建前でしかない事を隠す気もないらしい

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5月23日
衆議院本会議　民主党　柚木道義の
公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案
についての討論において
やはり典型的な民主党議員らしい発言がありました。

「アベノミクスの物価上昇先行による実質年金の切り下げについて安倍総理に直接お聞きしたかったのですが、この、重要法案審議に、安倍総理に出席いただくことができませんでした。安倍総理は年金問題から年金問題から逃げているとしか思えません。安倍総理は、ちなみにこの議場にはいらっしゃるんでしょうか！私はこうした重要法案の審議、またこの採決の日に、総理が、お席を見る限り、おいでになられないように思いますが、このような姿勢こそが国民の皆さんにとって、この年金問題を後回しにしているというふうに写ってしまうのでは無いかと懸念をします。」

この発言が午後の本会議で、2時前くらいでしたが
5月23日の安倍首相の首相動静を見ますと・・・。

　午前１１時３４分、タイのインラック首相との首脳会談開始。
　午後０時９分、首脳会談終了。
　午後０時１１分から同１時３分まで、首相主催昼食会。同４分から同５分まで、インラック首相を見送り。
　午後１時５２分から同２時９分まで、フィリピンのデルロサリオ外相。同２０分から同３時４分まで

首脳会談とか外相と会談とかやってます。
当然こういった日程がその日に突然決まるということはなく
とっくにわかっていた話です。

柚木道義は首相がいないのを百も承知であらかじめこの台詞を
自身の討論台本に仕込んでしたり顔でやっていたわけです。
そしてあわよくばテレビでこの部分だけを切り取ってMAD編集させて
というところまで想定していたでしょう。

これが民主党の国会活動です。

あともう一つツッコミを入れておくならば
民主党は次の参院選のマニフェストで
「議員外交をやりやすくするために国会に縛られにくくする改革」
を入れる予定ですが、
川口順子解任の時といい、今回の柚木といい、
「俺たちはルールを守らないがお前らは俺たちの都合に合わせてルールを守れ」
という姿勢が顕著です。
嘘吐きは民主党の始まり　ですからね。

そんな民主党は一応「仕事をしているフリ」をして
票に繋げようという事だけはやっています。

5月20日の民主党公式HPのニュースより
【党震災復興調査会・東日本大震災復興推進本部、福島県内各地の現状を視察】
　党震災復興調査会（会長・黄川田徹衆院議員）は２０日、党東日本大震災復興推進本部（本部長・海江田万里代表）と合同で福島県川内村、富岡町、楢葉町、いわき市をそれぞれ訪問し、震災と原発事故で大きな被害を受けた各地の現状を視察した。

　昨年春から帰村して業務を再開している川内村役場で遠藤雄幸村長と会談した際、黄川田会長と増子輝彦副代表（原発・復興特命担当：調査会顧問、推進本部本部長代行）から、「心と目と耳でしっかり視察したい」などとあいさつがあった。遠藤村長からは４月現在で村民の半数近い約１３００人が村に戻っており、除染作業や雇用の場の確保など少しずつ前進はしているが、間違いなく長期戦になること、双葉郡の復興には医療と教育が鍵になるとの認識が示された。菊池製作所川内工場や川内高原野菜工場などを訪問したほか、鍋倉地区にある除染作業で出た土や草木などの仮置き場も視察し、関係者から説明を受けた。
～以下省略～

与党の時は復興が進んでいない事を選挙を先送りする理由にしてきました。
そして実際に復興を止めていたのは民主党でした。

復興基本法もそのための予算も自民党が作りました。
道具（基本法）も金（復興予算）も用意されあとは運用だけでしたが、
運用の段階で民主党が障害になりました。

民主党は自分たちの利権と票に繋げるために
幹事長室を通さないと予算が下りないという事を行いました。
復興大臣だった平野達男に至っては
自身の選挙区である岩手だけ集中的に予算を認可し、
他県はその半分以下しか認可率が無い
などという事もやりました。
わざわざ東京まで来て民主党の幹事長室を通さないと
復興事業が進まないという点について指摘された平野達男が国会で
「幹事長室を通さなくても私（復興大臣）が話を聞いている例はある」
と誤魔化そうとしたつもりが実情を肯定する答弁をしてしまい、
実際に幹事長室を通さないと復興事業が動かない事が裏付けられました。

そんな民主党が野党に転落してからは
こうして与党の腹腔の動きとはまるで別に組織を作って
全く別のところで視察をしているだけです。

国会の外でも中でも震災復興のために与党と協力して動く様子はありません。
そうしてしまうと「俺たちを特別に目立たせることが出来ない」
と考えているからでしょう。


さて、先日安倍内閣が政府が賃上げの交渉を行うために
財界、労働界、政府による会議の設置の検討を発表しましたが、
連合は真っ先にこれに対して「連合の分断工作だ」と反応しました。

民主党政権になって連合がやったことは労働者の待遇改善でも賃上げでもなく、
民主党の日本経済破壊政策を全面的に支援することで
日本の多くの製造業を叩きつぶし大量の雇用を失わせた事でした。
それでも連合は自分たち労組幹部の貴族生活とイデオロギーだけを優先し
民主党を支え続ける姿勢を変えませんでした。

自民はかつての与党時代には労働者側の声については
連合に気を遣って連合任せにしてきましたが、
野党になって見てみると連合は組合費に寄生しているだけで
本来の組織の目的は全く果たしていない実情をはっきりと見たでしょう。

だからこそ、安倍内閣では連合に気を遣う事をやめて
積極的に政府が財界に賃上げ要請を行うようになったと思います。

財界、労働界、政府の三者会議を作られてしまえば
連合はそれまで自分たちが独占し、かつ組織の存在理由にしていた
「賃上げ、労働者の地位の向上」を政府に代行されてしまうことになり、
連合の存在理由を大きく失う事になります。

そのため、連合は予想通り斜め上の動きに出てきました。
【連合 賃上げに政府介入は反対】
連合の南雲事務局長は東京都内で記者団に対し、甘利経済再生担当大臣が賃金の引き上げを実現するため、経済界と労働界、それに政府による会議の設置を検討する考えを示していることについて、賃金の引き上げに政府が介入すべきではないとして、反対する考えを示しました。

甘利経済再生担当大臣は、賃金の引き上げをできるだけ早く実現するため、経済界と労働界、それに政府による会議の設置を検討する考えを示しています。
これについて、連合の南雲事務局長は東京都内で記者団に対し「政府が経営側と労働側を集めて何をしたいか情報がないので何ともコメントしようがない」と述べました。
そのうえで、南雲氏は「賃金引き上げは、もともと長い労使関係の中で真摯（しんし）に論議が行われてきたものだ。労使の自治に政府が介入することは反対だ」と述べ、会議の設置に反対する考えを示しました。
(2013/5/23　NHKニュース)

労働者の立場から見れば賃上げ、待遇改善の機会は多い方が良いのは当たり前です。
しかし、賃上げ交渉は労組の特権として独占しておかなければ
労働貴族として多くの組合員の組合費にたかる
美味しい生活が続けられなくなりかねないので
賃上げの機会を作ることに反対しています。

これが民主党という「国民の税金、パチンコマネー、労組マネー」
にたかる政党の支持母体である「組合費にたかる」連合の実態です。

政策立案にまでこんな組織が支持母体として関与しているのですから
労働者の立場がどんどん悪くなるのは当然の事だったのではないでしょうか？


ついでにこちらもおかしな事になっている日本共産党にも触れておきます。
【きょうの潮流】
日本共産党の書籍が韓国語に訳され、きょう韓国で出版されます。志位委員長の著書を訳したもので初の試みです。日本の植民地支配と侵略戦争を美化する発言が相次ぐなかで、反対を貫いてきた政党の姿を多くの人に知ってほしい▼１９１０年の「韓国併合」以来、３５年間にもおよんだ帝国日本の野蛮な支配。その痛みや傷痕は、いまなお消えません。土地を奪われ、生きる糧をもとめて日本に渡ってきた大勢の韓国・朝鮮の人々。労働者不足を補うための強制連行もありました▼きつく、汚い、危険な職場で、奴隷のように働かされ、命を削ってきた家族。在日一世と呼ばれる人たちです。彼らは社会から疎外され、女性のほとんどは読み書きもできない暮らしがつづきました▼川崎市にある「ふれあい館」では、そのハルモニ（おばあさん）たちを中心に識字学級を開いてきました。名称は「ウリハッキョ」。韓国語で「みんなの学校」という意味だそうです▼読み書きや絵を学ぶ場をえた彼女たちの喜びが伝わる作品がいま、新宿の高麗（こうらい）博物館に展示されています。しっかりとした文字、野菜や魚、景色を色鮮やかに描写した個性あふれる絵―。一つ一つから、その人の人生が伝わってくるようです▼教えるボランティアも彼女たちから歴史を学ぶ共同学習者。相手を知ることでさらに交流が深まる。先の本の序文で志位さんもいいます。「未来にわたる日韓両国、両国民の友情は、過去に誠実に向き合うことによって、初めて可能になる」と。
(2013/5/20　赤旗)

韓国で共産党の書籍が翻訳・出版されたので喜んで
「日本は韓国に悪い事を行ってきたのだから
韓日友好の為には日本は過去に誠実に向き合うニダ！」
というコラムを書いています。

韓国では「あいつらは共産主義者だ」と言う名目で
裁判もなしに何十万の韓国国民を虐殺して来ました。
（保導連盟事件、済州島四・三事件等々）
過去に誠実に向き合えというのなら
むしろ共産党としては共産主義者にとって
韓国になってからの統治の方が野蛮だった
という事を言わなくてはならない立場のはずですが、
そんな事には一切触れないところが「確かに野党」です。
（ほんとに日本にはまともな野党が無いです）




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