大将はただのブラフだが

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民主党において役職はただの肩書で役に立ちません。
民主党の会議というのは資料を並べて
まずは各自言いたいことを言って、議論に発展せずに終了。

議論というのはまず議論するためにお互いの共通認識部分を確認する必要があります。
しかし、それができないから発展しない。
彼らが激論したと思っていてもそれはお互いに一方的に言いたいことを言うだけにすぎません。

民主党的な認識
議論とは説明すること　←間違い
丁寧な説明→だらだらとしゃべること　←間違い
党の役職は選挙の際に利用する肩書　←間違い

なので小沢系がまとめて役職辞任をするようですが、

【小沢系議員２１人、民主党役職の辞表を提出】
　民主党の小沢一郎元代表グループに所属する木内孝胤(たかたね)衆院議員（東京９区）は２日、消費税率引き上げ関連法案の国会提出に抗議し、党執行部に離党届を提出した。

　国会提出を受けた離党届の提出は木内氏が初めてで、木内氏は無所属で活動する考えだ。

　また、小沢グループ幹部の鈴木克昌幹事長代理は２日、自身を含むグループ２１人の党役職に関する辞表を輿石幹事長宛てに提出した。鈴木氏によると、すでに辞表を出している政調役員８人と政務三役４人を加えて同グループからの「集団辞任」は３３人に広がった。

　党執行部側は２日夜、政府・民主三役会議を開き、藤村官房長官や輿石幹事長らが慰留に努めることを確認した。党役職の辞表については、樽床幹事長代行と前原政調会長預かりとし、当面は受理せずに様子を見る方針だ。一方、政務三役４人の辞表については、藤村氏が３日にも４人と会談する見通しだ。藤村氏は２日の記者会見で、「そんなに時間をかけずに結論を出す」と語った。
（2012年4月2日21時11分 読売新聞）

特に意味はないと言っておきます。


小沢はといえば裁判もかかえていて
自身の裏金が動かせない状態で資金が無く、
頼みの綱のルーピーは去年あっさり菅直人に騙されたり
「僕の作った民主党を壊さないことが最重要条件だ」
と、自分が作った党なので割る気がなく、
野党に呼びかけて出させた不信任案を否決する決定打になりました。
小沢としては財布として期待していたのに財布どころかただの自爆スイッチになりました。

なので今の小沢は身動きが取れず、
迂闊に離党してももう再浮上の目はないので民主党を出る気がありません。
だからこそ手下に役職辞任をさせてブラフをかましつづけているわけですが、

【民主小沢系の木内氏が離党検討　増税法案に反発】
民主党の小沢一郎元代表を支持する木内孝胤衆院議員（東京９区）が、消費税増税関連法案に反発し、離党を検討していることが１日、分かった。離党後は無所属で活動する意向とみられる。小沢氏側は現段階で自重を求めているとされ、近く最終判断する考えだ。

　増税法案をめぐっては、小沢グループの政務三役や党役員が３月３０日、一斉に辞表を提出したばかり。離党者が出れば、党内の亀裂を一層印象付けることになりそうだ。木内氏は当選１回で、小沢氏支持の若手議員による「北辰会」に所属。３月３０日には増税法案の国会提出を理由に政調会長補佐の辞表を、他の小沢系議員と足並みをそろえ執行部に提出した。

　民主党では昨年１２月、衆参両院議員計１１人が消費税増税方針など野田佳彦首相の政権運営に抗議して離党届を提出。うち小沢氏に近い衆院議員９人は新党きづなを結成した。
(2012/4/1　産経新聞)

翌日ほんとに離党届を出しました。

小沢にとっては空気の読めない子が1人本気で離党届を出しちゃった形です。
昨年12月も11人が離党するなど、
小沢のブラフに便乗して不人気で沈み行く民主党という泥船から逃げ出した形です。

逃げ出した方としては
「民主党の増税に反対する」というちょうど良い理由を得られたうえに
小沢の責任に出来るのですからしてやったりでしょう。

小沢にとっては党内で揺さぶりをかけるための頭数が減って行ってるのですから
離党はするなと思いとどまらせようとするのは当然です。


一方、野田はといえば
こんな応援動画が出来ていました。

ブーメランを極めなければ民主党議員ではない！




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