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2020年 01月 09日
当ブログは以下へお引っ越ししました。 (エキサイトブログの方は更新停止予定です) 人気ブログランキングに参加しています。 人気ブログランキングへ ---------
昨日のブログ記事にいただいたコメントを一つ取り上げたいと思います。 ----- HN:歴史を裁く愚かさ [インパール作戦が無かった場合のパラレルワールド] ブログ主は、そもそも日本が何故多大な犠牲を払ってまで「大東亜戦争」を敢えて敢行したのか解ってないようですな。 アカを批判しつつ未だにアカい思想が抜け切れないのは、きっと父親譲りの「遺伝病」のせいでしょうな。 「血は争えない」とは昔からいわれる言葉ですが、お気の毒としか言いようがないですな。 もし「インパール作戦」がなかったら、その後のインドを始めとするアジア諸国の独立運動もなく、白人によるアジアの植民地支配は今なお続いているでしょうな。 そして、その植民地支配体制は現在の日本にも及んでいて、しかも世界中が真っ赤に染まって今頃世界は「この世の地獄絵図」と化していることでしょうな。 【インパールの戦いが我々に残したもの】 http://nezu3344.com/blog-entry-4316.html 【世界は日本をどう見ているか】 https://m.youtube.com/watch?v=BBVhqkQ6_4I ----- 基本的にコメントを頂くのはありがたい事です。 ただ、このコメントは残念なのであえて取り上げました。 議論をするとか意見を言うのではなく 「おまえは馬鹿だから俺様が正しい事を教えてやる」 という大上段からのコメントなのですが、 こういう短絡的な思考にならないように心がける事が 物事を判断するにあたって必要だと考えています。 ブログ主が牟田口を批判すると必ず沸いてくるのが インパール作戦にはいかなる批判も許さないという立ち位置からのコメントです。 インパール作戦が後のインド独立に精神的に大きく寄与した・・はず。 ということらしいのですが別にブログ主はそういう方面の話をしたいのではありません。 インパール作戦が崇高な物語の原因になったから全肯定などというのは愚かな話です。 軍事行動である以上、 目的だって戦略上の目的、戦術上の大小の目的がそれぞれあり、 そのための作戦となるわけです。 作戦内容について批判することを許さない。 作戦指揮が明らかに狂っていた事を批判することも許さない。 今回取り上げたコメントをした人を短絡的と批判する理由がここにあります。 兵站をろくに考えず、精神論で突き進み、 あげく作戦が明らかに失敗している報告が次々に入っているのに 責任を負いたくないからと牟田口も上官の河辺も 双方が作戦中止を言い出せずに最悪の結果にまで至らせたのです。 特に牟田口の 「顔色を見て判断してほしかった」 なんて無責任にもほどがあります。 私の顔色を見て私を忖度して私の責任を軽くする形で 上官が作戦を中止してほしかったということですからね。 肝心な作戦そのものが無謀極まりない内容なのに 牟田口に花を持たせようとして 無謀な作戦内容を支持して実行に至らせた河辺正三の責任も大きいです。 ブログ主が牟田口廉也とインパール作戦を 批判的な文脈で取り上げると インパール作戦は崇高な結果をもたらせたものなのだから 批判するブログ主が完全に間違っている みたいな趣旨のコメントが必ず来ます。 良い悪いではなくブログ主が話している高さと 違う高さでボールを投げてきてもキャッチボールになりません。 日本は負けるべくして負けました。 ことインパール作戦についてはあらゆる作戦が場当たり的でしかない 当時の負けるべくして負けた日本軍の代表的な失敗の一例だと言えます。 仮にインパール攻略が成功したとして インド独立運動の活発化がおこったとして イギリスが対日戦を一時的に続けられなくなる程度のものでしかなく、 伸びきった兵站はどうするのか? 一時的にビルマ戦線を延命させたところで次の展開は? 本来なら「その後の展開」を考える戦略をきちっと立てるべきであり、 その戦略のための作戦でなければなりません。 ところが場当たり的にその場しのぎでその後の展開を考えないのですから 一つ二つ作戦が成功したところで戦略的敗北は不可避だったでしょう。 日本は負けたんです。事実として。 そして負けには必ず理由があること、 負けを分析して敗因をきちんと理解しなければ 同じ失敗を繰り返す可能性が高くなるだけです。 日本の組織の病気は今も昔も人脈や情などを優先に偏りがちなところにあると考えます。 適材適所ではなくコネだとか身内だとか後輩だったとか そんなので人事が選ばれがちです。 インパール作戦だって牟田口と以前に部下と上司の関係があった事や チャンドラ・ボースに惚れ込んでいたという河辺正三の個人的感情が 最終的には無謀な作戦を裁可してしまった原因であることは 河辺正三自身がのちに「情があった」と認めています。 牟田口廉也もインパール作戦さえなければ優秀な軍団長でした。 司令官になってからかつて軍団長だった自分が兵站軽視で否定したはずの インパール作戦を言い出したのです。 自分が安全な場所から命令を出す立場になったら方針変更ですからね。 今でも日本の組織で無能が出世して会社を潰す。 そういうのがしばしば見受けられます。 本来人事というのは「適材適所」を考えるものであるべきですが、 日本ではどうにもそうならない事例がそこかしこで見られます。 そうして本来であれば不適なはずの人が選ばれた結果、 会社の足を引っ張り、社員を路頭に迷わせる原因になる というのを私たちは繰り返し見ているはずです。 村社会型の日本だとどうしてもルールより人情優先みたいな事が起きます。 昨年暮れに更迭され辞職した総務事務次官も 日本郵政の上級副社長だった鈴木康雄元事務次官が 同じ省の同じ部署の先輩という立場だったことから 情報漏洩してしまったと語っていましたが、 日本だと本来優先すべきルールよりも こうした人間関係が優先になってしまう事例が少なくありません。 こういうのはどう考えても組織の腐敗を生むだけですが、 日本ではどうしても村社会的な構造が優先される事例が多く、 繰り返し失敗事例の原因として出てくるように思います。 組織論などを論ずるに当たってそうした失敗の典型的パターンであるために ブログ主はインパール作戦をよく使っているに過ぎません。 過去にはっきりとした失敗の事例がある以上、 同じ失敗を繰り返さないようにしなければなりません。 ついでにリーダー論にでも脱線しておきます。 日本では民主党系野党は 批判のための批判を行う旧社会党が看板を変えた政党でしかなく、 総理の行動についても批判のための批判に終始しています。 また、マスゴミも全く同様のパターンで批判のための批判しかしません。 そのため災害などが発生すると 現場に入らないと総理を批判し、 総理が現場に入ったら入ったでパフォーマンスだと総理を批判する ということを繰り返しています。 菅直人に至っては東日本大震災において パフォーマンスのために福一の現場視察を決定し、 それがために現場の作業を止めた事で水素爆発に至らせました。 米国のスリーマイル島の原発事故では うっかり大統領になってしまったジミー・カーターが 菅直人と同じようにヘリで現場視察へ。 その後の事故レポートで 「カーターの視察は現場の作業の邪魔にしかならなかった」 と書かれてしまいました。 偉い人が来るのだから現場はその態勢を作らなければならず どうやったって邪魔になります。 ですので日本のマスゴミと民主党系野党が煽る 「現場に総理が入らない」 云々という批判はまるで的外れなのです。 上の人間に求められるのは胆力です。 現場の人間に任せ、必要な権限を与え、 現場が結果を出してくれるのを耐えて待つ能力です。 ところが日本はマスゴミが扇動のために ありもしないリーダー論を御用評論家などにドヤ顔で語らせながら 的外れな行動をリーダーに求めてそれを根拠に総理を批判する ということを繰り返してきました。 なのでテレビを鵜呑みにする情弱層は 理想とするリーダー像として テレビ的な、交渉から人心掌握から軍事指揮から なんでもこなすカエサルのような人間を求めることになってしまいます。 そのカエサルの養子となりのちにローマ帝国初代皇帝となったオクタヴィアヌスは病弱でひ弱な人物でした。 軍事については軍事に長けた盟友アグリッパを信頼し任せるなど、 自身より適任と考えた場合にはそれぞれに信じて任せつつ 巧みに元老院を翻弄して元老院の実権を奪っていくなどして 着実に権力基盤を固めながら帝政を確立しました。 現代に求める理想像のリーダー像としては オクタヴィアヌスこそふさわしいと思います。 カエサルのようなスーパーマンなんて奇跡ですからね。 奇跡を待ち望んでガチャを繰り返しているうちに国が壊れますよ。 さて、立憲民主党と国民民主党が昨日合流交渉を3時間も行いました。 イランと米国できな臭い状況になっているというのに・・・です。 立憲民主党「国民民主党は金を寄越せ、一方的に吸収されろ」 国民民主党「合流して金を吸い上げられるだけとかないわー」 というようなことをやっています。 笑ってしまうのが合流交渉の党首会談を 「非公式」 という設定にしていることです。 【立民 国民 合流に向けて両党首が非公式に会談 】 (2020/1/8 NHK) よせば良いのに俺たちの方が上だという主張が第一の枝野幸男は 合流のための党首会談は1回だけだと言って 国民民主党側に脅しをかけたつもりになっていたので 党首会談の回数にカウントされないように「非公式」 ということにしたのでしょう。 立憲民主党の一方的な主張を考えれば 1回ですんなり決まる話ではないことは明らかで やはりまともな社会人としての経験がない立憲民主党の役員達には 交渉や議論のイロハのイがわからないという事だと思います。 自分たちが要求した条件が100%飲まれない限り絶対に認めない。 そんな交渉なんてのは普通ないんですよ。 普通は落とし所をどのあたりに見据えてその落とし所に向けて 「それじゃこのくらい」 みたいな感じで調整していくためにそれなりの条件を提示するものです。 でも素人だからそういう事ができません。 立憲民主党の目的は国民民主党の政党助成金を吸い上げることだけで、 役員などはいまの立憲民主党側が100%握り、 国民民主党側に実も名も与えない そんなのが一発で交渉の決着が付くはずがありません。 立憲民主党は代表などの人事について規定がありません。 今の菅内閣が席替えをしただけの役員構成で独裁を敷くためでしょう。 ろくに規定を作っていないのです。 そのことは昨年に国民民主党の玉木雄一郎代表に指摘されているのですが、 規定を整備する事については放置したまま、 要するに国民民主党に一方的に吸収されろという 枝野幸男の条件のままなら、 立憲民主党が選挙での候補者選定まで握ったままということになります。 これで国民民主党側が「はい、それじゃ吸収されます」 なんておとなしく従うはずがありません。 吸収されたら立民の気に入らない、 もっと言えば福山哲郎の気に入らない国民民主党所属の候補は 一方的い排除されて福山哲郎の選んだ人間に差し替えられかねないのですから。 元々まともな議論の出来ない人達なのですから もっともっと揉めていてください。 お次はフェイクニュースの朝日新聞の記者の 三浦英之なる人物のツイートをご紹介。 https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1214735548847292416 ![]() >米国が最初に国家としてイランの要人を攻撃した。 明らかにフェイクニュースです。 こうやって「反日、反米のために」 息を吐くように嘘を書けるようでなければ 朝日新聞の記者は務まらないのかもしれません。 もし意図しての嘘ではないのだとすれば ろくに調べもしないで自身の政治思想に基づいて記事を書くのが朝日新聞記者 ということでいいでしょう。 日本のマスゴミは反米、反日、反資本主義、反文明という基本思想があり、 その文脈に沿った形の情報にしようとするので きちんと情報が報じられません。 特に昨今は記者のレベル低下も手伝ってか 日本のテレビや新聞を読んでいると自体を全く把握できなくなります。 ちょっと整理しましょう。 ----- 10月2日、10月28日、10月30日、12月3日、12月5日、12月9日、12月12日、12月27日 イラクの米軍の駐留する基地に対してロケット弾などで攻撃が行われる。 ↓ 特に12月27日の攻撃はイラク軍基地に30発以上のロケット弾が着弾 民間人1人が死亡、米兵、イラク兵に負傷者を出す。 ↓ 米国はスレイマニの関与を主張。12月29日にヒズボラの拠点に精密攻撃を実施。 ↓ 12月31日イラクの米大使館が民衆に襲撃され建物が損傷 ↓ 米国はシーア派組織がデモを先導したと主張。 ↓ 1月3日、バグダッド空港にスレイマニ司令官とヒズボラのムハンディス司令官が到着 搭乗機に対して米無人機からミサイル攻撃が行われスレイマニとムハンディスが死亡。 ↓ イランのハメネイ師が報復を宣言 ----- そしてイランが報復攻撃を行うなどして現在にいたっています。 先に攻撃を仕掛けたのはイランとヒズボラです。 朝日新聞記者としては反米という自分たちの思想に沿った文脈にするために 悪いのはいつも米国ということにしてしまうのでしょう。 ちなみに12月31日の民衆を扇動して米大使館を攻撃させたというのは根拠のある話です。 中東を専門にしているマイケル・ドランのツイートが以下。 https://twitter.com/Doranimated/status/1212461632531685377 ![]() イランの工作組織の誰が扇動をやっていたかまで特定されているんです。 おまけにかつてオバマ大統領が こういう連中にお墨付きを与えるかのような事をやっていた写真付き。 ほんとオバマはろくなことしてない・・・。 かつての湾岸戦争みたいに大量破壊兵器がーとかいう話ではなく こういう証拠を固めた上でやっているんです。 米側はこうした特定を行って反論しているのです。 朝日新聞の三浦記者のツイートは 報道で飯を食っている人間としてお話にならないものだと言っていいでしょう。 --------- ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by Ttensan
| 2020-01-09 12:41
| 政治
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Comments(1)
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ブログ主様
いつも貴重な情報と分析をありがとうございます。本日はリーダー論やその背後の文化的背景まで紹介いただきとても興味深かったです。民主主義国家において、忍耐強いリーダーが出現するのはとても難しいのではと愚考します。リーダー論は人事制度にも直結する問題ですから、一朝一夕には改善されないのだと感じました。
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