維新される側に

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岡田克也さん
相変わらず日本語が通じてません。

5月21日の衆議院社会保障と税の一体改革特別委員会にて
鴨下一郎議員の質疑より

民主党が「絶対に譲れない」としている「最低保障年金7万円」では
高所得者は収入に応じて「支払った分より減額される」点について

鴨下
「年金の掛け金は税金とは違うんだから、高所得者でも掛け金を納付してたら満額支給するのが当然だ。そうでないと高額所得者の納付率が下がってしまう。このことをどう考えるのか」

岡田克也
「いろんな意見があるので国会で議論していただきたい」

鴨下
「あなたたちはもう法案を出してるんだから『議論していただきたい』ではおかしい。反対意見があるんなら、なぜ所得が高いからといって支給額を減らされてしまうことを妥当と考えているのかを説明しろ」

岡田
「私たちは高額所得者の支給額を減らすことが妥当だと考えている。このことについては国会で議論していただきたい」

岡田の言う国会ってどこでしょうか？

野田の正体がなんとなくわかってきました。
【のらりくらり首相、いらだつ自公】
田村憲久衆院議員（自民）「あと１カ月で本当に衆参で一体改革の関連法案を通せるのか？」

　野田佳彦首相「日程がタイトなのはひしひしと感じているが、今私の立場で延長うんぬん言うのは妥当ではない。あくまでこの国会中に成立を期すという立場でお願いしたい」

　田村氏「今の言葉を総合すると『自分からは言えないが延長してでも通したい』という意味だと思う。来月２１日までに成立させるのが、あなたの本来の役割ではないか！」

　２２日の衆院社会保障・税一体改革特別委員会。首相はまたも低姿勢ながらのらりくらりと質問をはぐらかす戦術に出た。田村氏は時折声を荒らげたが、会期延長の言質は与えなかった。

　とはいえ、野党は衆院特別委で１００時間以上の審議を求めており、現時点で与野党合意している審議時間は２４日までで２８時間１５分。連日審議を強行しても衆院通過は６月中旬となる。参院の審議時間は衆院の「７かけ」が慣例とされ、最低７０時間は確保しなければならない。つまり法案の可決、成立は最短でも７月上旬となり、少なくとも１カ月の会期延長は不可避なのだ。
(2012/5/22　産経新聞

野田はすべてにおいてのらりくらりとかわすやり方でごまかしています。
そして現時点においても「特例公債法」が通る見通しが立っていません。
野田にとっては国政の混乱すら「どうでもよい事」なのでしょう。

おまけに最初からデタラメな予算を組んで強引に進め、
その予算が円滑に執行されなければ与党の責任ですが、
マスコミが味方に付いている民主党政権では違います。

特例公債法が通らなければ8月にも財源が危なくなります。
本当に国民が困ったらそこはマスコミとグルになって
野党に責任転嫁する作戦なのでしょう。
このままではどのみち9月の民主党代表選挙は乗り切れません。
野田としては自民党に責任転嫁をして居座り続けたいのでしょう。
日本国民が死のうと野田にとっては「どうでも良い事」
であるのはこれまでの一連の災害対応、
なによりも東日本大震災の復興を平然と人質にし続けている事でわかります。

野田だけでなく内閣そのものがそういう連中の集まりである
と言っても過言ではありません。

そうした中で橋下は大阪の経済を人質に
民主党政府をまともな連中だと勘違いしてチキンレースを仕掛けました。

おそらくこんな形なのに原発再稼働でチキンレースを仕掛けたのでしょう。
野田の考え「日本国民が死のうと経済が壊れようと関係ない」
橋下の狙い「経済を壊されたくなかったら再稼働に踏み切るはずだ」
これでは最初からチキンレースなど成立しません。
このままでは自分が事故るということに気づき始めた橋下は焦って
大飯原発のピーク時のみ再稼働案という無知をさらけ出してしまいました。

そして、
【橋下市長、藤村長官を名指しで批判…大飯再稼働】
関西電力大飯原子力発電所３、４号機（福井県おおい町）の再稼働を巡り、政府と原発の電力消費地の首長による舌戦が続いている。

　両者の対立は、大阪市の橋下徹市長が電力需給逼迫(ひっぱく)時に限り再稼働させる案を示したのに対し、藤村官房長官が拒否したことがきっかけ。藤村氏は反対理由として、電力需給のほか、原発に代わる火力発電の燃料費増による国民所得流出を挙げた。

　橋下氏は２２日、大阪市内で記者団に「関西の声を藤村長官が一蹴して『臨時（再稼働）はあり得ない』と言った。国富の海外流出なんて話をしたら、今までの議論が飛ぶ」と名指しで批判した。これに対し、藤村氏は同日の記者会見で、政府が昨年７月から安全性を踏まえて再稼働手続きを進めてきたことを強調し、「今日までの政府の検討をすっ飛ばし、『今こう言ったからこうだ』と単純に言ってもらっては困る」と不快感をにじませた。
（2012年5月22日21時08分 読売新聞）
また無知をさらして、しかも無能の藤村官房長官にまで言い返されてます。

民主党政府は中国、四国、北陸、九州電力に節電を要請する案を出しましたが、
【夏場７％の節電要請へ　四国電力「計画停電の可能性低い」　香川】
　四国電力は１８日、伊方原発（愛媛県伊方町）が再稼働しなかった場合の今夏の電力需給対策として、節電目標を７％以上に設定したと発表した。企業など向けの節電対策として、節電に応じて料金を割り引く制度の導入も明らかにした。

　同社は、昨夏並みの節電や火力発電の定期検査を延期し稼働させるなどしても最大需要に対する供給力を示す「予備率」が０・３％で、電力の安定供給は困難と判断。火力発電１機分のトラブル停止に対応できるよう節電目標を一昨年比で７％以上に設定した。

　記者会見した千葉昭社長は「関西電力への融通は予定していない。７％は四国内で安定供給するための目標」と強調。「数値をあげ節電をお願いすることは誠に申し訳ない」と述べた。

　節電要請期間は７月２日から９月７日の平日午前９時から午後８時まで。工場など約１３００の大口（契約電力５００キロワット以上）契約先と、オフィスビルや商業施設など約２万７千の高圧小口（５００キロワット未満）契約者向けに、前年同月より電力消費を抑えた場合に料金を割り引く制度を導入。割引料金策で計１０万～１２万キロワットの節電効果を期待している。一般家庭にはチラシなどを通じて節電への理解を求める。

　千葉社長は、計画停電の実施検討に入ったことを明らかにしたうえで、「（計画停電の）可能性は低い。万が一のリスク管理として検討している」と語った。
(2012/5/19　産経新聞)

記者会見までして「関西電力への融通は予定していない」
と四国電力が言ってます。
九州電力もただでさえ電力が不足する予定なのに
さらに節電を強要して関西電力へ融通することなどできないでしょう。
あとは中国電力が関西電力にノーを突きつけるようであれば
民主党政府と大阪維新の会は薩長土肥と対立という形で
皮肉にも明治維新の逆の形になるかもしれません。

維新の維の字はつなぐという意味です。
つなぎながら変えるべきを変えるのが維新と考えるべきでしょう。
「リセット」「ぶっ壊す」というのは維新ではありません。




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