記事の書き方に注意

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典型的な分断工作
で触れたものとほぼ同様のものですが、
ブログ主としてはこの程度の書き方では引っかからないのでスルーしていました。
知り合いから「きちんと説明を書いておけ」と言われたので
こちらのニュースに触れておきます。

【尖閣・竹島も慎重…安倍氏、靖国参拝見送り意向】
　安倍政権は、政策の遂行も安全運転に徹する構えだ。

　自民党は衆院選の政権公約を詳細に説明した「Ｊ―ファイル」で、沖縄県の尖閣諸島に「公務員を常駐」などと明記している。

　しかし、安倍氏は２２日、山口県長門市で記者団に、「『検討する』と何回も申し上げてきた。『検討する』ことに変わりはない」と述べた。党の考えは一貫していると強調しつつ、公務員の常駐など尖閣諸島の実効支配強化策は当面「検討」にとどめ、関係が冷え込んでいる中国を刺激しない考えをにじませたものだ。

　安倍氏はＪ―ファイルで「政府主催で２月２２日の『竹島の日』に式典を開催」としたことについても、「慎重に考えたい」とトーンダウンさせている。日韓両国の首脳交代が、竹島問題で悪化した関係を修復する好機になるとみているためだ。

　靖国神社への参拝に関しても、安倍氏は総裁就任直後の１０月、秋季例大祭に合わせて参拝したが、来年の春季例大祭での参拝は見送る意向だ。
(2012/12/23　読売新聞)

このニュースは2chでしつこくスレが立て続けられています。
保守派を慌てさせて安倍叩きさせようという目的のニュースです。

また、読売としては安倍が否定したら
「ブレた！ブレブレだ！」
と叩こうといういつもの手です。

このニュースをよく読みなおしてみてください。
＞来年の春季例大祭での参拝は見送る意向だ。
この部分。
いつものマスコミのお得意の「関係者によると」
とかそういった事も書いておらず、
誰の発言かも書いていません。ここがポイントです。

こういうニュースについて読者から問い合わせがあった場合には
「情報源は秘匿ですので教えられませんが、当方の取材で確認した事実です」
と言い張るんです。

今回の読売のこの「靖国参拝は見送る意向だ」については
この記事を書いた記者の意見だと言っていいでしょう。

竹島の日の件も尖閣への人員常駐の件も「検討中」であり、
靖国参拝については見送るなどという正式な発言は出ていません。
「まだ何も決まっていない」というのが現状です。

そこにつけ込んで「誰が発言したか」どころか
「情報源」すら書かないようにして煽るのが
日本のマスゴミのやり方です。

この手口は麻生政権の時も度々使われました。

読売「麻生がたばこ増税の検討を指示」
↓
麻生「そんなことは言ってない」
↓
読売＆マスゴミ「麻生がまたブレた！ブレブレだ！」

産経「麻生が内閣改造を指示。党幹部が暴露」
↓
麻生「そんな事は指示してない」
党幹部の皆様「そんな話は聞いてない」
↓
産経＆マスゴミ「麻生がまたまたブレた！ブレブレだ！」

などです。
ブログ主はこのときも問い合わせをしましたが
「取材源の秘匿で絶対に教えられませんが取材で得られた事実です。」
といういつも通りの言い訳を強弁しつづけるだけでした。

記事を読むときに「誰が」「いつ」「どこで」発言したのか
日本のマスコミの記事はそうした具体的な事に全く触れない場合
全く信用に値しません。
問い詰められても曖昧な答えで逃げることができるようにしているのですから。


さて、今日は民主党の代表選が行われる予定ですが、
海江田と馬淵の名前が挙がっています。
（どうせ蓮舫は論外なので無視の方向でおねがいします。）

今回、海江田の後ろには赤松などの旧社会党グループがいます。
海江田は以前、小沢に神輿として担がれて代表選に出ました。
今回は旧社会党の派閥に担がれて出る形です。

今回の衆院選の大敗で
最有力派閥だった仙谷と前原の派閥である
凌雲会は会長の仙谷が落選するなど、約20名にまで減りました。
他の派閥は

花斉会(野田派) 　約10名
国のかたち研究会(菅派)　約15名
素交会(馬淵派)　約10名
政権公約を実現する会(鳩山派）実質消滅
新政局懇談会(社会党系、横路派) 約15名
民社協会（民社党系、高木派）　約15名

となっており、あまり差のない状態になりました。
そこで、自分達が矢面に立ちたくないので海江田を神輿にして
かつて社会党のプリンスと言われた横路孝弘を会長とする新政局懇談会と
民社協会が手を組んでいる形です。
おそらく海江田が代表になるでしょう。

輿石や赤松などの旧社会党グループが実権を握る形です。
他の派閥が手を組んで馬淵に集まれば別でしょうが、仙谷が落選した今、
運営能力の無い前原ではそうした水面下での動きはあまり期待できないでしょう。

そして、自民党の安倍総裁の金融政策と対立する事を
海江田がすでに言っています。

おそらく参議院の民主党が日銀法改正の最大の障壁になるでしょう。
また旧社会党グループは反増税、反原発、反TPPですから
野田がこれまで進めていた話をちゃぶ台返しにして
ヘタをすれば三党合意も反故にして
参議院で反対戦術を取る可能性すらあります。

こうなると政策的には未来の党と何も変わらない状態になります。

一方、未来の党はというと、社民から逃げ出してきた阿部知子が
嘉田と共同代表になりました。
社民党ももう崩壊寸前で、
福島瑞穂は自身を比例トップにして自己保身だけに走り、
社民党代表を降りるのを拒否している状態ですから、
社民党の残りが福島瑞穂を捨てて逃げ出すかもしれません。

民主党で海江田を通して旧社会党グループ
（参議院は輿石の力が強い）が実権を握ると
輿石が小沢と合流や共闘を呼びかける可能性も否定できません。

1月1日の議席に応じて政党助成金の配分が決まりますから
小沢が共闘や合流の動きを取るとすれば年明け以降でしょう。

民主党とそのお仲間がまた手を組んで一つに集まるとすれば、
民主党は再生どころか崩壊へ向かうだけになる可能性が高いと思います。

マスコミがどう擁護するのか見物です。




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