言うことがめちゃくちゃ

人気ブログランキングに参加しています。

人気ブログランキングへ
----------

最近迷走が激しい橋下から

【橋下氏「停電リスクに怖気づいた」と再稼働容認】
　大阪市の橋下徹市長は８日の記者会見で、関西電力大飯原子力発電所３、４号機の再稼働を容認した理由について、「停電のリスクにおじけづいたところはある」と説明した。
計画停電が実施された場合の市民生活への影響を担当部局に検討させたことを明らかにしたうえで、「病院はどうなるのか、高齢者の熱中症対策はできるか。そう考えると、原発事故の危険性より、目の前のリスクに腰が引けた」と述べた。

　大飯原発の再稼働に反対してきた橋下氏は５月末に「事実上の容認」に転じ、「負けたと思われても仕方がない」と発言。再稼働を巡って「民主党政権を倒す」としていた「倒閣宣言」も撤回した。

　一方、野田首相が大飯原発の再稼働の必要性を強調したことに関して、橋下氏は８日、市役所で記者団に対し、「夏を乗り切ればいったん（原発を）止めて、きちんとした安全基準による判断が必要だ。期間を限定しない稼働は、国民生活ではなく電力会社の利益を守ろうとしているだけだ」と述べ、再稼働は電力需要が増大する夏季に限定すべきだとの考えを示した。
（2012年6月8日23時18分 読売新聞）

赤文字部分。橋下は自分の発言で自分がだめだめなことをアピールしてます。

そして同じぶら下がりの発言を扱った日経の記事では
【橋下市長「大飯再稼働、首相は電力会社の利益考えた」】
野田佳彦首相が８日の記者会見で大飯原発の再稼働を夏季限定としない意向を示したことについて、橋下徹大阪市長は同日夜、市役所で報道陣の取材に「夏を乗り切れば国民の生活は守られる。電力会社の利益を考えたとしか思えない」と指摘した。

　橋下市長は再稼働を容認したが、新たな安全基準をつくるまでは稼働を夏場に限るべきだとの主張を続けている。

　橋下市長は、野田首相が大飯再稼働の安全判断が「暫定的」だと言及したことについては、「正直に伝えた」と一定の評価を示した。ただ、「なぜ夏を過ぎて動かし続けられるか、誰が考えても論理的に説明できない」と指摘。「野田首相が守ろうとしているのは、本当に関西府県民の生活か、電力会社の経営・利益なのか」と重ねて疑問を投げかけた。

　「民主党は国民の信頼をたぐり寄せるやり方が下手」とも批判した。
(2012/6/8　日経新聞)

「目の前のリスクに腰が引けた。」
この発言は自分が大阪、関西の人達の命を
賭けのネタにして政局を仕掛けていたのに、
その賭けていたものの深刻さをあまり理解していなかった
ということを認めた発言と言えます。
政局を仕掛けていたネタの深刻さに気付いて腰が引けた
ということですからね。

とは言いつつも再稼働を夏季限定にした上で
夏以降も稼働を続ける奴らは俺達大阪維新の敵
というパフォーマンスを続ける路線は変えないようで
「野田首相が守ろうとしているのは、本当に関西府県民の生活か、電力会社の経営・利益なのか」
と、
自分が関西府県民の生活を政局を仕掛ける賭けのネタにしたことを棚にあげ
さっそく野田と関電を悪玉に仕立てる発言をしています。

同じ会見で矛盾する発言が平気でできるところに
橋下にも民主党魂を感じます。

そして大阪府市エネルギー戦略会議（橋下のお手盛り会議）は
「大飯再稼働は夏だけに限定しろ」と緊急声明を発しています。

橋下とそのブレーン達は
この期に及んでも原発を簡単にスイッチオンオフできる代物
と考えているようで、
言葉を選ばずに言えば「馬鹿の集団」と言っていいでしょう。

「民主党と戦う俺様かっこいい」を演出しようとして
倒閣宣言もしていましたが、
【倒閣撤回の橋下氏「松井知事とは若干認識違う」】
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は５日、報道陣に、民主党政権への「倒閣宣言」を１日に撤回したことについて「個人的意見を述べた」と説明した。

　一方、同会幹事長の松井一郎大阪府知事は「民主党とは目指す方向性が違う」と述べ、維新が決定した政権との対決姿勢を維持する方針を強調し、橋下氏との「温度差」が浮き彫りになった。

　この日の府市統合本部終了後、２人そろって記者会見に応じた。維新は近く幹部らが集まり、対応を改めて協議する方針。

　橋下氏は４月１３日、関西電力大飯原子力発電所３、４号機（福井県おおい町）の再稼働要請を決めた政府に猛反発し、「次の総選挙で（政権を）代わってもらう」と明言。「個人の見解」としていたが、維新は翌１４日、幹部会議で民主党との対決方針を追認していた。

　橋下氏は５日、「知事とは若干認識が違うが、大飯（原発）は事実上（再稼働を）容認という認識があったので、今更、政権に代わってもらうと言い続けるのは気恥ずかしいという思いがあった」と釈明した。
（2012年6月6日09時00分 読売新聞）

「個人的意見」ということになっちゃいました。

ちなみに橋下と同じく反原発をやっていた滋賀県知事は・・・
8日の会見で
「決めた以上は早く手を打ってほしい。私たちは、再稼働は電力のひっ迫期に限ってという条件を出しているが、早く決めていただかないと経済界などが心配している。効果が出るような意志決定を政府としてはしていただきたいと思う」
などと言っています。
自分でやらかしたことは常に棚に上げて偉そうにしゃべることができる
面の皮の厚さ。逞しいですね。

さて、橋下はブーメランで自分を殴っていますが、
国会では相変わらず与党の言うことがバラバラです。
【最低保障年金、未加入者は対象外　岡田氏、特別委で示す】
　岡田克也副総理は５日午前の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、民主党マニフェスト（政権公約）で掲げた最低保障年金に関し「所得比例年金に入ってもらうことが前提だ。制度に加入していなければ最低保障年金は受け取れない」と述べ、年金未加入者には支給しない仕組みとする考えを示した。

　自民党の赤沢亮正氏は、民主党公約に最低保障年金の受給資格に関する記述がないと指摘し「国民は全員が７万円を受け取れると思っている」と批判。岡田氏は「誤解があったかもしれないが、制度に加入していない方にも支払うとの議論はしていない」と説明した。
(2012/6/5　共同通信)

岡田克也
「未加入者には最低保障年金は払わない」

【国民会議容認を示唆＝「協議会で議論が筋」－民主・長妻氏】
民主党の長妻昭元厚生労働相は９日午前、ＴＢＳテレビの番組で、消費増税関連法案の修正協議に関し、自民、公明両党が求めている最低保障年金など民主党の主要公約撤回には応じられないとの考えを重ねて示した。同時に「協議会をつくって、（公約を）撤回せず議論していくのが筋だと思う」とも述べた。
　自民党が提案している「社会保障制度改革国民会議」での議論を容認する考えを示唆した発言で、民自公３党の修正協議が進む可能性が出てきた。
　長妻氏は「今出ている法案については、協議すれば着地点が必ず見つかる」とも語り、政府提出の子育て支援や年金機能強化などの法案の修正協議に入るよう自公両党に求めた。
(2012/6/9　時事通信)

長妻の発言をまとめると・・・。
「公約撤回はするつもりはない、野党が民主党案を容認する事が条件だ。
協議すれば着地点が必ず見つかるはずだ。」

要するに「協議するつもりはない」
と言っているのと何が違うんでしょうかね？

さらにBSフジのプライムニュースに五十嵐文彦財務副大臣が出演したときの発言
「最低保障年金7万円は保険料の納付がゼロでも消費税として納付してるから負担してないわけじゃないんです」

つまりは消費税払ってるから最低保障年金貰えますよ・・・と。

人事（ひとごと）の野田のおかげですね。
同じ閣内ですら言うことが正反対、
野田はあらゆることが他人事。
日本人に死者が出てても他人事。

今国会で審議していて採決の日程をどうするかの段階まで来ているのに
実は中身は全く詰められていない出来損ない。
ということがよくわかります。

こんな出来損ないが「絶対に譲れない条件」で
「民主党側の案を撤回させないことが協議の条件」
と言ってる時点で話をまとめる気などさらさら無いことがわかります。

同じ党なのに、同じ内閣なのに、同じ野田が任命した人達なのに
それぞれが言うことが違っているのに野田は我関せず。

話が進まないのはどう考えても野田のリーダーシップゼロが原因です。


ついでに「個人的意見」について

党首討論で野田が谷垣の提案に同意し
一票の格差是正からまず行うと名言。
↓
樽床が解散総選挙封じのために一票の格差是正を
選挙制度改革を抱き合わせにし、
「セットじゃないと認めない」
と一票の格差是正をさせない時間稼ぎに出た上に
野田の党首としての発言を「個人的意見」とまで言う。
↓
野田は解散総選挙を避ける戦略に気付いたらしく
自ら「個人的意見」ということにしてしまう。

こうした事があるので、
民主党政権では党の代表としての発言すら信用できません。




↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓