ピエロだと気付けないらしい

人気ブログランキングに参加しています。

人気ブログランキングへ
----------

今国会で気付いた事があります。

民主党議員の質疑の態度です。
常に一方的にまくし立てて大声で文句を言うだけで
相手の反論をまったく聞いていません。
最初に結論ありきで
「俺が絶対正しい。お前が間違ってる」
「俺の言う事を相手に聞かせる」
という姿勢が「カッコイイ野党」だと思っているからでしょう。

今までの人生で議論をした事がない
というのがよくわかります。

このスタイルはかつての学生運動の連中そのものです。
一方的に相手を大声で押し切れば「論破」ということになるので
とにかく大声で一方的に文句を言うだけ。

学生運動のなれの果てが党の軸となっている政党ですので
仕方が無いことかもしれませんが・・・。


2月21日参議院予算委員会　田中・もしもし・直紀の質疑より

田中直紀（以下もしもし）
「政府の有識者会議に企業の代表権を持った社長が参加している！自社の利益供与を図ったらどうするんだ！利益相反になったらどうするんだ！」

菅官房長官（以下　スガ）
「個人として参加してもらっている。企業の利益を優先した言動はされないようにする」

もしもし「法的根拠はあるのか？ないだろ！」

スガ「法的根拠のない会議もあるが、それは最終的に政府が責任を持ちます」

もしもし「どう責任を取るつもりだ！」

スガ「委員も見極めて選定させていただきました。しっかりと責任を取ります」

もしもし「曖昧だ！しっかりとはどういう意味だ！具体的に！」

スガ「責任を持って選定しており、有識者会議で政策を決めるわけではありません。政府を信頼していただきたい」

もしもし「しっかりとはどういう意味だ！具体的に答えろ！」

以下しつこく壊れたレコード状態で
「利益相反になったらどうするんだ！具体的にどう責任を取るんだ」
を繰り返すもしもし。

しつこく利益相反になったらどうするんだと言っていたもしもしですが、
民主党のネクスト内閣では国土交通大臣となっています。

ちなみに彼は越後交通の代表取締役
です。

国土交通省の管轄の事業で企業の代表権をもった社長が
国土交通大臣の予定です。

利益相反ですかー（棒）



2月27日　参議院予算委員会　福山（旧姓：陳）哲郎の質疑より

■中国海軍によるレーダー照射事案の発表が遅れたことについて

陳「中国海軍にレーダー照射されてから報告に何日もかかっている。これは遅いというより『何をやっていたんだ』という話だ！！」

小野寺防衛大臣
「1月31日の事案に関しては事務方の方で情報の確認をしてから報告を上げてくるまでに時間がかかりました。今は同様の事があったらすぐに報告を上げるように指示を出しています」

陳「こんなもんは指示があるもないもすぐに報告しなければならない！（どや顔）通常の指揮命令系統で上げなければいけない話だ」

陳「報告が遅れたのは『証拠をしっかりかためるために遅れた』と言った。発表が遅れたそのことが外交的な課題だ！」

小野寺「データを解析した上で情報を上げてきた。現地に解析手段が無いので時間がかかった。今後はもっと早くできるようにさせる。だが、対外的に抗議するというのは非常に重いことだ。だからこそきっちり証拠を固めてから対応するべきだ。」

陳「船同士は照射されているということは完全にわかるんだ！これは証拠もクソも無い。こんなことは艦内の人達は理解していたはずだよね？」

黒江・防衛相参考人
「艦内においてレーダー照射はわかっておりますが、外交上確度の高い情報として検証をしなければならない。今後はもっと速やかに報告するようにする」

陳「今後はこういう事が無いようにしっかりと対応しろ」

小野寺「総理のご指示もあり、しっかり対応させていただきたいと思います」

陳「総理の指示じゃないんですよ！あなたの職務としてやらなければならないんですよ！（どや顔）総理にあげるのは指示じゃないんです。当たり前の話なんですよ！そこがそもそも間違ってる。
もう一点、防衛省が把握している限りで過去に同様の事案があったか」

小野寺「総理にあげる特異的な事例は過去にないと思っています」

※ブログ主注
民主党政権時のレーダー照射は
民主党政府が証拠を残させなかったからこう答えるしかありません。
あったと答えたら「証拠を出せ」という話になるからです。
中国での報道では野田内閣の時に
当たり前のようにレーダー照射していた事は報じられています。


陳「2月7日のある報道で野田内閣でも同様のことがあったが中国との関係悪化をさけるために公表を見送ったと報道された。
しかし、防衛大臣が言われたとおり過去にそういった特異な事案はない、と
（ここから語気を強め資料を叩きながら）
これまさにですね！遅れたということの批判を避けるために、
民主党政権ではこのことの公表を遅らせた
と政府関係者がリークしたとしたらゆゆしき事態だ！！
この関係者について官房長官、特定する努力はしたのか」

菅官房長官「新聞の記事ひとつひとつに対して捜査することなどしていない」

陳「僕はですね。このことを官邸がやったなどと邪推して言うきは毛頭ありません。しかし、こういうことが度重なれば、安倍政権自身の不信を招くことになる。
私はその人間を探し出して何とか首を取れとか下品なことを言うつもりはありません。
しかし！この問題はね！民主党政権であっても一国の総理と副総理の判断をこのようにリークした政府関係者がいるということは、情報操作という大変な問題です！
このことに関しては厳しく注意喚起しておきたい。」

陳「複数の政府関係者が語っているということは官房長官にも責任があるということだ」

※ブログ主注
野田内閣時代のレーダー照射問題隠蔽について
誤魔化そうという意図がバレバレです。
しかも民主党の悪事をバラした人間を探し出して首を取れと言ってます。
民主党政権での悪事をバラされたことが
本当に我慢できない事がよくわかります。
むしろ民主党政権で、山ほど有る悪事を今後もリークされたくない
そういう想いが強く伝わってきます。
民主党政権のときは情報だだ漏れだったのに
それを取り締まるようなことはありませんでした。
なにせ鳩山内閣発足後に直嶋経産大臣が
GDPの情報を公表前にマスコミに漏らしていたり、
中井国家公安委員長が愛人に議員宿舎のカードキーを渡して
宿舎に自由に出入りさせていたり、
中国人スパイに副大臣が機密文書をプレゼントしたりしていましたから。


■中国海軍のレーダー照射事案の日本側の抗議について

陳「なんで2月5日の会見が2時間遅れたんだ」

小野寺「当初は中国大使に抗議という予定でしたが、事態の深刻さを踏まえて北京の方でも抗議をしてからにしようとなったので2時間遅れました」

陳「大臣だめだよ。そういう違う事を言っちゃ。5時半くらいに外務大臣どういう抗議をした？」

岸田外相「5時半頃、在京中国参事官に対して抗議を行った。その後18：20分頃、北京の次席大使から中国外交部アジア支長に対して抗議を行った。」

陳「私の聞き及ぶ所では（外務省の担当課の）課長から在京中国大使館の参事官に電話で抗議をしてるんですよ。（また資料を叩きながら）電話ですよ！この事案で！ばたばたなんですよ！抗議をしようとしたら連絡とれないから会見が遅れた、電話で抗議しようとそういうことなんですよ！速やかに抗議をしたとかきっちりと抗議をしたとかいう話ではないんですよ！」

岸田「電話ではなく外務省に参事官を呼んで抗議してます。」

陳「さ、さっきの、さっきの大臣の答えと違うんですけど、、要は課長レベルなんです。」

※ブログ主注
違ってるのは陳の方。

野次「違うよ」

陳「（野次の方に振り向いて）あ、違うの？・・・とにかく私が言うのは、じゃ、電話じゃなくても結構ですが、この事案で課長レベルで本当にいいんですか？」

※ブログ主注
予定通りのシナリオで叩くつもりが、むしろ陳とその秘書側の調査不足を露呈。
陳自身がアドリブがまったく効かない事も露呈してます。


■レーダー照射の証拠開示について

陳「防衛大臣はテレビで証拠を開示すると言ったのに開示しないといったりころころ変わった」

小野寺「開示するとは言ってません。一貫して開示も含めて慎重に検討すると言ってきてます」

陳「そういうことをにおわせた。防衛大臣が軽々しく証拠を開示する事を臭わせる発言をするのは問題だ」

小野寺「このことは政府部内で慎重に検討すると言っているだけで開示すると言った事はない」

※ブログ主注
この後、陳は菅内閣での尖閣ビデオの話を持ち出して
「公表を控えたいと言ったら自民は民主党は腰抜けだと言った」
と個人的恨みをぶちまけています。
レーダー照射の件と尖閣ビデオの件は明らかに違います。
レーダー照射はレーダー探知やその方法も含めて
どこまで秘密にするかという慎重な議論があって当然のものですが、
尖閣ビデオの件は「元々海上保安庁で共有情報としていたもの」
であって秘密情報ではありませんでした。
仙谷と菅直人が中国共産党の機嫌を損ねては不味いと
後から慌てて極秘扱いにして情報隠蔽したものです。


■安倍内閣のTPPについての日米共同声明について
陳「菅内閣のときに閣議決定したTPP交渉の方針と安倍内閣の方針は全く同じだ！何も変わらない！何が違うのかまったく判らない！」

茂木経産大臣「決定的に違います。第二次菅内閣の時の決定はTPPについてではなくてEPAについての一般的な決定です。
もう一点。第二次菅内閣においての基本方針は内閣が勝手に決めたんです。それに対して今回は日米の首脳で合意して発表してるんです。そこが大きな違いです。」

陳「現実の問題として交渉のプロセスはなにも変わっていない！」

※ブログ主注
日米で同意して文書にしたものと
単に内閣が「こういう方針でいこうぜ」と言ってるだけのものと
全く次元の違う話です。

この点についてはローリー玄葉の
【TPP「例外」は当たり前＝玄葉氏、既に確認済みと強調―民主PT】
民主党経済連携プロジェクトチーム（座長・玄葉光一郎前外相）は26日午前、衆院議員会館内で総会を開き、環太平洋連携協定（TPP）交渉参加問題をめぐり協議した。全ての関税撤廃がTPP交渉参加の前提ではないことを確認した日米首脳の共同声明に関し、出席者からは「その程度は民主党政権でも既に確認していた」「何が新しいのか。当たり前ではないか」との声が相次いだ。　
(2013/2/26　時事通信)

この発言も同じです。
相手と確認しあって合意して文書にしたものと
「俺は前からそう思ってた」というのでは全く別次元だというのは
誰でもわかる話でしょう。

2月28日　衆議院予算委員会　玄葉光一郎の質疑より

■TPPについての日米共同声明について

ローリー玄葉光一郎
「日米の共同声明は一言で言えば、当たり前のことを確認する。その国内向けのパフォーマンスだ。」
「実際にはこの共同声明の下ごしらえとなる交渉は民主党政権の時に事実上終わっていた。
交渉で決まっていくという内容も私が大臣の時にUSTR（米通商代表部）と文書にしたわけではないけども確認している。
全ての関税を撤廃することをあらかじめ求められるものではない、なんて当たり前の事でしょ？（どや顔）」

岸田外相
「日米の両首脳が合意して明示的に文書にしたということに大きな意義がある」

安倍首相
「玄葉委員は当たり前の事とおっしゃったけども、それだったら民主党政権のときに文書にすれば良かったじゃありませんか。外交交渉においていくらでもできたと言っても出来なかったじゃないですか。だったらなんで首脳会談の時に（文書）を作らなかったんですか？
政治は結果なんですよ。出していない人が後から『そんなのは俺たちでもできた』なんて言ったってですね。これはなかなか世の中には通らないのではないか。」

※ブログ主注
何度も書きますが、
お互いに合意して文書にすることと
「俺だってそう考えていたんだ」
ということはあたりまえですが全く別次元です。

こういう連中ですから、
一般の社会人としてもろくな仕事ができないことは間違いないでしょう。


どうやら民主党の方針は先日も指摘したとおり
本気で「あれは元々は俺たちのおかげ、俺たちの成果だ」
という手柄横取り路線のようです。

むしろネタ要員として与党の引き立て役になっていて
かえって民主党の底の浅さが見透かされて支持を失うだけだと思うのですが、
そういうことに気付かないのでしょう。




↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓