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2012年 03月 02日
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人気ブログランキングへ ---------- 29日の党首討論では 野田が勝ってるというような論調で日本のマスメディアは相変わらずですね。 ブログ主としてはむしろ言質を取らせてしまったという点を指摘したいと思います。 以下、ブログ主的要約。 ----- 谷垣 「東日本大震災からもうすぐ1年です。 復旧復興は風化させてはならない。 2つ提案がある。 まず瓦礫の処理、最終処理はまだ5%しか進んでない。 全国で受け入れていただくためには国が責任を負って処理をお願いあるいは処理をしていくしかないだろう。 復興が進んでいない、予算の執行が進んでいない、数パーセントのものもある。工程表を作って復興をきちんと主導していくべきではないか?」 野田 「すでに一部の自治体では受け入れていただけました。 これからもお願いして参ります。 国が対応したいと思いますけど、国が今から処分場を作ったら時間かかるし、自治体にお願いしていくつもり。 予算の執行状況は悪いとか指摘はされてる。復興庁ができたからスピードアップに進める事が肝要だと思う。」 谷垣 「衆議院選挙区の一票の格差の問題を解決しねーの? 選挙区の問題と選挙制度の問題とかいろいろいっぺんにやったらすすまねーから 順番を付けて、まずは選挙区の区割りから解決していくべきだろ」 野田 「優先順位を付けてやるべきという提案は全く同意見だ。 違憲状態を一日も早く解消するのが最優先。 で、区割りはやりながら選挙制度改革と一体で同時に進めるべき。」 谷垣 「社会保障と税の一体改革とか言ってるけど、社会保障の中身は具体的に何も決まってないじゃん。」 (ブログ主注:大綱を決定したわりに、その中身は「検討する」だけで70個所以上) 「一体改革とか言いながら増税だけ先に出すって報道されてんじゃん。 これで協議に応じろって言われて協議に応じたとしても、相撲で言えば肩すかしになるだけだろ。 社会保障関連の法案っていつ出すつもり?」 野田 「私ははたきこみとか肩すかしは大嫌いです。がっぷり四つでいきたいんです。 社会保障が決まって無くて税の方だけが先に出ると報道があるとか言ったが 報道が間違い。 大綱を良く読めばわかる。「社会保障については順次実施する」と書いてる。 すぐやるもの、来年やるもの、中長期的にやるものと明記してる。 予算関連(ブログ主注:年金を人質にする交付国債など)についてはすでに出してる。 順次出して行くんだから一体改革だ。」 谷垣 「後期高齢者医療制度を廃止するって言ってたけどこれはどうなの?」 野田 「いまその見直しの作業をしている状況」 谷垣 「後期高齢者医療制度について(法案を今国会に)必ず出してくれるんですね? そっちは新年金制度とか言ってるけど、最低保障年金をやるとか言ってたけど 莫大な財源とかどうするのと聞くと何十年も先の話だからって議論から逃げるよね。 そのくせに(税と社会保障の一体改革に含めている事を)撤回も凍結もしないよな。 これじゃ一緒に議論できるところ(社会保障について)も議論できないじゃん。 そっちが言ってる新年金制度って結局どうするつもりなの?」 野田 「こっちの新年金制度は40年くらい移行期間があるから これを念頭に置きながら税と社会保障の一体改革として進める。 こちらはゴールを先に見ながら話している。 そっちは今の制度を手直ししていくだけ。 だからこっちの案は「撤回しろとか見直せ」とか言われる筋合いはない。 100年安心とか言ってたそっちの年金制度の手直し案と ゴールを最初に見据えて話を進めていくこっちの案と 議論にそれほどズレはないはずだから与野党協議(ブログ主注:事前談合)と国会での協力を」 谷垣 「かみ合う部分も少しはあるけど、かなり差があるだろ。 そっちは新年金制度案を来年出すって言ってるけど、 岡田副首相も財源としてさらなる増税が必要って認めてるじゃん。 ってことは5%引き上げる法案とは別に追加増税法案を出すつもりか?」 野田 「まずは2015年までの(5%増税の)合意を得たい。 中長期的にはその時に(新年金制度など)消費税の判断が出てくるからそのときに議論したい。 こっちからも質問したい。 1/3から1/2に引き上げる(年金の国庫負担分)事について消費税といことで一致しているはず。 うちらは将来の消費税増税を財源にして交付国債を発行する。 そっちが24日に発表した政策ビジョンだと将来の償還財源を明確にしつつ今年度は赤字国債を出すと書いて有る。 将来の償還財源は消費税だとはっきり認めろ。」 谷垣 「消費税だよ」 野田 「私が与野党協議(密室談合)が良いと言ってるのはこうやってこちらからも質問できるからです。 将来の償還財源を消費税というのなら!一緒に消費税引き上げを通すために努力しようじゃありませんか!」 谷垣 「そこがお互い一番違うポイントだ。こっちも増税には取り組んできた。 負けるときは足元から崩れるんだ。 小沢は反対って明言してる。そっちの党の有力者だろ。 国民新党だって反対してる。 手順を踏んで足元をしっかり固めてからにしろよ」 野田 「手順を踏めと言われたが手順は踏んできてる。 党内でもきちっと手順を踏んでる。 51対49の党内世論でも決めたらみんなでがんばっていくということを 皆さんの前にお示しをしてやる。 だからそっちだって2010年の参院選で消費税増税って言ってたんだから そっちの党だって誰が反対してるとかあえて言わないでやるけど、 そっちも51対49でも党で決めたらきちっとやるようにしろ」 谷垣 「そこまで言うのならきちっとできるかどうか見守ってやる。 消費税はマニフェスト違反だけど、 大綱にいっぱい書き込んでるけど、マニフェストに出来もしない事をいっぱい書いてたし、 結局は意見がまとまらないんじゃねーの? 結局、マニフェストを抱え込んで方向性がはっきりしねーからダメなんだろ」 野田 「マニフェストについては検証した。実施してないのは6%だ。 (ブログ主注:民主党の言う検証では「検討会議」を作っただけで、「実施」した扱いにしている) 政権交代して良くなったことは社会保障をしっかりやろうという事になったことだ! 2200億円減らされてきた社会保障を9.8%増やした! 社会保障をしっかりしろというのが国民の声。それを支えるために安定財源がどうしても必要」 谷垣 「本当に消費税を成し遂げたいというのなら党内をしっかりまとめる事。 国民との信頼関係を作り直す、つまりそれは解散。 それをしっかりやれば我々は協力する」 ----- で、以下が超要約 ----- 谷垣「社会保障のために増税するっつーならちゃんとセットで内容を明示しろよ。あと、党内、閣内をきちんとまとめてからにしろ」 野田「ちゃんとセットになってる!順次やっていくって書いてるだろ! そっちの政策ビジョンを見たけど年金の国庫負担分って消費税だろ?消費税って認めろ」 谷垣「消費税だよ」 野田「ほら!一緒なんだから消費税増税のために協議に応じて欲しい。こっちはきちっと党をまとめられる所を見せてやるからそっちも党内まとめてみせろ!」 ----- やっぱり平気で嘘が言えるところ・・というか 良心の呵責とか痛痒とかそういう感覚が 全て麻痺しちゃってるのが野田なのだと思います。 まず出だしで谷垣が選挙制度、定数削減、一票の格差是正について 「いっぺんにやろうとして話が進まないんだから、まずは優先順位を付けて順番にやれるところからやるべき」 と指摘した事に対して 「指摘には全く同意見だ。だから並行してやるべき」 と返すところからして日本語として意味不明です。 党首討論の前日の集中審議を延期させて国会をサボったのは <いかにして屁理屈で話を誤魔化すか> を勉強してたんだろうなとブログ主的には考えています。 そして税と社会保障の一体改革と言いながら 「増税だけが具体的に決まっているが、社会保障については具体像無し、セットではなく増税だけ先にやると報じられている」 と指摘されると、 「順次やるって書いて有るからワンセットになってないという報道が間違いだ!(キリッ)」 と、やっぱり日本語としておかしいなことになっています。 そして谷垣からの 「まず足元をしっかり固めてからにしろ」 という指摘に対しての 「51:49でも党内まとめてやっからお前んとこもしっかりまとめろ!」 と逆ギレした事は自爆だと思います。 野田がこの期に及んでもしつこく増税の与野党協議(事前談合)を求め続けている事については 今回の党首討論で一つはっきりした点があります。 先日、野田が閣議決定した「税と社会保障の一体改革大綱」は 自分達が素案と呼んでいたものをただ大綱と言い換えただけの代物で、 大部分が「検討する」としかなっておらず、 消費税増税以外についてはほとんど具体的な内容はありません。 そのため、本来なら党内、閣内でしかるべき形に 大綱と呼べるだけの具体性をある程度持たせた形にして あらためて党内で決定を経なければならず、 小沢派を中心とする多数の消費税増税反対派と対決しなければなりません。 先日は党内の若手議員を増税派に抱き込むために 個別面談と300万円の追加活動費を3月中に払うという説明をしたりもしています。(注) 具体的に増税を決めようとすれば 次の選挙でただでさえ苦しい議員が多い民主党は (すでに次の選挙を諦めて就職活動を始めているのもいるとのこと) これを通させたくないでしょうからけっきょくはうやむやにするか 下手をすれば党内で決を採った場合に否決されます。 また、民主党内で6~70名反対が出れば野党は元から反対の立場であるため、 衆議院本会議の採決で否決ということになります。 どちらにしてもその時点で野田内閣は行き詰まり、 党内から野田は引きずり降ろされる事になるでしょう。 そして小沢はこれをねらって復権を図ろうとするのは火を見るより明らかです。 そこで自公と「談合」ができれば たとえ民主党内の反対派が居てもそれを数で押しきれるという考えがから、 余計に野田は協議、協議、協議と事前談合を要求し続けているのだと見るべきです。 従って、党内できちんと「成案」を得ない状態の「素案」を大綱として閣議決定したのは 党内で決を採ろうとして失敗した場合に 野田自身が引きずり降ろされかねない懸念が強いからでしょう。 増税という責任を野党に転嫁する目的もありますが、 党内をまとめようという努力から逃げるためにも 野党に協議を要求していると見るべきです。 そう考えると、「51:49でも!(以下略)」 と谷垣に向かって啖呵を切る事で言質を与えた発言は 自爆と言わざるをえません。 野田が「党内をまとめてやるからな見てろ」 的な発言をした事を私たちはきちっと覚えておいた方がいいでしょう。 注: 【若手対象に個人面談=活動費300万円、造反封じも-民主】 民主党は28日、衆院当選1回議員を対象に、樽床伸二幹事長代行による個人面談を開始した。次期衆院選に向け、選挙基盤の脆弱(ぜいじゃく)な若手のてこ入れを図ると同時に、消費増税への理解を得る活動を徹底させるのが狙い。執行部は、活動状況によって党本部から支給する活動費に差をつける方針。小沢一郎元代表の影響力が強い若手に「踏み絵」を迫る動きとの反発も出そうだ。 面談では各議員に地元活動の状況を報告させた上で、野田政権の最重要課題である消費増税を含む社会保障と税の一体改革について、支持者らへの周知に全力を挙げるよう指示。通常の活動資金に加え、3月中に300万円の追加支援を行うと伝えた。 追加支援は、党が昨年末に行った情勢調査で、新人議員の多くが劣勢に立たされているとの結果が出たためだ。活動費は、政党交付金を原資に積み立てた150億円の選挙対策費で賄う。樽床氏は、面談した議員の一人に「地元活動をしっかりやった人には(活動費を)上乗せするし、さぼったらペナルティーを科す」と語った。 政府は消費増税関連法案を3月中に閣議決定、国会提出する方針。執行部は元代表に近い議員の採決での造反を警戒しており、「わざわざ面談をするのは党の方針に従わせるためでは」(若手)との見方もある。 (2012/02/28-21:14 時事通信) ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by Ttensan
| 2012-03-02 08:01
| 政治
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Comments(5)
いつも正しい情報ありがとうございます。また使わせていただきますね。
Commented
by
日本人
at 2012-03-02 09:51
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ノダと谷垣総裁の極秘会談は事実なんでしょうか?
Commented
by
ごじた
at 2012-03-02 14:40
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やり取りが大変良く要約されていて勉強になりました。いつもありがとうございます。
Commented
by
Blue&Red
at 2012-03-03 18:21
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なるほどそういうことだったんですか。
これは本当ににテレビと新聞だけでは検証不可能ですね。私も含めよく学んでいない事には。 今回のこの話に限らずですが本来しっかりと伝えるべき部分もマスメディアは見事にカットしていますよね。 以前Ttensan様が述べられていた通り、(やまと新聞等を除き)日本の新聞を読んでも文章力や読解力は身に付かないと思います。子供達には薦められません。
Commented
by
Blue&Red
at 2012-03-03 18:52
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すみません、追加させて頂きます。
一つ後の記事を読んだ上でのコメントですが、 Ttensan様の解説を基に考えたら野田総理は我々が想像する以上に(しかも今までにも増して)もう後がない状況だと言えますね。しかしそれを事あるごとにカバーしてきたのが我々日本国民を騙してきたマスコミなわけです。だから安倍氏や麻生氏のようにならず未だに首を繋いでいると。 その上でもし憶測とは言え極秘会談が捏造であるなら、現政権だけでなくマスコミも(良い意味で)転覆する可能性が生まれたのではないでしょうか。 私もこのブログで色々学ばせて頂いたお蔭で、Ttensan様同様物事は少しずつしか変わっていかないということを噛み締めておりますが、これを機に少しでも多くの闇と偽りが明らかになればと願っています。
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