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2006年 02月 03日
あまりにひどい手法でシェアを獲得しようという姑息さに腹が立ってきてます。
少しこの問題を整理しておいたほうがよさそうなので再び取り上げました。 過去のはこちら (実は今働いている会社内の社員用端末に多く感染していて、 それが社内で使用している業務の一部ソフトウェアにトラブルをおこしています。) さて、解説ならばこのJWordの会長であり、親会社のGMOの会長でもある 熊谷氏のブログから引用させていただきましょう。 >●JWordは以下の二つの機能を持っています。 >★機能(1)アドレスバーに、日本語を入力 >(会社名・商品名)して、ドメインの代わりにWebサイトに誘導する機能(アドレスバー検索機能) >★機能(2)主要なサーチエンジンで、会社名・サービス名を(J)マークとともに表示する機能 >(サーチエンジン表示機能) そしてこのスパイウェアと同様の手法で配布(感染?)させているJWordの特徴をこう述べています。 >★特徴(1)競合参入が難しい。 >参入が難しい理由は二つあります。 >1)「アドレスバー検索機能」の実現は高度なオリジナルテクノロジーとプラグインの >配布が必要です。プラグインは約2700万台(05年9月現在)に配布しています。 >つまり、JWordプラグインは日本の2台に一台のPCに普及していることになります。 >つまり、私達はマイクロソフトの次にソフトを沢山配っている会社です。 >2)「サーチエンジン表示機能」の実現は大手サーチエンジン様との提携が必要です。 >私達は、MSN、グーグルを除く、ほとんどの大手サーチエンジンと業務提携を行い、 >さらに日本でナンバー1のユーザー数を誇るYahoo! JAPANさんと >JWord株式会社が資本提携をした上でこの事業を推進しています。 >Yahoo! JAPANさん約33.5%、GMOインターネット62.7%という資本構成です。 機能(1)に関しては、どう考えてもアドウェアと呼ばれるものと同じです。 わざわざどこかの企業のサイトへ行くために必ず検索する人なんてまずいません。 IEのお気に入りに入れれば解決です。 まして、本人が検索したいのに検索ではなくてJWordの広告主のサイトへジャンプさせられる。 しかも、本人が意図したものだったらすでにお気に入りに入れているでしょう。 機能(2)に関してですが、これも問題がある機能と言えます。 Jwordは検索エンジンではありません。 日本語検索と称していますが、 検索されることが予想される単語を企業に買ってもらって、その単語が入力されたらば 検索結果と称してその企業のリンクがリストアップされるわけです。 (一社独占で単語を買うとその企業の指定したサイトにジャンプされます) これは「検索結果を操作する」ことで情報操作する方法と言えます。 非常に危険な方法です。 googleの中国進出でもこのような事 が行われていますが、 特定の利益構造があって、その利益構造のために情報操作をするのと同じなのです。 つまり、JWordの機能は不要、むしろ害であると自分は考えます。 特徴(1)競合参入が難しい これ、うそです。 IEだとそもそもアドレスバーでの検索機能がついてますし、 わざわざ余計なプラグインを使う必要もありません。 また、プラグインのインストール数ですが、現在は3000万台を突破したそうです。 スパイウェアと同じ手法で配ってるのですから、当然数が増えて当たり前です。 しかも、スパイウェアとして削除されないために、 国内のウイルス対策ソフトウェアに対して、 JWordを検出・削除しないようにという活動をしています。 JWordの主張から引用してみます。 --------------------------ここから 【スパイウェアおよびブラウザハイジャッカーの定義について】 まず、スパイウェアおよびブラウザハイジャッカーの定義について、当社の見解を記述いたします。現在の段階では、スパイウェアおよびブラウザハイジャッカーという言葉で表現される範囲は曖昧であり、公式な定義は存在しておりません。そのため、以下の記述は、当社が調査して認識した見解であり、公式な定義ではないことをご了承願います。 [スパイウエアについて] スパイウェアとは、ユーザーに知られないようにコンピュータにインストールされるソフトウェアまたはハードウェアです。スパイウェアを外部からコントロールしたり、スパイウェアが送信する情報を取得することで、コンピュータ上のユーザー情報を取得することを目的としています。 [ブラウザハイジャッカーについて] ブラウザハイジャッカーとは、利用者の同意や承諾を得ることなく、Internet Explorer などに設定されているホームページや検索ページの設定を変更した上に、変更した設定を元に戻すことを困難にする目的で作成されたソフトウェアです。 多くのブラウザハイジャッカーは、Web サイトにアクセスしたときに ActiveX コントロールとしてダウンロードされます。また、一般的な方法によるアンインストールができないなど、アンインストールが困難であることを意図して作成されています。 【JWord プラグインがスパイウェアとして扱われる理由】 現在までの調査により判明した「JWord プラグインがスパイウェアとして扱われる理由」を考察とともに記述いたします。 ほとんどのスパイウェア検出ツールは、JWord プラグインをスパイウェアとしてではなく、ブラウザハイジャッカーとして検出します。前述のようにスパイウェアとブラウザハイジャッカーは異なるものであるため、利用者の情報を取得しないものをスパイウェアとすることには疑問がありますが、「スパイウェア検出ツールに検出されたからスパイウェアである」という結論にされてしまう場合が多いようです。 --------------------------ここまで 少なくとも過去、JWordはJWord自身が言うところのスパイウェアでした。 ActiveXのドライブバイダウンロードで勝手にインストールされるのはまさにその定義通りでしょう。 現状ではそこに文句を言われないように手段を変えたりなどしていますが、 シェアを確保したところでインチキを止めて、「うちはそんなインチキはしていない」 ということなんでしょうけど。 勝手にインストールされ、IEに設定されている検索ページの設定を変更します。 一般的な方法でアンインストールすることもできないようにしていました。 (今はアンインストールできるようになっていますのでアンインストールを行い、 即IEの制限付きサイトに登録してください) ということは、JWordはブラウザハイジャッカーの定義にも当てはまります。 >「スパイウェア検出ツールに検出されたからスパイウェアである」という結論にされている ひどいですね。 スパイウェア、ブラウザハイジャッカーとしての条件を満たしていたからこそ、 スパイウェア検出ツールに検出されているのです。 JWordがスパイウェアとして駆除されないために、ウイルス対策ソフトで 検出に引っかからないようにしようと躍起になっているわけです。 「国内のこれとあれとそのソフトではスパイウェアとして検出されない。 だからスパイウェアではない」 というむちゃくちゃな議論にすり替えるためです。 特徴(1)の2 これ、要するに普通の検索エンジンじゃないんです。 自分たちは無作為の検索エンジンとしての機能がないので、よその機能を借りてるだけです。 その検索の時に上のほうに自社の広告主のリンクを入れてくるわけです。 (しかも単語登録なので、たとえあまり関係が無くても検索される単語を企業が購入していたら、 その企業が検索リストに出てしまいます) シェアを獲得しさえすれば手段を問わないわけです。 ユーザーを軽視し、ユーザーに不利益があってもかまわないと言うのは間違っています。 ましてや実際に自ら意識してJWordを使っているユーザーの実数は恐ろしく少ないでしょう。 知っている人間は削除しますし、まったく知らない人間はそれこそJWordの意図したとおり、 わずらわしい企業の広告がヒットすることの理由に気づかないでしょう。 このような手法で確固たる地位を確保したとして、 のちのち、同様の手法を使った企業によってシェアを失ったときは いったいどういう言い訳をするのでしょうか? おそらく、そういう言い訳をするまえに、スパイウェアだとかなんだとか言うでしょうし、 政治的圧力も使うことが予想されます。 資本に伊藤忠やソフトバンクが入っていますし、電通と提携してますしね。 政治的な力もかなりあるからこそ、厄介でもあります。 参考としてこちらのリンクをおすすめします。 それでもJWordは嫌われる JWordはスパイウエア JWORDに感染してみました♪ Part2 またJWordのしつこい強制インストールを回避するために (Jwordプラグインがあったならばアンインストールも行ってください) こちらのリンク に置いておきましたレジストリファイルを右クリックで保存し、 ダブルクリックでレジストリ登録してください。 実行後、IEを開いて、 ツール→インターネットオプション→セキュリティ→制限付きサイトを選んで 「サイト」ボタンを押してwebサイトにjword関係のがまとめて登録されていれば成功です。 これで勝手なインストールを回避することができます。
by ttensan
| 2006-02-03 18:34
| PC/自作PC
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