反権力の程度

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革マル派問題、枝野が反撃に出たようですが・・・

【枝野氏、首相のフェイスブックに反論　「批判される筋合いない」】
民主党の枝野幸男幹事長は２日、安倍晋三首相の交流サイト「フェイスブック」に、革マル派との関係が指摘される連合傘下のＪＲ総連などから政治献金を受けていたと批判されたことに対し「何ら批判される筋合いはない。これこそ誹謗（ひぼう）中傷そのものではないか」と反論した。

　枝野氏は、ＪＲ総連などからの献金は「合法」だと強調し、「与党の立場にある方の中にも当該労組と私以上に親しい方がいる」と述べた。

　北海道幌延町で語った。
(2014/11/2　産経新聞)


いやいや、枝野先生から貴重な発言をいただきました。

与党議員に枝野以上にJR総連やJR東労組と親しい議員がいるそうです。
それは捨て置けませんね。
是非名前を出してもらいましょう。

ブログ主は幼いときに極左だった父のおかげで
極左さんとも付き合いがありますが、
民主党の悪事について教えてあげると
「でも自民の方がもっと汚いんだ！」
「でも自民の方がもっと悪いんだ！」
と言って開き直ります。
というか、
「民主は悪いけど自民の方がもっと悪いんだ（だから民主は悪くない）」
という言い訳って言い訳になってない上に
「自民の方がもっと悪いんだ」と言う人に具体例を聞くと100％答えられません。

これは長年マスコミが作り上げたイメージによるところと
「自民の方がずっと巨悪だ、俺達がこのくらいやったって問題無い」
ということにして自分達の悪事を正当化することを長年やってきたことで、
もうこの言葉で現実逃避する以外に出来なくなってしまっているからだと思います。

今回の枝野の言い草は同じロジックで民主党議員がよくやる言い訳と言えます。
「でも自民の方がずっと悪いもん」と。

だからこそ「具体的に名前を出してください」と言ってあげましょう。
そういえば徳永エリも結局誰が言ったのか明かさずに逃げていますね。

嘘をついて周りと自分を誤魔化しながら生き続けてきた人達なので
嘘をつくのが当たり前になってしまっている人達だと言ってよいでしょう。

だいたい、自民党政権で金権腐敗の頂点と言われた時代は
金丸、小沢、竹下が権力を握っていたいわゆる金竹小（こんちくしょう）時代で、
特に金丸が後ろ盾になり小沢幹事長がやりたい放題やっていた時です。

その金丸派閥の後継は自民から分裂して細川連立政権を作り、
のちに民主党に合流しました。

そして反権力を軸とする左翼連中を基盤とする旧社会党の多くが
看板を変えて合流したわけです。

旧社会党や旧自民党の金権腐敗軍団という事を隠すために
テレビには松下政経塾あがりを出して誤魔化していたに過ぎないと思います。

しかしながら、反権力の連中が政権を取ってわかったことは
俺達の思い通りにならない権力に反対していただけだった実態でした。
単に権力を自分の都合で使いたかっただけです。

雁屋哲原作の美味しんぼでもちょくちょく権力者が出ますが、
肯定的に書かれるのは山岡達に都合良く利用できる場合で
山岡達に敵対する場合は権力は悪として書かれています。

反権力ではなく「俺達の思い通りにならない権力が許せない」だけです。

それはマスコミも一緒でしょう。

民主党政権の時は民主党を守ろうと
JAL問題も中国人スパイ問題も市民の党との関係も
その他いろいろ、民主党にとって都合の悪い事は報道しない自由で隠蔽し続けました。

不偏不党だの権力の監視だの、社会の公器だの言っておきながら
徹底的に偏向し、社会の公器としての機能など全く果たしていませんでした。

それどころか民主党に都合の悪い報道をしないために
「米国で政権発足から100日はハネムーン期間がある」
などと政権交代直後から言い出し、
民主党政権に対しては永遠のハネムーン期間でした。


いつも通り話が逸れたところで元に戻りましょう。

JR総連やJR東労組が革マル派の影響下にあることは
民主党政権が公式に認めた事です。

そして民主党政権はすでに裁判でJR側が最高裁でも勝っている件について
昨日も乗せましたが今度は別ソースで。

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１９８７年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄労働組合（国労）の組合員らがＪＲに採用されず、旧国鉄清算事業団からも解雇された問題で、政府が最終調整している解決案が１８日、明らかになった。

和解金として１人当たり平均２４０６万５０００円、総額２１８億９９００万円を支払うとともに、ＪＲ側に約２００人の雇用確保を要請することなどが柱。１９日にも正式に決定する。

解決案は、与党３党と公明党が１８日に前原国土交通相に提出した申し入れ書に沿った内容で、前原氏が同日午後、鳩山首相に報告して了承を得た。

鳩山首相は１８日夜、首相官邸で記者団に対し、ＪＲ不採用問題について「２３年間、大変苦しんでいる方々が大勢いる中で、超党派４党で方向性を出していただいた。真剣に検討しなければいけないと思っている」と述べ、受け入れる考えを表明した。

和解金の内訳は、これまで組合員側が旧国鉄清算事業団側を相手取った訴訟で２００９年３月、東京高裁が賠償金として支払いを命じた５５０万円に加え、遅滞金利分６３２万５０００円、雇用救済金１２２４万円。対象は９１０世帯。

また、ＪＲ北海道、九州などを中心に、２００人程度の採用を要請するとしている。

与党３党と公明党は当初、１人当たり平均２９５０万円の和解金を支払う救済案の実施を政府に求める考えだったが、厳しい財政状況などを踏まえて約５００万円減額し、政府に受け入れを促した。
(2010年3月19日03時06分 読売新聞）
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実に総額２１８億９９００万円を支払うもので
JR側が勝っていた不採用問題でJRに
国鉄時代に毎日サボタージュして政治活動に明け暮れていた事を理由に
JRへの切り替え時に不採用になった連中を雇用せよ。
という無茶苦茶なものです。

このJR不採用問題で建物に堂々とこの裁判でJRを批判する内容を掲げていたのが
目黒駅から歩いて10分弱のこの目黒さつき会館です。
今でもここに組合の事務所があったりするのですが、
グーグルストリートビューでも以下の通り、
JR東労組の主張がでかでかと掲げられています。

ここには革マル派創設者松崎明の側近だった
田城郁民主党議員の後援会もあります。

革マル派の影響下にあると民主党政権が認定したその団体の議員と言ってよいでしょう。
民主党の参議院での重要な戦力です。

民主党はネクスト内閣としてネクスト国交副大臣に田城郁を入れています。
つまり政権を取ったら労組の利権を持った人間が
まさにその所管となる国交省を握るわけです。

族議員を散々批判してきた民主党ですが、
自分達が権力を握ったらまっさきにそれを利権に利用する姿勢を隠していません。
（ネクスト特命大臣でNPO担当がピースボートの辻元清美ですし、ネクスト文部科学副大臣は日教組の神本美恵子です）

ゆえに先に書いたとおり
「俺達の思い通りにならない権力が許せない」
だけの連中でしかありません。


さて、黒田日銀総裁が追加緩和を実施しましたが、
ぬか喜びにならないように気を引き締めなければいけません。
黒田は最近になって「消費税増税を延期したら国際社会の信用がー」等
消費税増税をしろという主張を鮮明にしています。
政府にも予定通り増税しろと要求しています。

たとえば麻生太郎は消費税増税のために行動しているような状態で
そのために公共投資の前倒しをやっています。
前倒しなど数字を一時的に誤魔化すためのものでしかありません。

政府が31日にに発表した速報値では
一世帯当たりの消費支出は前年同月比で５．６％減と
８月の４．７％減からさらに悪化しています。

消費税増税は景気が良くなってからやればよいのです。

そういえば海外で安倍首相が消費税増税延期に触れた直後からでしたね。
7年も前の政治資金収支報告書のネタで
その後に脱税で処分された企業から献金を受けていた議員が発覚
等の話が続けざまに出てきたのは。

そもそも橋本内閣の時に行われた消費税増税（増税を決定したのは村山内閣）から
ずっとデフレが続いてきました。
それだけの悪影響があったわけです。
今回は国内産業の空洞化などによってさらに悪化しやすい状況となっています。

どこの医者が
「風邪を治しながら体力を付けるために超ハードトレーニングしよう」
なんて馬鹿な事を言いますか？

まずは景気回復の一点です。
それを財務官僚はせっせと「財政再建しないと国債の信用がー暴落がー」
などと嘘を言って脅しつづけてきました。

少なくともこの20年間、
財務官僚の言う通りの事をやって景気が良くなった事は一度もありません。
「20年もひたすら間違えてきた」
それが財務官僚です。

優秀な財務官僚の皆さんですからこれほどあからさまに間違うとは思えません。
「わざと日本と日本国民を間違った方向へ誘導してきた」
と考えるのが自然でしょう。

まぁ、わざと間違えてきたかどうかはこの際関係ありません。
「20年もの間完璧に間違え続けて来た」のですから
財務官僚の言う政策は間違いなのです。

消費税増税に賛成するのは日本と日本国民の敵です。
そして議員に圧力をかけたり、嘘を刷り込んだりし続けて
ずっと間違った政策を取らせてきたのは永遠に増税を続けたい
日本国民の敵である財務官僚です。

財務官僚こそが日本国民の敵だという世論が強くなることは危険性はありますが、
そこまでいかないと永遠に増税を続けたい財務官僚の日本破壊は止まらないでしょう。




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