制度を維持しているだけでも、毎年自然増で1兆円だ。一万円札を平積みすると高さ1万メートルで、エベレストより高い」と説明。消費増税について「社会保障を支える安定財源にしないといけない」と力説した。 (2012/02/17 時事通信) 積み上げた時の高さなら 旧ジンバブエドルなんて成層圏よりも高くなっても1ドルの価値すらありません。 高さなんて実にどうでもよい話です。 その高さ1万メートルなんて話をバカの一つ覚えでずっと使い続けている野田ですが・・・。 平成23年2月1日の予算委員会より ○野田国務大臣 一兆円といったら、一万円札を積み上げると、高さ一万メートルです。重さ百トンです。それを私たちの政権は見つけて、 有効に生かそうとしているという政権であることは御理解をいただきたいというふうに思います。 ○中井委員長 野田さん、僕、口を出してまた怒られますが、一兆円というのは積んだら一万メートルと言いましたが、 あれは九千メートルの間違いと違いますか。一万メートルは昔の札束じゃないですか。(発言する者あり)どうでもいいですが。 野田はこのツッコミをすっかり忘れていた模様。 野田が菅政権のときに学んだ事は 「相手側に自由に質問させないで会見を使う事で一方通行にすること」 のようです。 ぶら下がりを行わない上に会見も質問はあまり受け付けず このビデオメッセージにしても一方通行です。 菅直人はぶら下がりに応じず、会見だけに絞ることで「ボロを出さない」 事を目指しましたが支持率への影響でこの姿勢が一貫できませんでしたが この点は野田は一貫しています。 民主党政権の特徴と言えますが、 特に菅政権~野田政権では常に一方通行で たとえ身内からであっても異見はを受け付けない姿勢が明らかです。 消費税増税についても同じ事が言えます。 【税と社会保障:一体改革 大綱を閣議決定 来月、消費増税法案】 (一部抜粋) ◇税と社会保障の一体改革大綱の主な内容 ■消費増税など税制改革 ・消費税を14年4月8%、15年10月10%に引き上げ ・経済状況等を総合的に勘案し、引き上げの停止を含め所要の措置を講ずる規定を法案に盛り込む ・今回の改革では消費税は単一税率を維持する ・消費税収は全額社会保障に充てる ・消費税の逆進性の問題を踏まえ、給付付き税額控除等、再分配に関する総合的な施策を導入 ■社会保障改革 ・「所得比例年金」と「最低保障年金」を組み合わせた新しい年金制度を創設。13年の国会に法案を提出 ・年金の受給資格期間を現在の25年から10年に短縮 ・高所得者の老齢基礎年金は国庫負担相当額を上限に引き下げる制度を創設 ・共済年金制度を厚生年金制度に合わせる方向を基本として被用者年金を一元化 ■政治・行政改革 ・議員定数削減や公務員総人件費削減などを実施した上で、消費税引き上げを実施すべきである ・衆院議員定数を80削減する法案を早期に国会に提出し成立を図る (2012/2/17 毎日新聞) 野田が最重要としている 税と社会保障の一体改革こと「増税」案について 素案のまま閣議決定されました。 素案では増税以外は「検討する」が大部分を占め、 増税以外に具体的数字が無いのが特徴です。 社会保障のために消費税増税が必要だのと言っていますが、 その社会保障でいくら必要なのかは一切ありません。 要するに社会保障のためではなく、 「増税のため」でしかありません。 本来ならば案をきちんとした形にまとめるには どうしても党内での意見調整をしなければなりません。 しかし、閣僚にそうした調整を引き受ける人もいなければ 野田自身にも党内で決めるだけのリーダーシップはありません。 党内で一切この案に触らせないように「素案」 という出来損ないのまま閣議決定する事でこれを誤魔化せます。 また党内ですら増税反対派が多く (単に地元の選挙区での批判を誤魔化すために増税反対を言っているだけの人が多いが) それがためにどうしても与野党協議によって 自公を巻き込む事でこの増税反対派に 「自公に責任転嫁すればOKだから」と納得させようとしていたのですが、 野党とのパイプ役として野田が引っ張り込んだ岡田は 自らが与野党で合意したものを過去に何度も反故にしてきただけでなく、 直近でもそれを行い、さらにその事で野党に対して開き直り、 本人は一切非礼を詫びることなく屁理屈で突っぱね続けました。 その結果、先日の高校無償化の見直し合意の反故について なぜか岡田ではなく野田が代わりに謝罪する始末でした。 そして野党がさらに「民主党政権とは信用して約束なんてできない」 という姿勢を強くする事になっただけでした。 増税することについて党内できちんと議論する能力も根性も無く、 かといって野党を協議に応じさせることもできなくなり、 行き詰まったことで「素案のまま閣議決定」 という苦しい選択をしたのです。 「増税すること」を最優先にしている野田内閣は 平成24年度予算で年金積立金を人質にすることで この増税をごり押しする企みがありました。 これは年金の国庫負担分のうちの2.6兆円を 「消費税増税が実現する事が確定している」という事にして 平成24年度予算で財源を交付国債にした一件です。 「増税は決まってるから増税分から補填するので、つなぎで出す国債だから赤字国債じゃないよ」 と詭弁を弄しているのですが、 その肝心の増税が流れてしまえば 「年金積立金を取り崩す」事になる形になっているのです。 つまり、年金を人質にして増税するつもりが 民主党政権のばらまき予算で国民が積み立てた年金積立金を使い込む。 と、気が付けばすぐにでも野田内閣に逆に突き刺さりかねない状態になっています。 こうした情けない背景があって行き詰まってしまい 苦しくなってしまって「素案のまま閣議決定」に至ったのでしょう。 一方通行での発信を選んできた野田が 今や一方通行でしか動けなくなっているのですから 完全に政権末期の状態と言っていいでしょう。 民主党は最初から能力も努力も足りなかったのですから これ以上苦しまないように一日も早く解散して楽になる事をオススメします。 ![]() ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓ ![]()
by Ttensan
| 2012-02-19 09:19
| 政治
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Comments(3)
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私の偏見で言えばここはブログランキング一位です。
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そんなに一万円札が必要なら、どんどん印刷すればいくらでも作れるのに。
印刷コストは一枚16円しかかからないそうですから、それで1万円ゲットできるなら政府の財政赤字解消にも役立つでしょう。 日本はデフレだから、ジンバブエみたいにハイパーインフレになることもないので、一兆円ぐらいなら安心してお札を刷ることができるし、エベレストより高くなる心配も必要ないですね。 ![]()
政権が民主に移ってから、顕著に解ったことは、マスコミの腐れ具合です。自民政権時であれば一方通行の会見等、叩きまくられていたでしょう。また、人権救済法などマスコミ除外したら、あれほど騒いでいたのが、一切報道されない。事態は深刻です。左翼思想の怖さを思い知らされました。
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