ボコボコにされても勝利宣言

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【野田首相沈モク　煙草吸えない…学生訴え】
野田佳彦首相（５４）が７日、兵庫県西宮市を訪れ、社会保障と税の一体改革に関する国民との対話集会に初めて出席し、「先送りできない、待ったなしの状況だ」と消費税増税に理解を求めた。しかし、首相の地元の千葉出身の大学生から「総理のように、１８歳から１日１箱たばこを吸うヘビースモーカーと違って、友達は税金が上がるからと禁煙を始めた」と、指摘された。若者が持つ将来への不安を率直に訴えられると、ぐうの音も出なかった。

　消費税増税を理解してもらうため、２月の対話集会開始から２カ月たって、野田首相は初めて国民と向き合った。しかし同郷の“後輩”の厳しい指摘に、思わず下を向いた。

　質問した千葉県八千代市出身の大学生、合田達也さん（２０）に「消費税増税をすると、たばこ税や（ガソリンの）揮発税も上がると思う。そうなれば、若手世代が消費を嫌がることにつながるのではないか」と問われた。「禁煙を始めたり、車を買わないと言う友達がいる。総理のように、１８歳から１日１箱たばこを吸っているヘビースモーカーの方はやめないと思うが、もし値段が上がると買うのは厳しい。（増税は）経済の発展につながらないのでは」とも、指摘された。

　愛煙家の野田首相は３月の参院決算委員会で、禁煙を勧められて「１８歳からやめたことがない」と未成年喫煙を告白し、慌てて「２０歳から」と訂正。増税でたばこも買えなくなるのでは、という若者世代の不安に、言葉もなかった。

　また、「『三丁目の夕日』の時代には、今日より明日がよくなるという実感があった」と述べたことに対し、「彼らの時代に希望があったのは、将来の安定ではなく、目先に経済の発展があったから。（今の時代に）増税で日本に希望が与えられるのか。将来の安定より今の日本の経済活動の方が不安です」と、畳み掛けられた。野田首相は「おおいに議論していかないといけないテーマ」などと答えるにとどめた。

　終了後、合田さんは「実際話を聞くと、増税も必要なのかなとは思ったが、僕たちの世代のことまで深く考えてくれているのかな」と、消化不良気味。一方、野田首相は「実のある討論ができた。会場の雰囲気も全く分からない、何やってんだという感じはなかった」と強調した。ただ税に関する質問は、年金など他のテーマが終わった後。質問できたのも全体の１４人中３人だけだった。【中山知子】
(2012/4/8　ニッカンスポーツ)


野田は講演だと
「1兆円ってわかりますか？一万円札を積み上げて行くと云々」
「三丁目の夕日を再びうんたら」
と毎度言っているのですが、
一万円札を積み上げて行くと云々は昨年国会で間違いを指摘されているにもかかわらず
一年経っても全く同じ事を言っています。
積み上げてどのくらいの高さだとか重さだとか強調したところで、
「で、それが増税とどういう関係があるの？」というツッコミには一切答えないですしね。
要するに野田本人も実のところ理解していないし、勉強していないから
いつまでも同じ事を言うし、間違いを指摘されてても同じ事を繰り返す
という所から全く進化していません。

野田に対して甲南大の学生さんたちは
「僕ら、将来が不安。車なんて買えない。総理のように18歳の頃からタバコ買って吸うてるやつはええけどな」
「三丁目の夕日の時代は、将来に希望があったんじゃなくて、景気拡大してたからだろ」
という感じで発言していたそうです。
正論でしょう。

で、ぐうの音も出なかったのに
「実のある討論ができた。会場の雰囲気も全く分からない、何やってんだという感じはなかった」

内容ボロボロだったのに勝利宣言
というとなりの半島の連中みたいな事をやっていた訳ですが・・・
私はこれに既視感を感じたのですが、この既視感は党首討論です。

内容でボロボロでもマスコミは必ず民主党に勝利宣言を出し、
ボロカスになってた代表もなぜか「実のある討論が出来た」とか
「もう少し中身の議論に入ってもらいたかった」とか必ず言ってきました。

野田はストーカーのごとく「党首会談、党首会談」と要求してきましたが
（実際に就任直後に101回でもプロポーズを続けるとかストーカー宣言してましたけど）
党首討論が11日に行われるようです。

マスコミがいくら「民主党の勝ち、民主党マンセー」を繰り返しても
谷垣がこそっと仕掛けた地雷は効果を発揮しています。

前回の党首討論では
谷垣「党内すらまとまってねーじゃんか、増税法案に賛成しろという前に党内まとめろ」
野田「こっちはきちっと党をまとめられる所を見せてやるからそっちも党内まとめてみせろ」
という（しゃべり方はこんなんではないですが）ような形で
むしろ野田はしてやったりのはずが逆ギレで言質を取られる形でした。

そして何が起きたかと言えば
党内の議論を打ち切って閣議決定。

そして党内の反対派を無視して
「消費税増税法案に賛成しない奴は処分する」
と露骨な脅しをやっている状態です。

党内をまとめるどころか対立を浮き彫りにしただけでしょう。



そういえばエセ保守議員であることがバレてきた松原仁大臣ですが、
(当ブログで以前こういう記事を書いています。)
彼は保守というメッキが剥がれかけて焦り、
「民主党デフレ脱却議連」なんてものを作って消費税増税反対と言っていました。
大臣になった途端に消費税増税法案に賛成署名をした上に、
そのことを国会で質問されると「現在の状況では消費税増税は仕方がない」的な言い訳をしていました。

保守アピール
　↓
小沢の天皇陛下引見割り込み問題スルー
　↓
他の民主党の売国政策はスルー
　↓
小沢派加入
　↓
メッキが剥がれ始めたので「デフレ脱却議連」創設
　↓
消費税反対を主張
　↓
野田内閣の閣僚として消費税増税法案に署名

松原仁の明日はどっちだ。




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