自信と過信は別物

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まずはこちらのニュースから

【枝野氏「政権２回目はうまくできる」　安倍首相引き合いに 】
　民主党の枝野幸男幹事長は15日、高知市で開かれた県連パーティーで、一度退陣した後に首相へ返り咲いた安倍晋三首相を引き合いに、民主党の政策や政権担当能力に自信を持つよう訴えた。「１回目の教訓を踏まえ、安倍首相でさえ２回目は政権運営をうまくできた。われわれにできないはずがない」と述べた。

　首相の政権運営に関し「政策の方向性はめちゃくちゃだが、ずるいというか、うまい」と指摘。民主党も政権転落後、綱領を改定するなどの改革を進めていると強調し「自信を持って戦っていこう」と呼び掛けた。〔共同〕
(2015/3/15 日経新聞)

え？安倍政権うまくいってるのなら変えなくていいよね。

と突っ込まれておしまいですね。

そもそも、安倍首相の2回目の運営は多分に一回目の反省が生かされています。
だからこそ、まずは経済から手を付けているわけですし、靖国にも参拝しました。
そしてこちらから特亜に譲歩するのではなく、
他の国々との関係を密にすることを積極的に進めて
「対話のドアは常にオープンです（棒読み）」戦略をとっています。

民主党は自分達が失敗した理由を
「リーマンショックがー」「国民がー」「自民がー」
と、言い訳を繰り返しましたし、
野党転落後に
自称小4の青木大和に一部司会をやらせていた民主党大反省会とやらでも
「国民がー」等々、最後まで言い訳と責任転嫁でした。

絶対に反省しない人達が、絶対に責任は他に転嫁する思考の人達が、
改善する事はありえないでしょう。

自信と過信の区別がつかない人たちは絶対に成功しません。


先週の金曜は衆議院で予算の締めくくり審議が行われたのですが、
週刊誌の記事そのままに
（それ以上の情報は絶対に出ません。民主党は自分達で調査なんてしませんから）
「中川政務官が病院で喫煙した」
ということを追求していました。

そして本会議では小川淳也が
「これで予算の年度内成立は無くなった。その理由はそもそも安倍が昨年末に解散をやったからだ・・・云々」

予算と全く関係ないのです。

民主党は今回の衆議院での予算委員会では
黄川田徹議員が復興関連についてまじめに質問したもの以外、
下村大臣がー、西川大臣がー、中川政務官がー等々、
予算と一切関係ないものばかりで時間をつぶしました。

元々、予算の年度内成立を阻止することが目的だったので、
たとえば西川農水大臣の行為は現行法では違法にならないことをわかっていながら
それを追求し、違法ではないので辞任しないだろうと高をくくって
「辞任しないなら審議拒否する」とやっていただけです。

ところが、西川大臣が国会に迷惑はかけられないと即辞任してしまいました。

西川大臣がすぐ辞任したものの、
元から西川大臣が辞任しない事を前提として審議をサボる予定だったので
「西川が突然辞任したから審議拒否」ということをやりました。

審議をサボる予定で動いていたのでそもそも何も用意していない。
また、西川を追求したネタしかその時点で週刊誌ネタがなかった。

という事情から審議拒否という形を取っただけで、
予算の年度内成立阻止のためのサボタージュという戦略の線上のものでしかありません。

一方、安倍首相は予算の年度内成立は想定していなかっただろうと思います。
昨年暮れに解散選挙をやった時点でそこまでは織り込み済みだったでしょう。
そのために審議時間を確保したものの、
やっぱり民主党は予算と関係ない事だけに時間を費やして終了・・・と。

たとえば「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」
なんてのもありますし、
少なくとも自民は民主党政権と違って
求めればそれぞれの委員会を開きます。

民主党政権では自分達の不祥事を追求させないために
民主党側が過半数を占めている委員達を欠席させて委員会を流会させたりするなどしていたので
予算委を使うしかありませんでした。

野田佳彦が首相に就任した直後に早くも閣僚の政治と金問題がすっぱ抜かれるや
国会の日程を四日間だけにして審議をさせずに国会を閉じようとしたこともありますし、
菅直人の時は安住淳が国対委員長として野党をだまして
野党の議員が帰ったのを確認してから与党だけで予算委を開いて
審議日程を一日だけにするという採決をやったこともあります。

貴重な時間をさんざん無駄遣いしておいて、
予算の無駄がーとか、公共事業は無駄だーとか繰り返しているのですから話になりません。


民主党と言えばブーメランが党の伝統芸となっていますが、
中川政務官の路チューの件でやっぱりブーメランを投げてきました。

【「やわな人間に務まらない」民主・榛葉氏、路上キスの中川政務官続投を批判】
民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は１１日の記者会見で、自民党議員との路上キス写真が週刊誌で報道された中川郁子農林水産政務官について「うつ状態で入院したとの一部報道が事実だとすると、入院しなければならない程度のメンタリティー（心理状態）だったら、政務三役を辞めた方がいい。柔な人間に務まる仕事ではない」と批判した。
　中川氏は１０日の衆院農林水産委員会で政務官を続ける考えを表明していた。
(2015/3/11 産経新聞)

路チューについてはお前のところの先輩議員の細野剛志にブーメランだからやめとけ。

中川政務官については中川息子にバトンタッチするまでの中継ぎでしょうから、
おとなしくしてろと言いたいですし、
路上でチューってどうして公人なのにやらかすんでしょうかね？
と思います。
それだけ調子に乗って舞い上がっていたのだろうと思います。


で、「やわな人間につとまらない」から「辞めろ」と民主党の榛葉は言っているわけですが、
一度に複数ブーメランを投げるあたりがよく訓練された民主党議員です。

岡田克也代表の今後の予定が以下。

【岡田代表、ＧＷにまた手術へ…統一選に影響懸念】
４月の統一地方選での、民主党の岡田代表の全国遊説が難しい状況になっている。

　今月６日に左目の網膜剥離の再手術から復帰したが、医師の指導もあり、長距離の移動など負担がかかる仕事を控えざるを得ないためだ。

　岡田氏は１３日の記者会見で「６、７割くらい（の仕事量）にせざるを得ない」と述べた。再手術から復帰後の１週間はドイツのメルケル首相との会談や、党内の会議に出席する程度にとどめた。コンタクトレンズから眼鏡に変更し、長時間の読書なども難しいという。

　統一地方選は、長妻昭、蓮舫両代表代行らが代わりに全国を回り、岡田氏の露出は限定的になる見通しだ。事実上の代表不在の選挙戦に、党内から「候補者の士気に影響する」との懸念も出ている。ただ、民主党が自民党との対決構図で戦う知事選は北海道と大分県だけで、「必ずしも代表が乗り出す必要はない」との声もある。

　岡田氏は、５月の大型連休をめどに、網膜を安定させる眼球内の人工液の除去手術を行う予定。本格復帰は、連休明けになりそうだ。
(2015/3/15 読売新聞)


やわな人間にはつとまらないので辞めたほうがいいですね（棒読み）

ちなみにこの記事はかなり岡田克也に配慮しています。

13日の会見で岡田克也は
「地方選の応援に行きますと言ったら選対委員長から治療に専念するようにと応援を断られた」
と言っていたので、
岡田が応援に来ると地方選挙で不利になるから治療を理由に断られたように思いますが、
読売の記事はかなりそのあたりを配慮して書いているのだろうと思います。



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