法律をねじ曲げてでも中共優先

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8月23日　衆議院予算委員会　石破茂の質疑より

冒頭部分を要約

石破
尖閣の事件が起きてからこの予算委員会で国民に公開の場で議論をすることを求めたがなかなか開かれなかった。
最低でも衆参1日ずつは必要なのに結局午後だけというのはおかしい。
韓国大統領の陛下に対する侮辱発言に対して「理解に苦しむ」というだけはおかしい、謝罪と撤回を求めるのが筋だ。

野田
「理解に苦しむ」だけで終わってません「誠に遺憾である」と申し上げております。

石破
15日、尖閣の事件が起きた時に国土交通省の政務三役、誰か登庁しましたか？

羽田雄一郎国交大臣
待機はしておりました。登庁はしておりません。

石破
大臣は靖国へ参拝した後自宅へ帰った。他の三役は地元選挙区へ帰った。
なぜ自宅待機を正しいと判断したのか

羽田
ケータイで直接報告を受けていたから問題ない

石破
活動家の上陸に対しての対処方針を誰がどういつ決定したのか？

藤村官房長官
総理が総理が総理が

石破
外交案件に発展する認識はもっていたのか？

藤村
退去強制処分にするというのも政治的に判断した。

石破　（上陸事件直後に自民党側が政府へ聴取している）
我々の部会で政府が言ったことと食い違っている
事件直後には我々に沖縄県警と海保で判断をしたと説明していた。
野党に対していい加減な事を言わないでいただきたい。
入管法第65条の適用をなぜ判断したのか？

藤村
捜査機関（沖縄県警）が入管法第65条を適用すると判断したので
総理がこれをよろしいと追認した。

石破
65条の立法主旨は？

滝法務大臣（メモ棒読み）
その他の嫌疑がない限りは退去手続きを取る事が適当な場合がありうる時

石破
いまわざと「国益」という言葉を読み飛ばしましたね。
その他の嫌疑が無い場合に退去強制をした方が「国益に資する」と判断する場合にその判断があり得るとなっている。
この説明は関係閣僚会議でありましたか？

藤村
後日の会議で知りました。

石破
対処したときはキーとなるこの65条の説明をうけていなかったわけですね。
公務執行妨害、暴行、建造物損壊などがあった場合には適用できない。
船舶などにぶつければ建造物損壊になる。
当たろうが当たるまいが公務執行妨害などは石を投げたりした時点で既遂になる。
（活動家達はレンガを投げつけていたのに）いったい誰が公務執行妨害などが無いと判断したんだ？

羽田
巡視船に対して投げられたから公務執行妨害に当たらないという判断です。

石破
いままでの判例ならば確実に嫌疑が成立する。
いったい誰がいつ「一切嫌疑が無い」と判断したのか。

鈴木海上保安庁長官
相手は巡視船の船体に向けて（レンガを）投げてきた。船は荒波をかき分けて進む丈夫なものですから、公務執行妨害にあたらないと現地の巡視官が判断した。

石破
この答弁は明らかに誤りです。強度など関係ない。
改めて誰が強制退去がどういう国益に資すると判断したのか？

滝法務大臣
司法警察官でございます。

藤村
上陸した7人は警察官、海上の7人は海保が判断した。

石破
いいでしょう（激怒）　政権交代したらきっちり調べさせていただく。

～以下省略～

野田と羽田の答弁はへそが茶を沸かすレベルですが、
仮に自宅待機で正しいとするのなら大臣なんて必要ありません。

自宅待機していて現場の職員にすべてを任せて
あとから追認したことにすればすべて解決しますからね。

単に羽田雄一郎は面倒なことに関わりたくないから
上陸を知っていても都内の自宅に帰って
上陸後も登庁することなく引きこもっていたのでしょう。

今回の質疑でまた2年前の尖閣衝突事件の時の
「一職員が国益判断をできる新解釈」だけでなく
「凶器を投げつけてもなんの犯罪にも当たらない」
という新解釈が生まれました。

前日の参議院の佐藤正久議員の質疑で明らかになりましたが、
実は尖閣の活動家達を上陸させた時に
野田内閣は現場に沖縄県警だけでなく入国管理官も待機させていました。
領海侵犯をして警告を再三無視した段階で拿捕せず、
むしろ尖閣に近づくにつれて海保の船を遠ざけさせていたことも
活動家が一緒に乗っていた香港のテレビ局の中継ビデオで判明しています。

要するに民主党政府は
「活動家達を上陸させる」だけでなく
「即強制退去」にするというところまで指示していたわけです。

野田も羽田と同じく、
この上陸事件の事を無視したかったらしく、
当日夕方に更新されたブログでは尖閣のせの字も出てきませんでした。

また、レンガを投げつけてきている場面もビデオで撮影されていますが、
「海保の逮捕技術がバレてしまうからビデオは公開できない」
という政府の姿勢は崩れていません。
香港のテレビ中継で海保と活動家の船の動きは
一部始終流されていたのでこの言い訳は通用しません。

ビデオを公開することで「強制送還」が間違いだった事が
日本国民に広まっては困るからでしょう。
2年前と同じく、民主党政権にとって都合が悪いから「隠蔽」しているだけでしょう。

改めて民主党が売国政党以外の何物でも無い事を再認識できたと思います。

活動家達は10月にまた来ると宣言しています。
このままいけば10月はもっとエスカレートする可能性が高いです。
さらに9月末で習近平体制に変われば露骨に
「中国人民の安全を守るため」と称して南シナ海で行った蛮行のように
尖閣を占拠しかねません。

ですが民主党はそんなことよりも
中国共産党の機嫌を損ねないことを優先しているだけです。
民主党政権である限り、
我々は特亜からの侵略や侮辱行為を受け続けるだけでしょう。




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