党益＞国益

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まずはモナ夫と同じく黙っていられないらしい橋下徹から
【ＴＰＰも憲法改正も「維新あったから」　橋下氏が強調】
　日本維新の会の橋下徹共同代表は１６日、安倍晋三首相がＴＰＰ交渉参加を表明したことについて「首相は維新の存在があったからＴＰＰに踏み切れた。自民党内の反対派に『いざという時は維新と組む』との考えを表に出して党内が収まった」と語った。

　また、橋下氏は「憲法９６条改正でも、自民党と公明党が連立を組んでいるが、首相はいざとなったら維新と組めばよいとの思いで前に進めることができる」と指摘した。大阪市内で開かれた大阪維新の会の全体会議で語った。
(2013/3/17　朝日新聞)

たとえ思っていても口に出したらその時点で安っぽくなるのですが、
そういう事を考えず、我慢しきれず言ってしまうあたりに
民主党と同じ小物臭しかしません。


18日の衆院予算委員会　松本剛明の質疑より
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松本剛明
「総理、党益と国益がもし相反した場合はどちらを優先されるべきとお考えでしょうか？」

安倍首相
「我々はそもそも自由民主党という政党はですね。党益なんてものはないんですよ。自民党の存在。それは国益を守る政党である限り自由民主党である。国益と自由民主党の党益が相反する。その時は自由民主党は解散するんです。当たり前じゃありませんか。」

松本剛明　→批判できそうにないので話題転換へ
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このやりとりが、なぜかテレ朝ニュースになると

【「党の利益などはない」安倍総理TPP集中審議で…】
　自民党に「党の利益」などはないと大見得を切りました。

　安倍総理大臣：「国益と自民党の党益が相反する、そんな時には自由民主党なんか解散するんです。当たり前じゃありませんか」
　国会のTPP＝環太平洋経済連携協定の集中審議で、安倍総理は、自民党の公約を守るために自動車や保険の分野でアメリカに譲歩したのではないかと批判され、色をなして反論しました。また、米の輸入が決まったガット・ウルグアイラウンドに関連し、農業対策費として総額6兆円余りが投入されたことについて、林農水大臣は「反省すべき点があった」と述べて、効果が十分でなかったことを明らかにしました。
(2013/3/18　ANNニュース)

当ブログで過去にも何度か書いていますが
「記者の主観が書いてある記事は注意」です。
「大見得を切りました」なんてのはもろ主観ですし、
実際の答弁を見れば「色をなして反論した」という形容に当たるほど
感情を出して答弁していたわけでもありません。

民主党に押されて図星を付かれたかのように印象操作したいのでしょう。

そもそも問題は
松本剛明のこの「党益と国益がそう反するときにどちらを優先するのか」
という質問が出てくるところです。

民主党政権では国益と党益が相反するときは党益を優先してきたからこそ
「どうせ自民だって党益優先だろ」
という考えから出てきたものでしょう。

日本に全く利益が無いのに中韓の国債を買うと勝手に話を進めたり、
日本が開発していたレアアース代替技術を中国へ勝手に引き渡そうと
「レアアース代替技術の共同研究」なんてものを勝手に合意してきたり、
韓国が勝手にオリジナルを紛失したのをごまかして
「日帝に盗まれたニダ、返すニダ！」と主張しているのが問題なのに
日本が持っている写本（一部は神田の古書店で発見されて購入されたもの）である
朝鮮王室儀軌を韓国にお返しすると言って献上したり。
なぜか次世代液晶のために有益な日本で税金で開発された新技術を
日本企業ではなく競合しているサムソンに優先的に供与する話をまとめたり、
まさにキムチでノロウィルス被害が発生しているのに韓国からのキムチだけは
検査免除で日本に入ってくるようにされていたり、
韓国が輸出に力を入れているからと
韓国産養殖ヒラメにしかいない寄生虫問題を無視して
輸入時の精密検査を免除させて
日本国内で韓国産ヒラメによる食中毒事件が多発させたり、
等々、確かに民主党は中韓に譲歩することを「党益」と判断していたのだろうと
納得させられる事件が非常に多いのです。

まして脱税や政治資金規正法違反という違法行為よりも
「党の方針に従わなかった」という事の方を問題視して処分してきた民主党だけに
党益　＞　国益　というのが民主党の考え方なのでしょう。

松本剛明の発言は
改めて民主党が党そのものの腐敗を証明する発言だったと思います。


2月28日の予算委員会でローリー玄葉が
「除染が遅れている。遅れているのは安倍首相が福島への想いが薄いからだ」
ということにしようとしていました。

あのときの玄葉の安倍首相に対しての
「除染はなぜ遅れてるんですか」
という質問にはあきれましたが

【復旧復興対策本部を新設　民主党県連】
　民主党県連は１６日、福島県郡山市のホテルハマツで第１６回定期大会を開き、夏の参院選の必勝を誓うとともに、「復旧復興対策本部」を新設して本県の復興・再生に全力を挙げることを盛り込んだ平成２５年度活動方針を決めた。　
　県内の党員ら約３７０人が出席。玄葉光一郎特別顧問（衆院本県３区）が開会あいさつした。増子輝彦代表（参院本県選挙区）が「参院選の本県選挙区を勝ち取ることが民主党再生への大きな道しるべになる」と結束を呼び掛けた。渡部恒三（元本県４区衆院議員）、吉田泉（衆院比例東北）両特別顧問、佐藤雄平知事、原正夫郡山市長、影山道幸連合福島会長、瀬谷俊雄日本商工連盟福島地区代表世話人、庄條徳一県農業者政治連盟委員長があいさつした。　
　宗方保幹事長が２４年度の活動を報告し、昨年１２月の衆院選を総括した。２５年度の活動方針は、復旧復興対策本部で住民や自治体の要望を聞き、東日本大震災からの復旧・復興、東京電力福島第一原発事故に伴う除染や県民の健康管理、損害賠償などへの対応を国に求めることを打ち出した。夏の参院選のための党組織の結集、政調会の充実などを掲げた。参院選の勝利に向け前進を誓う大会決議を採択した。　
　参院選本県選挙区に立候補を予定している現職の金子恵美氏（４７）＝一期＝が「改選一議席の激戦区となるが、厳しくても戦い抜く」と決意を表明した。　
(2013/3/17 福島民報)

民主党が今更「復旧復興対策本部を設置」しました。

今度の参議院選挙対策のためであることは明白ですが、
今更この程度ですから民主党政権において復旧復興が進まなかったのは当然です。

モナ夫が福島に原発事故被災者支援NPOを設立しようと動き始めた事もあわせ
どうやら民主党は福島を起点に
「ウリたちは被害者の代弁者ニダ」
と政府批判を始めるつもりのようです。
（ついでに寄付金集めも？）


復旧復興が進まなかった主犯は民主党ですが、
野党に転落して復旧復興が進んでいない事を利用するという
戦術を取ってきているのですから、さらに呆れます。




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