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2020年 08月 27日
当ブログは以下へお引っ越ししました。 (こちらはミラーサイトです) 人気ブログランキングに参加しています。 人気ブログランキングへ ---------
忙しくてご報告が遅れておりました。 ご支援でお贈り物をいただきましたのでご報告とお礼を申し上げたく この記事を作りました。 まずはこちら、アベラワーアブーナをなんと2本も!! 本当にありがとうございます。 ![]() 最近はシェリー樽熟成ウイスキーをうたっているものも増えていますが、 このアベラワーのアブーナは そんなシェリー樽熟成のシングルモルトウイスキーの中でも オロロソシェリー樽で熟成するとどんな感じになるの? というシェリー系ウイスキーを知りたい方なら 是非とも押さえておきたい一本です。 スペインのいわゆる酒精強化ワインがシェリー酒ですが、 そのシェリー酒を作るのに使っていた樽、 特にアブーナは甘めのシェリー酒である オロロソシェリーを作っていた樽で熟成した濃いウイスキー同士をブレンド。 このときに加水して度数を調整することをほとんどせずに瓶詰めです。 このためたいていは60度前後で出荷となります。 (今回のものは61度) バッチごとに味わいが多少変わりますが、 (以前のバッチはたまに大きく変わっていた) シェリー酒由来の果実感のあるレーズンの香りが強く漂います。 口に含むと粘性すら感じる濃い黒糖のような甘み、 レーズン、ダークチョコ、わずかにプルーンと言った味が広がります。 甘みを感じた後にシェリー樽らしい スパニッシュオークのタンニンが後から追いかけてきます。 とにかくシェリー樽由来の味わいが濃いのです。 とにかく濃い。 シェリー樽熟成ウイスキーの爆弾みたいな一本が このアベラワーのアブーナです。 度数が60度前後になり強いですが、 ロックにするとシェリーの香りも抑え気味になってしまうので 是非ストレートでちびちびと。 なお、この濃ゆーい味は煙草や葉巻にも負けないので 好きな人は葉巻をくゆらせながら飲んでも良いと思います。 (申し訳ありませんが嫌煙警察はお帰り下さい) ゆっくり味わって飲むために スポイトなどで少しずつ水を加えて 甘さと香りのバランスの変化を楽しみつつ 自分の好みの味を探してみるのもいいでしょう。 アベラワーの通常品は甘みと香りのバランスがよい飲みやすい品の良い味なのですが、 アブーナだけはアベラワーの中である種異質です。 これがシェリー樽熟成ウイスキーだ!と と、一歩ずれたら下品と言われかねない主張の濃さが良さです。 オロロソシェリー樽で熟成するとウイスキーはどうなるのか、 そんな興味を持っている方、 またシェリー樽で熟成したウイスキーが好きという方にも。 シェリー樽熟成ウイスキーがより高価になっている最近。 1万円未満でガツンと味わえるので 押さえておきたい一本です。 あ、ぶっちゃけますが シェリー樽熟成と言えばウイスキーのロールスロイスとか言われてたマッ○ラン。 あれは最近のリニューアルで驚くほど味が落ちてるのに値段は高いです。 あんなのに比べたら遙かにアブーナの方がずっとお得で美味しいですよ! そういや芸人の三瓶の昔の芸名がロールスロイスだったんだよなぁ・・・(遠い目) 続きましてはこちら。 お贈りいただき本当にありがとうございます。 ![]() アル・カポネも愛飲していたと言われるテンプルトン・ライ。 そのためかカポネがアルカトラズ刑務所に収監されている時も あの手この手で差し入れさせたらしく カポネが入っていた独房からこのボトルが発見されたとか。 通常のバーボンはコーンを主体にライ麦、大麦などを混ぜて作ります。 アメリカの法律ではライウイスキーは原料の51%以上ライ麦を使っていれば名乗れます。 そんな中でライ麦を90%以上使用する独特のレシピで作られるのがこのテンプルトン。 たいていのライウイスキーがライトでスパイシー。 そんな感じになるのですが ライ比率が非常に高いこのテンプルトンの場合は しっかりしたバニラの香りに甘みとコクがありつつドライなキレのいい味になっています。 そこにどことなくイネ科の青っぽさがこっそりひっそり隠れている。 そんな味です。 是非ロックで! アメリカンウイスキーらしくオールドファッションドもいいでしょう。 まだまだ残暑が厳しいこんな暑さならミントジュレップがいいですね。 ![]() そしてライウイスキーと言えばやはり ライウイスキーを使ったカクテルの代表、マンハッタンでしょう。 誰が決めたのかしりませんがカクテルの女王とか言われています。 今回はテンプルトンのしっかりした味に合わせるために スイートベルモットはニガヨモギ、サフラン、バニラなど、 古いレシピを忠実に再現している こちらも存在感の強いカルパノ・アンティカフォーミュラ。 それでもテンプルトンは40度ですからね。 オーソドックスなレシピなら3対1の割合で混ぜるところですが、 テンプルトンを5、カルパノを1にしてステアします。 ![]() うん、うまい(語彙力欠乏症) テンプルトンのライ麦由来のコクにスイートベルモットの果実味を伴うコク。 しっかり味わえる一杯になりました。 たいていのバーがオールドオーバーホルトや普及価格帯のバーボンを使うところですが、 やはりしっかりした味にはしっかりしたベルモットを合わせるのがいいですね。 ライウイスキーをベースとしたカクテルと言えば ブログ主はオールドパルも好きです。 古い仲間とかそんな感じの意味ですが 100年前にはもう飲まれていたらしいカクテルの一つです。 ライウイスキー、ドライベルモット、カンパリで1:1:1の比率がよくあるレシピです。 が、カンパリよりも苦みも含めた味が濃いめなマルティニのビターをセレクト。 ![]() テンプルトンの持つ濃いめのバニラを中心とした香味に ビターリキュールの苦みが味を引き締める一杯。 言うまでも無く美味しいに決まってるわけですよ。 ついでにこの暑い時期に出回るスイカなんかも使いましょう。 スイカを潰した汁1に対してテンプルトンも1 スイカそのものは味が水っぽいですから シュガーシロップを1ティースプーン。 これをシェイクして茶こしで濾しながらグラスへ。 ![]() うん、うまい(土山しげるのグルメ漫画級の語彙力) やはり濃いめのバニラ香が主体となるバーボン系のウイスキーは 果物とも合わせやすいですね。 そしてこちらもご支援いただきましたのでご紹介。 お贈りいただきましてありがとうございます。 スコットランドの北、オークニー諸島のメインランド島にあるスキャパ蒸留所の看板ウイスキー。 スキャパ スキレン。 ![]() バランタイン17年のキーモルトの一つがこのスキャパ蒸留所のウイスキーです。 ちょっと前までは16年熟成などの熟成年数表記で売られていたのですが、 このスキャパ蒸留所は割と大変な時期がありまして、 1994年~1997年操業停止 1997年以降はハイランドパーク(近くにハイランドパークの蒸留所がある)のスタッフが設備維持のため毎年少しだけ稼働させていた。 と、かなり厳しい状況におかれていました。 2000年にはあわや閉鎖されかねない危機に陥ります。 その後もずっと閉鎖の危機にありましたが、 2004年にシーバスブラザーズ傘下になると設備増強が行われ ここでようやく本格的な蒸留を再開します。 スキャパは16年をフラグシップとして売っていましたが、 こうした背景があるためウイスキーブームで一気に原酒不足になったのでしょう。 熟成年数の表記がなくなり現在のスキャパスキレンへと置き換わりました。 熟成年数表記が消えた、つまりもっと熟成年数の短いものも使っている と言っても味の構成も変わっています。 以前のスキャパ16年よりも味のバランスとしてはしっかりしたものになっています。 スキャパはアメリカンホワイトオーク樽の良さをよく引き出していると思います。 華やかなヘザーの香りにパイナップルのようなフルーティさのある味が特徴的なウイスキーです。 フルーティさの後にほんのりとやってくるピートスモークが味を引き締めます。 まろやかで飲みやすいウイスキーで アードベッグやラフロイグのようなピートがっちがちの強烈なウイスキーと違い 飲み疲れせずに楽しめるウイスキーだと思います。 ウイスキー初心者の人にも飲みやすいのではないかと思います。 私はウイスキーはストレートが基本なのですが、ロックも良いと思います。 あ、ちなみにこちらを輸入販売しているサントリーの紹介はあまりアテにしないでください。 サントリーさんはシングルモルトであってもウイスキーのオススメの飲み方にほぼすべてハイボールがくるので・・・。 いやまぁハイボールでも美味しいのですけどね。 あと、ピートが苦手だという人も少なくないと思いますが、 スキャパのピートはおそらく内陸的なものです。 原料となる麦芽を乾燥させる工程でピート(泥炭)を炊いてスモークフレーバーを付けるわけですが、 ラフロイグのようないわゆる正露丸臭いといわれるピートはアイラ島らしいと言えるものです。 ピートも産地によっては成分が変わってきます。 ヒースが元になっていて塩っ気たっぷりの風を浴びるアイラ島のピートはヨード分が強く出るのですが、 逆にスコットランドでも内陸部のものはヨードっぽさ、 いわゆる正露丸臭さのないスモークフレーバーになります。 ニッカの余市で使われる北海道のピートは シダ系植物が中心となっているものらしく 同じピートでもやはりアイラ島のウイスキーのようなヨード感はありません。 スキャパは使用するモルトはスコットランド内陸で精麦されたものを仕入れているようです。 この時点でピートでの香り付けも行われているためでしょう。 味からもヨード感は感じません。 というわけでピートと聞いて警戒するような人にも 「大丈夫!飲みやすいから飲んでみて!」 と言える味になっています。 さて、能書きはこのへんにして 日本なら「乾杯」というところでしょうが スコットランドに敬意を表してここはゲール語で 「スランジバー!」(あなたの健康を祝して) 皆様のご支援本当にありがとうございます。 エネルギーを補充してまたブログを頑張って続けていきます。 --------- ↓良ければ応援クリックよろしくお願いします。↓
by Ttensan
| 2020-08-27 13:30
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