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2012年 07月 28日
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人気ブログランキングへ ---------- 【衆院選改革、民主案に賛同を=首相】 野田佳彦首相は25日午後、参院社会保障と税の一体改革特別委員会で、民主党が提出した小選挙区比例代表連用制を一部導入する衆院選挙制度改革関連法案について「定数を45削減する形で1票の格差も是正し、当面の制度改革を行う提案をしている。少数会派にも配慮した内容なので、ぜひ多くの党の賛同を頂きたい」と、今国会成立へ協力を求めた。新党「国民の生活が第一」の姫井由美子氏への答弁。 (2012/7/25 時事通信) 民主党が言い出している「連用制」は 小選挙区で落としている党ほど比例で復活当選しやすくなります。 「票の割合」に応じて議席を配分しようとするために 小選挙区で当選した数が比例から差し引かれます。 仮に比例区で政党がA,B,Cとあるとして 政党Aが比例区で33万票 政党Bが比例区で30万票 政党Cが比例区で10万票 その他政党が比例区で3万票 と得票し、 Aが3議席、Bが3議席、Cが1議席、その他は0議席 という獲得議席数になったとして、 小選挙区の方で 政党Aが2勝1敗 政党Bが0勝3敗 政党Cが1勝2敗 だったとすると 政党Aは比例と合わせて3議席 政党Bは比例と合わせて3議席 政党Cが比例と合わせて2議席 という事が起こりえます。 小選挙区で当選した数だけ比例区からマイナスするからです。 (一応、小選挙区当選者数+1は最低限確保される) そもそも民主党は日本で一番組織票のある政党です。 民主党にとって大敗であった小泉の郵政解散選挙でも 民主党は比例でも小選挙区でも2000万票以上を取っています。 つまり、連用制を導入できると小選挙区で負けまくっても 多くを比例区で救済されることで民主党が生き残れるのです。 民主党が自分達が多くの小選挙区で負けることをわかっているので どうしても導入したいのでしょう。 だからこそ最高裁で違憲状態と判断された一票の格差是正(0増5減)に対して 「連用制とセットじゃ無いと違憲状態は是正させない」 と野党にごり押しをしようと続けています。 連用制や比例削減を「セットじゃないと一票の格差是正はさせない」 と野党に提示 ↓ 野党は当然反発 ↓ 違憲状態が改善されないから解散総選挙をさせられない。 仮に野党が同意すれば民主党は延命成功 ずっと野田がやっているのはこれです。 また、民主党が衆議院に出している内容では比例区をブロック制ではなく 全国制にすることも書かれています。 民主党は旧社会党の頃からずっと都市政党でした。 そして民主党はその都市部の票で地方票を駆逐しようと そういう意図があるのでしょう。 もう一点付け加えれば、 一票の格差是正と抱き合わせにしようとしているこの連用制。 試算では一票の格差が最大で4倍以上まで膨らむ可能性があるとのことです。 一票の格差2.3倍で違憲判断されましたが、 それを是正するのにもっと格差が広がる案と抱き合わせ ただでさえ無理筋なのにどれほどでたらめな話かわかるかと思います。 さて、この25日の前後の民主党の動き 7月24日 今進められている国会審議をまるで無視して突然野党側に 「連用制の選挙制度法案を採決しよう」 と言い出す。 7月25日 国会の審議日程協議で民主党側は全く日程を提案せず (本来は主導権を握っている与党側から日程を提案する) 仕方なく自民が「税と社会保障の一体改革」は31日に公聴会をやろう と提案。 民主党、結局8月6、7日に公聴会をと提案し野党はこれに同意。 24日の突然の提案は 野党側が突然の採決要求に反発して国会が停滞することを狙ったものであり あわよくば連用制を成立させよう。 という狙いが露骨です。 そして公聴会についても日程を何も提案しないのは 野党側に日程を提案させてそれより一週間程度遅らせ 「税と社会保障の一体改革」の採決を先送りしたいがためでしょう。 8月6,7日に公聴会という日程であれば そこからお盆へ突入してしまいますので 「税と社会保障の一体改革」の採決は 8月後半あるいはそれ以降に先送りできます。 「税と社会保障の一体改革」の採決を先送りにする事を 野田が最優先にしていることがわかります。 これが野田が「政治生命」をかけると言っているものの実態です。 税と社会保障の一体改革は民主党内での反発がひどく 党内がまったくまとまっておりません。 ましてや参議院は輿石が全くまとめることができませんし、 まとめようともしていません。 さすが教師時代に3人学級を学級崩壊させた実績を持つだけのことはあります。 3人学級すらまとめられなかった人が 内ゲバ大好きな反日政党をまとめるなど無理でしょう。 だからこそ参議院で「税と社会保障の一体改革」の採決をされると 参議院での会派別での議席数は民主党は88議席(自民が86議席)のため 採決を行って党内に離反が少しでも出れば 民主党は参議院で第2会派に転落します。 今までは与党であることと第一会派であることを理由に 常任委員会の委員長を独占してきました。 そして民主党の委員長が民主党に有利になるように 委員長の本来の職務をねじ曲げて恣意的な運営をしてきました。 これができなくなります。 参議院で主導権を失えば民主党の法案は全く通らなくなるどころか、 野田の首を差し出さなければ国会が進まなくなる可能性も大いにあります。 また、参議院議長になりたい輿石は 民主が第2会派に転落すると、議長は第1会派から出してきた慣例から、 参議院議長になる機会を失ってしまいます。 そこで輿石も野田も 「税と社会保障の一体改革」を先送りしたいのです。 他の法案どころか、本年度の予算の財源である 特例公債法だってまだ審議されていません。 野田は赤点を食らうのが嫌なので宿題を先送りしていますが、 先送りすることでさらに自分の首を絞めているだけ ということに考えが至らないようです。 自分が抱える問題から逃げたって誰かが解決してくれるはずがなく 問題から逃げるほど問題は利子を付けて追いかけてくるんです。 遊びに夢中の小学生が宿題を「あとでやるから」と言って先送りしても 結局どこかで宿題を片付けるしかありません。 ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by Ttensan
| 2012-07-28 10:02
| 政治
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Comments(4)
Commented
by
0123
at 2012-07-28 10:44
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小学生が8/31に慌てるようなもんですね。
そして人のせいにする民主党
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by
素浪人
at 2012-07-28 11:47
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記事にある民主の企みからは離れますが、そもそも、民意を正確に反映させ、違憲状態を確実に解消させたいのであれば、その選挙制度は、比例代表制単独でしか実現し得ません。比例代表であれば、理論上、一票の格差はゼロに限りなく近くなり、大政党も小政党も等しく国民の審判を得ます。唯一の欠点は、社民とか共産とかの絶滅危惧種もある程度救われてしまう、という所でしょう。
小生は、上の欠点はありますが、やはり比例代表単独制を国政に於いては導入すべきと考えています。
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by
allco
at 2012-07-28 16:09
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そして決まるのは公務員の休日ばかり。
民間給与7円アップになんぼ使うんか? 死ねば良い。こいつら。
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by
雷神
at 2012-07-29 01:31
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よりによって今という提案の時期が匂いますね。国中がオリンピックに浮かれている間に好き勝手にやっちまえって魂胆を疑いたくなります。
民主党の普段の行いを考えれば、勘ぐっても罰は当たらないと思います。 監視を続けましょう。
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