テレビの流す情報を信じるから現実との歪みが生じる

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昨日の当ブログのコメント欄にて
ナニワの激オコおばちゃん様のコメントにありましたが、
ブログ主としての考え方を書いておこうと思います。


まず、国会議員が自分の地元への誘致活動を行うのはむしろ正しいのです。

九州北部はとくにかつての炭鉱で栄えたところですが、
炭鉱の衰退はイコール主要産業壊滅でもありました。

曽祖父の麻生太吉などが石炭の輸送を安定的な商売にすべく筑豊鉄道を引き、
のちにより広い地域の鉄道として地域に貢献させるべく
九州鉄道へと売却しそののちに国有化されました。

麻生太郎はエネルギーの切り替わりにより
炭鉱廃業となり大量の解雇が発生するところを
セメント会社として生まれ変わらせ雇用を守りました。

その後もあの手この手で企業を誘致したり、
食料品ならスーパーASOですし、
筑豊の生活を守ってきたのは麻生家と言っていい状態です。

これが麻生太郎の選挙の強さの源泉ともなっています。

地元を発展させてきた麻生は賄賂などは受け取っていません。

国会議員としての権力を私利私欲のために使ってきた
小沢一郎はその真逆で小沢への献金が少ない建設業者などは
小沢からの入札妨害等の嫌がらせを行われるので
渋々と小沢に献金を続けるという状況でした。

金丸信が小沢一郎を「豪腕」と評したのは
田中派が牛耳っていた当時の自民党での圧倒的権力を背景に
全国のゼネコンに脅しをかけて数日で巨額の献金を集めたからです。

金丸信はこの小沢の強引すぎるやり方に驚いて「豪腕」と、
そう評価したのです。

そいうのと違って他を害しないまっとうな手続きの範囲で
地元を発展させてなんの問題があるのでしょうか？

事業たわけや過度な円高誘導、公共事業絶対悪論に乗っかるなどして
地元の経済を崩壊させる馬鹿政治家なんて死ねばいいと思いますよ。


マスゴミと反日野党だけが「お友だちだから、お友達だから」
となんの証拠もなしに騒いでいる加計学園の件ですが、
むしろまっとうな経営者は趣味のときに余計な仕事の話はしないでしょう。
相手の立場も考えてお互いにきちんと線を引いたお付き合いをするものです。

まして加計学園に決定したのは愛媛県と今治市ですし、
補助金と土地の提供を決めたのも愛媛県と今治市です。

むしろ安倍総理は第一次安倍内閣のときに
今治市の獣医学部設置の件を門前払いにしています。

お友達だったからというのなら、
なんで第一次安倍内閣のときに門前払いになったのでしょうか？
安倍総理と加計孝太郎氏の間で
お互いが会っている時も余計な話はしていないからでしょうし、
きちんと節度ある大人の付き合いだからこそでしょう。

今回の獣医学部設置認可の件も
きちんと手続きを踏んで認可が行われたものであり、
お友達だから云々など一切関係ありません。

そもそも国家戦略特区の建て付け自体が
総理の名前を使って既得権を死守してる連中を突破するというものです。
座長の八田氏が言うように総理は追認するだけで
実質的な権限はありません。


１，設立計画を立てる
　↓
２，申請を出すために事前確認と称する担当官庁のチェックを通過する
　↓
３，申請を出す
　↓
４，申請が審査される
　↓
５，申請が認可される

この流れの中で、
文部科学省は２のところで門前払いするということを50年やってきました。
申請すら出させないのです。

そこで国家戦略特区として

１，設立計画を立てる
　　↓
２，国家戦略特区WGが吟味する
　　↓
３，申請を出す
　　↓
４，申請が審査される
　　↓
５，申請が認可される

というような形を取りました。
国家戦略特区で申請を門前払いさせないようにしている形です。

文部科学省としては審査させてしまうと
却下する理由をきちんと言わなければなりません。

「俺たちと獣医師会と獣医学部を持っている大学の利権を守るため」
なんて口が裂けても言えません。
そこで「獣医師は足りている」ということにして
その根拠を一切示さずに却下し続けてきました。

そして【文部科学省告示第四十五号】
で獣医学部の新設を認めない通達を出してこれを撤回していません。

文部科学省はこの告示発出後は
この告示を理由として申請すら出させずに門前払いにしてきました。

なお、文部科学省は国家戦略特区WGからの
「獣医師は足りているというのならその具体的な数字を出して下さい」
と言う宿題を３年放置しました。
数字を頑なに出さないくせに
「足りているから新設は認めない」
なんて通達を出して今でも撤回しないのが文部科学省です。

根拠を一切示さずに断言していいのなら
ブログ主だってここで一つ断言しておきますよ。
キダタロー先生はズラ。
・・・え？もうみんな知ってる？まじで？


文部科学省の役人としても
「時間を稼いでいれば、どうせ政権のほうが先に倒れる」
と数字などの具体的根拠は出さずに押し切ってきました。

今回の件では文部科学省による事前チェックのところを
国家戦略特区WGが行って申請を出させた形なわけです。

審査のところであからさまな嘘を言うわけにもいきませんし、
下手な条件を付けて却下しようものなら
現状でその条件を満たせていない大学はなんで認可されてんだよ
って話になりかねないので
文部科学省は尚更申請を出させないでやってきたと言えます。

さらに石破４条件が壁になりますが、
獣医師会と石破茂らが作ったこのハードルは
他の獣医学部が５０名の講師で足りる所を７５名以上としたものでした。
むしろ加計学園側はこれもクリアするべく人を集めました。

様々な条件をクリアされているので
獣医師会と文部科学省側は
とりあえずこの１校だけならということで
国家戦略特区側に条件をつけました。

後から申請していた京産大が排除された理由は
加計が総理とお友達だからとかではなく
利権をなんとしても守ろうとする獣医師会と文部科学省が
次善策として考えた落とし所が加計の１校だけにさせること
だったからです。

申請を出す前に追い返すということが
国家戦略特区の制度によってできなくなったからこそ、
下手な嘘を理由にして申請を不合格にできなくなって
通常の手続きに従って審査され認可を受けることができました。

加計学園の件については手続き上なんの瑕疵もありません。

むしろ獣医師会と文部科学省と、
石破茂らの族議員の下手な抵抗でハードルを上げられたために
講師の数などの環境面で既存の獣医学部よりも優位性を持っているのです。

これはもう既存の獣医学部よりもいいですね。
既存のものにはろくに実習がないようなところもあるそうですから。

既存の獣医学部をもっている大学はどこも定員オーバーで
しかも学校によってはろくに実習もしない儲かる商売だったわけです。

だから加戸氏が知事のときに獣医師政治連盟の北村と
日大の役員が加戸知事に接触して
獣医学部設置の申請をしないように圧力をかけたんです。

おっと話がそれかけました。

整理しましょう。


・岡山理科大学獣医学部の設置認可の手続きについて瑕疵はない

・加計学園を選んだのは今治市と愛媛県

・第一次安倍政権のときに却下されている

・国家戦略特区での議事録があり、総理の友達だのなんだの一切関係無い事が判る

・国家戦略特区は構造上、総理の名前を使って岩盤規制を突破する構造

・政治家が地元のために働いて何が悪いの？

・事業仕分けや円高誘導などで地元の産業を破壊する政治家はアホ。



孫正義のように菅直人とくっついて
太陽光パネルで庶民の生活を圧迫させて
その利益でボロ儲けしようとしたりしている事の方がよっぽど問題でしょう。

その後、野田佳彦が太陽光パネルの設置で稼ごうとしていた
丸紅の社長を官邸に呼び出し、
当時経営が危うくなっていた韓国ハンファの会長と引き合わせて、
国内企業からではなくハンファからソーラーパネルを調達させるようにさせました。

電気料金の値上げで原資を国民に負担させて
お友達のソフトバンクとボロ儲けというのが菅直人のやっていたことであり、

野田佳彦は大好きな大好きな韓国のために
日本国民にその元手を負担させる形にしたのです。

なんの国益にもならないどころかマイナスという
この政策の方がよっぽどおかしな話でしょう。


あ、そうそう
「あとは国会で議論してください」
とか言って逃げた怪文書を出してきた中村時広知事ですが、

【愛媛知事「捏造主張はいちゃもんレベル」　提出文書巡り】
　学校法人「加計（かけ）学園」の愛媛県今治市への獣医学部新設をめぐり、県の関連文書を参院に提出した中村時広知事は２５日の定例記者会見で、文書が捏造（ねつぞう）だという主張がインターネットなどで拡散しているとし、「いちゃもんのレベル。よほどこれが事実だと困る人がいるのかな」と述べた。文書には、安倍晋三首相が学園の加計孝太郎理事長と面会したなどと記録されていた。新たな文書の発見は現時点でないとした。

　県は２１日、参院の要請で、２０１５年４月２日に首相官邸であったとされる柳瀬唯夫・元首相秘書官と県職員らとの面会に関する文書計２７枚を提出。その中に加計学園からの報告として、加計理事長が首相と１５年２月２５日に１５分程度面会した、という内容が記されている文書があった。首相と学園側はいずれもこの面会を否定している。

　この文書の途中で字体が異なっている部分があることから、ネットなどで「不自然」との意見も出ていた。中村知事は「（文書は職員の）口頭報告用の備忘録。間違えてはいけないという思いが強く、強調したい部分の字体を変えるのは当たり前のこと」と述べた。「よほどこれが事実だと困る人がいるのかなと。正々堂々とやりましょうと呼びかけたい。いくらそういういちゃもん付けても、何事も正直、真実というのを覆すことはできない」と強調した。（前田智、大川洋輔）
(2018/5/25 朝日新聞)


おやおやぁ、メモということで内容の確実性についても含めて
国会で議論してくださいとぶん投げたくせに

「よほどこれが事実だと困る人がいるのかなと。正々堂々とやりましょうと呼びかけたい。いくらそういういちゃもん付けても、何事も正直、真実というのを覆すことはできない」

真実とまで言い切っちゃいましたね。

このブログで取り上げたように中村知事には前科があります。


その前にNHKのうまい記事を取り上げておきます。

【加計理事長と首相の面談「担当者から報告受けた」今治市長】
加計学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県が国会に提出した新たな内部文書で、３年前の２月に加計理事長と安倍総理大臣が面談したとされることについて２５日、今治市の菅良二市長は、あくまで伝聞だとしたうえで、「当時、理事長と安倍総理が会ったという話を学園から担当者が聞き、その報告を受けたと思う」と述べました。

加計学園の愛媛県今治市での獣医学部新設をめぐって、愛媛県は新たな内部文書を国会に提出し、この中には学園側からの報告として、今治市が国家戦略特区に提案する以前の平成２７年２月２５日に、加計理事長が安倍総理大臣と面談し、獣医学部の構想を説明したなどと記載されています。

一方、安倍総理大臣は、文書に記載された日に面会していないなどとして、文書の内容を否定しています。

今治市の菅市長は２５日夕方、記者団の取材に応じ、当日の面談について質問されたのに対し、「当時、『理事長と安倍総理が会った』という話を学園側から担当者が説明を受け、担当者からの報告に対し、『あ、そうなの』と答えたと思う」と述べました。

一方で「あくまで伝聞ではっきりとした記憶ではない。私どもが、２人がお会いしているのを見ているわけではない。官邸の記録なども無いようなので、白紙の中で考えないといけないなと思っている」と説明しました。
(2018/5/25 NHK)

今治市は
「担当者から理事長と安倍総理が会ったという話を学園側から聞いたという報告を受けたと思う」

と、説明しています。
時期は全く特定せずに「会ったという話を聞いたと担当者から聞いた」
この時点で「伝聞の伝聞」なのです。

そこですかさずNHKは次の行に
「2月25日に面談して云々」という文を入れています。

2月25日に会ったと今治市も認めたかのようにしているわけです。
今治市長ですら「伝聞の伝聞」だというのに、です。

そして首相動静を見れば安倍総理は朝から14時過ぎまでは国会審議で
官邸にいるはずなどなく、
その後もスケジュールが埋まっていて面会など不可能であることがわかっています。

このため、今治市長は「白紙で考えないといけない」と言っています。
自分が話をうまく進められていると見せたくて
「そういう話もしてもらえている」
という勝手な内容になっていた可能性が大いに有るわけです。

では、中村知事のお得意の怪文書の内容も考えて整理しましょう。


１）メモにある2月25日に面会を行うのは実質不可能

２）安倍総理も加計理事長も否定している

３）メモの内容について保証する事も「国会で議論してください」で投げた中村知事

４）メモの捏造疑惑に対して「いちゃもん」「真実を覆すことはできない」
　と、責任丸投げしていたくせに向きになって真実だと断言する中村知事

５）今治市長の段階ですら「伝聞の伝聞」情報でいつ理事長と安倍総理が面会したか特定できていない

６）そもそも面会していたところで法的になんら問題が無い

７）加計理事長と安倍総理の面会は平成27年2月よりも前にもあり、
　　その時は普通に官邸を訪れており、また2月の面会も密会にする必要性がない

８）メモには3月4日には学園と今治市長が面会して、ほぼ同様の説明があったとあるが、
　　今治市長はあくまでも「担当者から聞いた」であって面会はしていないので
　　メモの内容がここでも破綻している


補足情報としてこのブログで書きましたが
中村時広にはメモと称する怪文書を政治的使った前科があります。

・松山市のレッグの産廃処分場の環境汚染問題が発覚し、防止処理のために77億円の税金が必要と判明。

・中村時広知事は市長時代にレッグに対しては行政措置命令に従わせない判断をする

・中村時広が松山市長時代に産廃業者レッグとの癒着が指摘される

・松山市議会で中村時広と業者の癒着問題が議論の俎上に上がり始めると
　中村知事は「松山市の職員が作成した文書」を入手したとして怪文書を出す。

・中村知事の入手したという文書をもとに
「癒着していたのは松山市議４人！名前で書いてあるが名前はあえて出さない」
　と言い出す

・松山市議会は市の文書だというのなら市に返還をと文書の現物を渡すように要求

・中村知事は「私的なメモなので返さない」「公文書ならコピーがあるはず。だからやっぱり返さない」
　と言い出して現物を出すことを拒否

・中村知事が「７７億円の処分費用を県に補助してもらいたいなら４人の市議は名乗り出て県議会に出て来い」　と主張。

・松山市議会が文書の返還を求める決議を可決させる

・中村知事はそれでも返還を拒否

・中村知事のレッグとの癒着問題を県議会で追及された際に
　中村知事は質問にろくに答えずに「質問を撤回してください」を繰り返した。
（※質問を撤回させれば議事録から削除できる）

・産廃業者の問題を追っていた市職員が産廃課の課長
　（過去の文書を調査できる立場）
　に昇進すると自宅付近の山の中で死体となって発見された。



中村時広知事についてはむしろレッグと癒着して
結果的に７７億円も税金に損失を出させたのですから
この線から追及されるべき人物です。

怪文書を使って攪乱させる手も過去に中村知事が使った手法
というのがこれでわかると思います。

文書について責任を持たない事を言っていたくせに
捏造疑惑についてはむきになって否定して「真実を覆すことはできない」
とまで言い張るのですから
むしろ顔を真っ赤にして捏造を認めたようなものでしょう。

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