ブーメランしかないのかも

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まずは岡田克也から
【第三極結集「かなり政策違う」　岡田副総理がけん制 】
岡田克也副総理は４日、都内で講演し、石原慎太郎前東京都知事が結成する新党や日本維新の会など「第三極」勢力の結集について「かなり政策が違う。政権を取ればどういう政策でいくかは合意しておかないとおかしい」と疑問を呈した。
(2012/11/4　日経新聞)

維新＆石原＋立ち上がれ日本＋みんなの党。
政策などどうでもよく、第三極として
キャスティングボートを握ってあわよくば権力を
というだけの集まりですので岡田克也の言うことは正しいと言えます。
ただし、政策が全く違うのに権力ほしさに「民主党」
という一つの看板の下に集まっている連中が言える話ではありません。
だから党の綱領を作ろうとすれば党が分裂するから
綱領をずっと作らないで来たんですからね。

そして負けじと元祖ブーメラン芸人。
【安倍自民党総裁への訂正と謝罪要求】
政局は激しく動いている。しかし、自民党は原発政策については、相変わらずだんまりを決め込んでいる。特に安倍自民党総裁には、原発についてはっきりとした考えを示す義務がある。

　　安倍総裁は私が総理の時の原発事故対応について「海水注入を止めてメルトダウンが起きた」などと全くのウソの情報を流し、「万死に値する」とまで批判した。まずこの点について安倍総裁に訂正と謝罪を求めたい。

　　その上で、自民党総裁選挙の公約で述べた原発依存からの脱却と、自民党の原子力政策の整合性について説明することを要求する。それは国民に対する義務だからである。

　　極めて重大な福島原発事故をどうとらえ、どういう原子力政策を進めようとしているのかをはっきりさせず、口をひらけば「解散」としか言わないのは、政権を目指す野党第一党の党首としては失格だ。
(2012/11/09　菅直人オフィシャルブログ)

まずは事実から
震災当日の２２：３０ごろには
原子力安全・保安院からベントをしないと
炉心が露出して空焚きの状態になるシミュレーション結果は説明されていた。
さらにほぼ同時刻、SPEEDIの予想情報も官邸に届いていた。

ところがこのSPEEDIの情報である
＜翌早朝頃は西から東へ風が吹くため福一の西側を通れば
仮に放射能漏れが起きても問題にならない＞
この情報を手に入れた菅直人は何をしたか？

当時支持率が今の野田内閣と同じくらい低迷し、
また外国人参政権や収支報告書の偽装などが次々発覚。
菅直人は完全に行き詰まっていました。
そこでパフォーマンスによる支持率回復をもくろんだのでしょう。

そして菅直人は自分がヘリで視察するパフォーマンスを敢行。
（きっちりSPEEDIの情報どおり福一の西側を移動）
そして菅直人が現場から去るまでベントをさせませんでした。

その菅直人がパフォーマンスをしていた間
原子炉の中で何がおきていたのかは
以前当ブログで書いた
【なぜタービン建屋の水が高い放射能汚染であったのか】
を参考にしてください。

燃料棒を被覆しているジルコニウムが一定の温度を超える前に
冷却することができれば水素爆発を回避することができたはずです。
ですが、菅直人のパフォーマンスによって
手遅れの状態にされてしまい、結果はみなさんご存知の水素爆発です。

極めて重大な福島原発事故を起こした最大の原因は
菅直人のパフォーマンスに他なりません。
それを自分の責任を完全に棚に上げてブログで吠えています。

東電の撤退を自分が止めたとかいう嘘を菅直人がしきりに言っています。
そして「海水注入も炉をもったいぶった東電が云々」と責任転嫁しています。

冷静に考えてみてください。菅直人のいうストーリーをつなげれば
「炉を放棄して撤退しようとしていた」はずの東電が
「炉が大事だから海水注入は拒否していた」わけです。
これだけで菅直人の説明が矛盾している事がわかると思います。


そして安倍総裁に対して
＞口をひらけば「解散」としか言わないのは、政権を目指す野党第一党の党首としては失格だ。
で記事を締めていますが、

以下、民主党公式HPより

（2009/06/25） 「政権党としての体をなしていない」菅代表代行、会見で「潔い解散」を求める
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=16360
（2009/05/28） 麻生首相に残された選択は解散・総選挙の実施以外ない 菅代行
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=16059
（2008/08/18） 福田内閣は追い込まれている。野垂れ死にたくなければ解散しかない 会見で菅代行
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=13908
（2008/06/19） ムダ遣いを放置したまま消費税引き上げ目論む福田政権を総選挙に追い込んでいく　菅代行
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=13545
（2008/04/10） 福田首相は民意を問うべき　菅代表代行が総選挙で決着をと表明
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=13065
（2007/09/13） 新総理は国民の信を早急に問うべき　菅代表代行が会見で
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=11791
（2007/06/29） 【衆院本会議】内閣不信任決議で退陣求める・・・菅代行『安倍内閣を信任せず』は、もはや国民の総意。一刻も早く安倍総理は退陣すべき
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=10266
（2006/12/05） 総選挙やり直しを要求 菅代表代行が常幹で表明
href=http://www1.dpj.or.jp/news/?num=9330
（2004/01/20） 「自衛隊派遣は憲法違反、総理は辞任を」菅代表
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=2693
（2003/04/24） 「小泉政権の延命を許してはいけない」菅代表が世田谷で街頭演説
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=3776
（2003/03/11） 「即効性ある株価対策は小泉内閣の退陣」菅代表
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=3529
（2000/05/19） ｢自民党はしかけた罠に自ら落ちた」森首相不信任案提出時期を検討～菅政調会長
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=1846
（1998/11/30） 「小渕政権は人まかせ政権」「国民に自自連立の信を問え｣／菅代表が衆院本会議代表質問
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=8150
（1998/10/14） 小渕内閣は１日も早く退陣を／菅代表ら東京･新橋で街頭演説
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=8034

民主党結党以来ずっと口を開けば解散しか言ってないみたいですよ。


さて、
「解散だけはしたくない。解散を餌に自分達の都合を飲ませたい」
これが野田内閣、民主党のやってきた事でしたが、
この首相辞任をちらつかせたりして
条件を付けてそれらを丸呑みさせようというのは
菅直人の時から始まったことでした。
そしてそれが野田内閣になってさらに露骨になってきました。

【民主、一票の格差是正と定数削減「同時に」】
民主党の政治改革推進本部は８日、総会を開き、衆議院の選挙制度改革について、「一票の格差」是正や定数削減の同時決着を目指す方針を確認した。

　衆議院の選挙制度改革をめぐって、民主党は先の国会で、「一票の格差」を是正する小選挙区の「０増５減」と比例代表の４０削減などを盛り込んだ法案を提出したが、野党側の理解が得られず、廃案になっている。

　８日の総会では、野党側の理解を得るため「格差是正だけを盛り込んだ法案を検討すべきだ」などの意見も出たが、「定数削減の旗を掲げてたたかってほしい。格差是正と定数削減はセットにすべきだ」との意見が多数を占めたという。

　これを受け、総会では、格差是正と定数削減の同時決着を目指す方針を決めた。その上で、今後の国会対応については、輿石幹事長と安住幹事長代行に一任することになった。
(11/09 YTV NEWS)

民主と自民で特例公債法の15日通過を目指すことで合意したその日
特例公債法という野田内閣の障害を一つ取り除けたと安心したらしく
さっそく野党側が反発することを狙って
「一票の格差是正」に「定数削減などの選挙制度改悪」を抱き合わせる事を
あらためて党として決定。
解散する解散するといって国民生活を人質にして
自分達の都合の良い条件を一つのませたから
次はあわよくば比例代表連用制も抱き合わせにして
野党側に飲ませよう、野党が飲まないのなら
一票の格差是正ができていない事を理由にいつまでも居座り続ける。

野田がずっとやってきたこの路線を
あらためて今後も続ける事を党として決定したわけです。

民主党がどういう人間の集団であるかよくわかると思います。




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