密室談合したいby野田

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昨日、党首討論が行われました。
谷垣とのやりとりを以下にまとめます。

その前に野田がひたすら党首会談を求めていますが
これはいままで要求してきた与野党事前協議の事で
要するに国会で話し合わずに密室談合をしようとしているだけです。
「党首会談＝密室談合」
という事を頭に入れておいてください。



谷垣
「税と社会保障の一体改革に政治生命を賭ける、命を賭けると言ったけど、行動が伴ってないよな。党内でも政府でも離反者出して、亀井（静香）さんも離脱したよな。
で、自見と国民新党との連立合意書を作ったけどそこには消費税増税について全く触れてないよな。
何度も党首会談を申し込む前にこういうところをきっちりするのが筋だろ」

野田
「社会保障と税の一体改革は待ったなしの云々・・・（いつものフレーズ）
（税と社会保障の一体改革には）丁寧な説明をしてきた。
連立合意書に書いてないけど、消費税増税法案に自見は大臣として署名したと言ってるんだから問題無い。」

谷垣
「いっぺんにやろうとしたって進まないからまずは違憲判決が出ている一票の格差を解決するって前回の党首討論で言ったよな？ところがその後、樽床が「総理の私的意見だ」って言って否定したよな。総理の発言が個人的見解だっていうのなら党首討論なんてやってられないだろ。怒り心頭だよ。
で、樽床にはどういう指示を出したんだ？」

野田
「一票の格差が違憲状態というのはまず先に是正しないといけないという思いはこの場（党首討論）で一致した。
そこで一票の格差是正、定数削減、選挙制度改革をセットで結論を出そうというのが与野党協議の状況。
樽床代行に4月中に成案を得るように指示をだした。
こっちは与党をまとめる事に責任を持つから、そっちは野党全部とは言わないけどせめて公明党をまとめる責任を持て。
ところで議員歳費の問題についてこっちは年間300万円削減するって提案したのに自民党は態度を決めないじゃないか！
自民党で議員歳費削減をまとめてもらいたいがここで明言できるか！？」

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ブログ主ツッコミ
まず違憲状態の解決と言っておきながら
比例８０削減の議員定数削減とセットじゃないと認めないと言うセットにして
（公明も共産も社民もそして民主党内ですら反対多数）
話を絶対にまとめられない状態にすることで
違憲状態の解決をさせないようにし続けています。
そして樽床も試案を出すと言いながら全く動いていません。
要するに選挙区割りの解決ができていないから解散総選挙ができない
という状態にしたまま引っ張り続けているだけです。

さらに300万円削減については
すでに民主党は党所属の国会議員に300万円ずつ党から配っており
300万円削減と言い出したのはその直後だった事を指摘しておく必要があります。
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谷垣
「野党をまとめるのが野党の責任だなどと言うのは熨斗を付けてお返しする。
樽床から試案が出てくると言ったのに待てど暮らせど出て来ないじゃねーか。
民主党政権側から具体的な提案が全くないじゃねーか、党首会談を要求する前にやることあるだろ。」

野田
「党首会談を求めたら閣議決定しろと言ったから閣議決定した。法案を出せと言われたから法案を出した。
党首討論だって30分しかない。だから党首会談をしろ。」

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ブログ主ツッコミ
だったら党首討論の時間を延ばせばいいのにそれをしないのはなぜ？
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谷垣
「まず出された法案について国会で堂々とがっぷり四つで議論するのが筋だろ。
政治生命を賭けるとか言ってるけど具体的な提案もない、今国会中に成立させる気あるの？」

野田
「大事なテーマについてはトップ同士の腹合わせも必要だと思ってるからとにかく党首会談を。
自民党の次期マニフェスト原案だって消費税増税って書いて有る。意識は同じなんだから党首会談を。
いままでだって党首会談を要求したら「自分達は土俵に上がってる」と言ったじゃないですか！
我々も土俵に上がったのに。なんで待ったをするだ！おかしいじゃないか！」

谷垣（キレ気味）
「その言葉はそのままお返しする！待ったなんてしてない。
国会の場できちんと議論するのが先だろ、国会できちんと議論もしないで「待ったをしてる！」など無礼千万！
税と社会保障の一体改革とか言うけど、（増税だけ先行して）一体になってないだろ。」

野田
「最低保障年金は来年提出するとか決めてたりするだろ、
3月30日の閣議決定（消費税増税を閣議決定した時）で工程表も決定してるから一体になってる」

谷垣
「（09年マニフェスト）マニフェストだって工程表あったけどできもしなかったよな。
まず（09年）マニフェストのけじめを付けるのが先。
そうでなければ増税の片棒を担ぐような真似はしない」

野田
「嘘の片棒を担いで税の話は賛成できないというのはおかしい。
マニフェストについては選挙の時にできたことやったことを総括するんだから選挙の時にやる。
民主党の約束が云々じゃなくて、そういう問題はそっちだってあったろ！
郵政改革やればバラ色だとか言ったけど結局修正してるじゃねーか。幼児教育の無償化とかもできてなかったろ。
マニフェストでできなかったということを言い合っても前に進まない。
（増税は）待ったなしなんですよ！是非議論（党首会談を）進めさせてください」

谷垣
「待ったなしだという意識は共有するけど、そっちは100人くらい増税反対派、造反予備軍が居るだろ。
これじゃ採決で否決されるだろ。だからけじめ（解散総選挙）が必要だ。と言っている。
政治生命を賭けるとまで言っているのだから（消費税増税が）通らなかった時は解散総選挙か内閣総辞職するんだろ？」

野田
「政治生命を賭けるとは言ったが、通らなかったら云々という話をするのは変だ。それはあまりにも野暮では？
重たい決意の結果どうする。そんなことをたらればで議論するのは不毛。でも重たい決意なことは間違い無い！」

谷垣
「こういう局面で総理大臣が「政治生命を賭ける」ということは内閣総辞職か解散総選挙をするというのが日本語だろ。
普天間で日本の外交を傷つけた鳩山元首相がイランに行って日本の外交を傷つけたけど
これからも民主党の外交の最高顧問にしとくのか？
あと北朝鮮のミサイル。こっちも協力するけど田中防衛大臣じゃ話にならないだろどうすんだ？」

野田
「鳩山元首相は個人の判断として行った。結果として国際社会の取り組み、政府の基本姿勢をふまえて対応したと思ってる。
IAEAはダブスタって言ってないって本人が否定してる。
ミサイル対処も含めて田中大臣はしっかりと職責を果たせると思ってる。」

谷垣
「あと、前田国交大臣はいま選挙中の問題について手紙を出したことを認めた。
最後に総理には国民に信を問う覚悟があってこそ道は開けてくると言っておく。」



以下、党首討論超まとめ

谷垣「前回党首討論で言った事すら反故かよ」
野田「ｑあｗせｄｒｆｔｇ。野党をまとめるのは野党の責任！ジミンモー！」
野田「密室談合に応じろ」
谷垣「国会で議論するのが筋。政治生命を賭けると言ってるけどこのままなら否決だよ、どうすんの？」
野田「政治生命をかけると言ったけどどう責任をとるかなんて言うつもりはない」



党首討論の最後にちらっと触れていますが
前田国交大臣の件は最悪です。


岐阜県の下呂市長選挙にあたって
地元の建設業協会幹部に対して署名入りで民主党系候補への支援を求める内容の文書を、
選挙の告示前に送っていた事が発覚し、大臣もこれを認めたのです。

国交大臣という地位を悪用して選挙の事前運動を行ったわけですから、
地位を利用しての選挙の事前運動ということで公選法違反という話になります。

【前田国交相が「地位利用」　公選法抵触か、建設業協会に応援文書】
　前田武志国土交通相（７４）が８日告示の岐阜県下呂市長選（１５日投開票）を前に、特定の候補を応援する文書が地元建設業協会の幹部あてに郵送されていたことが１１日、分かった。

　文書は直筆のサイン入りで、国交省の公用封筒で送られた。公職選挙法では告示前の事前運動や、大臣など公務員の地位を利用した選挙運動を禁じており、抵触の恐れがある。

　関係者によると、問題の文書は告示直前の２日の消印で建設業協会に届いた。特定の候補者を「年来の同志」「実力は折り紙付き」などと紹介し、「貴協会におかれましても、ご指導、ご鞭撻（べんたつ）をよろしくお願いいたします」と結ばれていた。

　日付は「３月吉日」。差出人は「国土交通大臣　前田武志」で名前の部分は手書きだった。前田国交相の名刺も同封されていた。

　前田国交相はこの問題について、１１日の衆院国土交通委員会で伊東良孝議員（自民）から追及を受け、「同僚議員に頼まれてサインした。不注意だった」などと弁明。

　答弁によると、文書は同僚議員側が用意し、３月下旬ごろ、サインして渡したが、文面についてはよく覚えておらず、郵送先などについては「知らなかった」としている。

　公選法は事前運動や公務員の地位利用を禁止し、違反すれば禁錮または罰金が科される。

　元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授（刑事法）は「建設業界を所管する大臣が自らサインをし、建設業協会に支援を求めるやり方は不当な『地位利用』ととられても仕方がない。違法性が高く、配慮にかける行動だ」としている。
(2012/4/11　産経新聞)




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