人命よりメンツの韓国政府

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まずはこちらの平成23年12月27日の官房長官会見から
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【防衛装備品等の海外移転に関する基準について】
次に、「防衛装備品等の海外移転に関する基準」については、これまで副大臣会合等において慎重に検討を重ね、本日の安全保障会議における審議を経て、お手元に配布いたしました内閣官房長官談話にある基準となった旨、閣議において報告されました。
　今回の基準は、近年の防衛装備品を巡る国際的な環境変化に対応するための方策について検討を行なった結果、防衛装備品等の海外への移転に関し、平和貢献・国際協力に伴う案件及び我が国の安全保障に資する防衛装備品等の国際共同開発・生産に関する案件については、従来個別に行なってきた例外化措置における考え方を踏まえ、包括的に例外化措置を講じることとするものであります。
　なお、もとより武器輸出三原則については、国際紛争等を助長することを回避するという平和国家としての基本理念に基づくものであり、上記以外の輸出については、引き続き慎重に対処する所存であります。

　閣議に先立ちまして、安全保障会議が開催されました。
　今回の会議は、一に「金正日国防委員会委員長の死去後の情勢等について」、そして二に、「防衛装備品等を巡る海外移転に関する基準について」審議をいたしました。
　一の北朝鮮金正日国防委員会委員長の死去後の情勢等について各省庁から聴取をいたしました。
　また、関係閣僚の皆様に対しては、引き続き情報収集、情報共有に努めるとともに、不測の事態に備え万全の体制をとるようにお願いしたところであります。
　なお、具体的内容については、事柄の性質上、お答えは差し控えさせていただきます。
　また、防衛装備品等を巡る海外移転に関する基準については、先ほど申し上げたとおりであります。
　なお、具体的内容については、この記者会見後のブリーフィングを行なうということで、詳しくはそちらで様々、訊いていただきたいと存じます。
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で、同日の日経新聞より。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS27003_X21C11A2000000/?dg=1
【政府、武器輸出三原則を緩和　共同開発可能に 】
(2011/12/27　日経新聞　より抜粋)
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　政府は27日午前、首相官邸で安全保障会議を開き、武器や関連技術の海外移転を原則禁じる武器輸出三原則の事実上の緩和を決めた。戦闘機などの国際共同開発・生産への参加、国連平和維持活動（ＰＫＯ）など平和構築・人道目的での装備品供与を例外とする新たな基準を設定した。閣議に報告し、藤村修官房長官が同日の記者会見で談話を発表した。
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このときは民主党・野田内閣でした。

こちらは一昨日。
2013年12月23日の時事通信の記事。
【初の銃弾提供、韓国軍に＝南スーダンＰＫＯで―政府】
政府は２３日、国連南スーダン派遣団（ＵＮＭＩＳＳ）に参加している韓国軍に対し、陸上自衛隊の小銃弾１万発を提供した。国連平和維持活動（ＰＫＯ）協力法に基づき、国連を通じて行った。自衛隊の銃弾が海外で他国の部隊に提供されるのは初めて。「緊急の必要性・人道性が極めて高い」として武器輸出三原則の例外扱いとした。ただ、同法には弾薬を含む兵器の提供を明記した規定はなく、法解釈が曖昧だとして国会で論議を呼びそうだ。

　ＵＮＭＩＳＳと韓国軍は２２日、日本政府に銃弾の提供を要請。ＵＮＭＩＳＳに参加している各国部隊で韓国軍と同じ口径５・５６ミリの小銃を使用しているのは自衛隊しかないことから、無償提供に踏み切った。菅義偉官房長官は２３日夜、(1)韓国隊隊員や避難民の生命・身体の保護のためのみに使用(2)ＵＮＭＩＳＳ以外への移転を厳しく制限―することを前提に「武器輸出三原則等によらない」とする談話を発表した。

　政府は提供に際し、ＰＫＯ法２５条の「ＰＫＯ、人道的な国際救援活動または国際的な選挙監視活動に協力するため適当と認めるときは、物資協力を行うことができる」との規定を適用した。ただ、政府は過去の国会答弁で、ＰＫＯに従事する自衛隊が他国部隊に武器や銃弾を提供することは想定していないとの見解を示している。この点について政府の国際平和協力本部は２３日、「物資協力の中で明示的に武器・弾薬を除くとの規定は設けていない」と説明した。
(2013/12/23　時事通信)

野田内閣でそもそも武器輸出三原則緩和を決定し、
PKO行為に関しては装備品の供与を例外としてOKとすることを決定しているのに
そのことを隠して安倍内閣が暴走したかのように印象づける意図を感じます。

今回の銃弾提供に関して寝ぼけたことを言っているのがいっぱいいるのですが、
二つ例を挙げておきます。

まずはみんなの党から抜けて江田の結いの党へ行った真山勇一
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真山勇一認 ‏@MayamaMia
ついに武器に手を染める…安倍政権が弾薬を提供。安倍首相は秘密保護法審議の時、私に「大丈夫。心配するようなことは起きない」と答えました。そうした言葉から戦争にも入り込むのでしょう。たった銃弾１万発、例外のはずがいつの間にかなし崩しに。止まらない暴走、止めなければ。
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二つ目は赤旗新聞の記者
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赤旗政治記者 ‏@akahataseiji
韓国軍への銃弾提供という新たな暴走。韓国は米軍とともにベトナム戦争に参戦して31万人を派兵し、多くのベトナム人も殺傷した。2001年8月に金大中大統領は「不本意にベトナム国民に苦痛を与えたことについて申し訳なく思う」と謝罪している。他国に銃弾の用途まで縛ることはできない(J)
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こいつらはイデオロギーで頭がおかしいのか、
あるいは日本が「普通の国」になることを全力で邪魔する事が
中国共産党様の為だとして、
状況も一切考えず動いているカルト信者のようなものなのか、
この際どちらでもかまいません。
いずれにしても
「日本の邪魔をする事が人命よりも重要だ」
という輩であることは間違いないと言ってよいでしょう。

では、今の南スーダンの状況はどうでしょうか？

【南スーダンの反政府勢力、油田地帯の州都を掌握】
［ジュバ　２２日　ロイター］ -南スーダン政府は２２日、油田地帯の北部ユニティ州の州都ベンティウが反政府勢力によって掌握されたことを明らかにした。

同政府はツイッターで「ベンティウは現在、われわれの支配下にない。マシャール（前副大統領）を支持する司令官の手に落ちた」と発表。ただ、同国経済を支える油田施設は掌握されていないとしている。

前日には、米国人を避難させるため目的地へ向かっていた米軍のＣＶ２２オスプレイ３機が武装勢力から攻撃を受け、４人が負傷した。米国務省は、多数の米国人が２２日に東部ジョングレイ州の州都ボルから首都ジュバに無事避難したと発表。これまでに米国人約３８０人と外国籍を持つ約３００人を出国させたとしている。

南スーダンではキール大統領を支持するディンカ族と、７月に解任されたマシャール前副大統領を支持するヌエル族との衝突が続いている。国連によると、これまでに数百人が死亡、約６万２０００人が家を追われ、そのうち約４万２０００人が国連施設に保護を求めている。
(2013/12/23　ロイター)

ユニティ州がすでに反政府勢力によって陥落しています。
南スーダンの地図を見てもらいたいのですが、
緑の矢印で示したところがユニティ州です。
その東側に韓国軍が活動中のジョングレイ州があります。

韓国軍は米軍にまず銃弾の供与を要請したわけですが、
米軍はすでに攻撃に晒されていてそれどころじゃない状況です。
なので日本に銃弾供与を要請したわけです。

また、韓国軍280余名にはすでに難民1万5000人ほどが集まっているとのことで
韓国軍がここで簡単に退けば米軍などにも影響が出ますし、
難民も当然ながら被害が出るでしょう。
そして後方にいる自衛隊にも反政府勢力が及んで来ることになるでしょう。

すでに反政府勢力の攻撃に晒され
インド兵や民間人に死者が出ています。
【民間人も１１人死亡、武装勢力は総勢２０００人　南スーダンＰＫＯ施設襲撃】
【ニューヨーク＝黒沢潤】南スーダン東部ジョングレイ州アコボにある国連平和維持活動（ＰＫＯ）部隊の施設が１９日、武装勢力に襲撃された問題について、国連は２０日、２人のインド兵に加え、同施設に避難していた民間人１１人も死亡したと発表した。

　武装勢力は約２千人に上ったという。国連は同日、施設内のＰＫＯ要員４０人を避難させた。

　一方、フランスのアロー国連大使によれば、州都ボルにある国連施設周辺にも数千人の武装勢力が集結。施設に保護されている民間人約１万４千人に動揺が広がっているという。
(2013/12/21　産経新聞)

米国は現地の米国人を救出するために
オスプレイによる救出作戦を行うも
【南スーダンで米軍オスプレイが被弾、4人負傷し作戦中止】
［ジュバ　２１日　ロイター］ -民族間の戦闘が続いている南スーダンで２１日、米軍のＣＶ２２オスプレイ３機が武装勢力から攻撃を受け、４人が負傷した。

米軍が発表した声明によると、オスプレイは現地の米国人を避難させるため、目的地へと向かっていた時に攻撃を受けた。３機とも機体に損傷があり、作戦は中止されたという。

これを受けてオバマ大統領は、武力によって権力を握ろうとする動きがあれば、南スーダンは米国や国際社会からの支援を失うだろうと警告した。

南スーダンではキール大統領を支持するディンカ族と、７月に解任されたマシャール前副大統領を支持するヌエル族との衝突が続き、これまでに数百人が死亡。スーダンから独立してまだ約２年だが、早くも民族紛争の様相を帯びてき
(2013/12/21　ロイター)

攻撃に遭い4名の負傷者を出して作戦を中止しています。

ではスーダン反政府勢力についてはどうでしょうか？
こちらの動画をご覧ください。


銃も服も装備品が新しいことがわかります。
そして戦車まで持っていることもわかります。

銃はバヨネットが付いていたり、斜めになっていない銃口など。
→※26日訂正　特徴的なバヨネットが付いていたり、斜めに切っていない銃口など。
おそらく56式自動歩槍で間違いないでしょう。
どこの国が供与しているのかモロバレです。

スーダンはダルフール紛争で(現在も継続中）知られていますが、
スーダンに於いて石油権益を中共が持っており、
政権への武器提供を続けています。
南スーダンはパイプラインをスーダンが握っていて使用料をぼったくられたため
2012年に一度石油生産を停止していました。
しかし、経済的には過度に石油収入に依存しているため2013年4月に再開。
（紛争で荒廃している事も大きい）

中共としてはスーダン政府に自分達が作った武器を売る形になっていて
スーダン政府はそのために石油を売る形になっています。
ゆえにダルフール紛争が続いている方が中共（ロシアも）にとって都合よく
この地域の不安定状態こそ旨味があるために
積極的に武器の提供を続けています。

今回の南スーダンの反政府勢力の後ろに何がいるのか
装備品の新しさからも積極的に関与していることが容易に想像が付きます。


こうした状況を踏まえれば
米軍や韓国軍が相手にしているのがどんだけやっかいな連中か
という話になろうかと思います。

そして韓国軍は自国の政府を経ずに直接自衛隊に銃弾を要請してきました。

政府にお伺いを立てれば
メンツだけが重要なチンケな韓国政府ですから
間違いなく「日本に要請するな、韓国から現地へ送るまで我慢しろ」
と言うでしょう。

韓国軍280人のところには難民1万5000人もいるとか、
そういう状況で反政府勢力が接近しているのです。

かなり緊迫した状況ですから、
現地で活動している韓国軍としては
自衛隊に直接要請をしたのでしょう。
バレたら処分されるから秘密裏にしてほしいとも頼んだわけです。

ですが、こんなことを隠していて
あとで日本のマスコミが知れば
必ず安倍つぶしの、そして自衛隊の活動を邪魔するために
徹底的に悪用されることは火を見るより明らかです。
よって安倍内閣はただちに情報を公開したのだろうと思います。




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